2017年お花見調査 

2017年03月16日
ウェザーニューズは、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通して『お花見調査』を実施し、その結果を発表しました。

延べ73,332人の回答をまとめた結果、花粉症や仕事などを理由にお花見に行かない人は4人に1人となりました。場所取りにかける時間は、全国平均で3.7時間、最も時間をかけるのは岐阜県で6.2時間でした。また、お花見場所への所要時間は全国平均2.1時間、お花見を楽しむ時間は2.0時間で、多くの時間をお花見に費やしていることがわかりました。このように日本人のお花見にかける情熱が表れた一方で、“ゴミを持ち帰らない”マナー違反を見かける人が66%にのぼりました。

【調査結果のポイント】

・4人に1人はお花見に行かない!? 花粉や仕事、人ごみ苦手がその理由

・お花見は遠出派?近場派?1番遠出は北海道で3.2時間

・場所取りする人は4人に1人、全国平均3.7時間、1位の岐阜県は6.2時間

・お花見時間は全国平均2.0時間、1位は京都府・高知県で2.4時間

・お花見予算No.1は不動の青森県、全国平均より930円も高い結果に

・知らないとマズイ!? みんながよく見かけるお花見マナー問題、“ゴミを持ち帰らない”が66%

・お花見弁当、関東南部や西日本は“購入派”、奈良県は“手作り派”


【調査結果】

◆4人に1人はお花見に行かない!? 花粉や仕事、人ごみ苦手がその理由

 3月2日、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通じて全国の会員に、「今年はお花見何回行きたい?」と質問し、“行く予定なし”“1回”“2回”…“5回”から選択いただくとともに、“お花見回数を左右する要因”をフリーコメントで回答いただきました。全国9,733人から寄せられた回答をもとに集計した結果、お花見回数の全国平均は1.4回となりました。1番多かったのは“1回”で33.7%、“2回”は22.2%でした。今年は74%がお花見に行く予定ですが、その一方で“行く予定なし”は25.9%と2番目に多く、4人に1人はお花見に行かない(行けない)ということがわかりました。“行く予定なし”の理由としては、「花粉症なので外に出たくない」「仕事が繁忙期で」「人ごみが苦手」などの回答が多く挙がりました。中には「毎日、自宅から花見が出来るので」とうらやましい回答もありました。  都道府県別でみると、お花見回数が最も多いのは山形県で2.2回、次いで佐賀県、秋田県、富山県が1.9回でした。1番少なかったのは沖縄県の0.8回で、「沖縄では、宴会をしながら花見をする習慣は無い。眺めるだけです。」という回答もあり、地域によって異なるお花見文化が浮き彫りとなりました。

◆お花見は遠出派?近場派?1番遠出は北海道で3.2時間

 3月3日、「お花見場所への所要時間は?」と質問し、“1時間未満”“1時間”“2時間”…“23時間”“24時間”から選択いただきました。全国8,508人から寄せられた回答を集計した結果、所要時間の全国平均は2.1時間となりました。都道府県別にみると、遠出派が1番多かったのは北海道で3.2時間、次いで石川県が3.1時間、岐阜県が3.0時間でした。一方、近場派が1番多かったのは富山県で1.1時間でした。富山県は、場所取り時間(45位)やお花見時間(46位)でも下位でしたが、お花見に行く回数は全国2位でした。時間をかけず手軽に近場のスポットに、数多く行きたいという富山県民独特のお花見文化があるのかもしれません。

◆場所取りする人は4人に1人、全国平均3.7時間、1位の岐阜県は6.2時間

 3月4日、「お花見の場所取りは何時間前?」と質問し、“場所取りはしない”“0.5時間”“1時間”“1.5時間”…“23.5時間”“24時間”から選択いただきました。全国7,573人から寄せられた回答を集計した結果、場所取りする人は24%と4人に1人にのぼり、全国平均で3.7時間となりました。都道府県別にみると、最も場所取りに時間をかけるのは岐阜県で6.2時間、次いで広島県の5.6時間、鳥取県の5.5時間、青森県の5.1時間と続きました。1位の岐阜県は、お花見場所への所要時間(3位)、お花見時間(5位)でも上位にランクインしており、お花見のためには時間を惜しまない県民性があるのかもしれません。一方、最も場所取りに時間をかけないのは、お花見の習慣が無いと言われる沖縄県で1.1時間、次いで和歌山県が1.5時間、富山県が1.6時間、宮崎県が1.7時間となりました。

◆お花見時間は全国平均2.0時間、1位は京都府・高知県で2.4時間

 3月5日、「お花見を楽しむ時間は?」と質問し、“お花見をしない”“1時間”“2時間”…“23時間”“24時間”から選択いただきました。全国8,838人から寄せられた回答を集計した結果、お花見時間の全国平均は2.0時間となりました。都道府県別にみると、最も長時間楽しむのは京都府と高知県で2.4時間、次いで北海道と青森県が2.3時間でした。桜名所が多数ある京都府では、いくつかの名所をはしごしてお花見することが多いと考えられます。高知県はお花見回数でも5位にランクインしており、桜をたっぷりと楽しみたいという県民性があるのかもしれません。

◆お花見予算No.1は不動の青森県、全国平均より930円も高い結果に

 3月6日、「お花見予算はどのくらい?」と質問し、“0円”“500円”…“9,500円”“1万円”から選択いただきました。全国8,638人から寄せられた回答を集計した結果、お花見予算の全国平均は2,237円となりました。都道府県別にみると、1番予算をかけるのは今回も青森県の3,167円で、全国平均より930円も高い結果となりました。過去3回のお花見調査でも本項目は毎回1位で、不動のNo.1をキープしています。青森県は、お花見回数(7位)や所要時間(4位)、場所取りの時間(4位)、お花見の時間(3位)と全ての項目で上位にランクインしており、お花見への情熱あふれる県民性がうかがえます。

◆知らないとマズイ!? みんながよく見かけるお花見マナー問題、“ゴミを持ち帰らない”が66%

 3月8日、「お花見でのマナー、年々悪くなっていると思いますか?」と質問し、“思う”“思わない”の二択で回答いただきました。全国7,593人から寄せられた回答を集計した結果、残念ながら“思う”が67%で7割近くに達しました。  3月9日には「お花見でよく見かけるマナー問題は?」と質問し、“ゴミを持ち帰らない”“桜を傷つけている”“大声で叫んでいる”“あまり見かけない”から選択いただきました。全国8,637人から寄せられた回答を集計したところ、“ゴミを持ち帰らない”が断トツの66%、次いで“大声で叫んでいる”が16%という結果となりました。お花見の後は、美しい姿で楽しませてくれた桜に感謝の気持ちを込め、後片付けなどしっかりとマナーを守りたいものです。

◆お花見弁当、関東南部や西日本は“購入派”、奈良県は“手作り派”

 3月10日、「お花見弁当、何派ですか?」と質問し、“自宅で作って持って行く”“購入(1人1,500円未満)”“購入(1人1,500円以上)”“持って行かない”から選択いただきました。全国9,910人から寄せられた回答を集計した結果、1番多かったのは“購入(1人1,500円未満)”で37%、次いで“持っていかない”が32%、そして“自宅で作って持って行く”という手作り派が21%でした。都道府県別にみると、関東南部や西日本などは“購入派”、北日本や北陸、山陰では“持って行かない”、そして唯一、奈良県だけが“手作り派”が多数という傾向がみられました。

◆あったら良かったお花見グッズBEST10

 3月7日、「あったら良かったお花見グッズを教えてください」と質問し、フリーコメントで全国3,902人から回答をいただきました。回答が多かった順にランキングにしたところ、1位はひざかけ、次いで2位はイス、3位はカイロとなりました。お花見の頃は春とは言え、屋外に長時間いるにはまだまだ寒い時期のため、防寒グッズのランクインが目立ちました。特に夜桜見物の際など、もっとお花見を楽しんでいたいのに寒さで限界…とならないよう、寒さ対策にお役立てください。

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