第7回『個人投資家に対するJリート認知度調査』(2016年12月) 

2017年01月23日
不動産証券化協会は、個人投資家における J リートの認知度を把握することを目的にアンケート調査を実施しました。調査の概要および結果は以下の通りです。

<調査概要>
実施期間:2016年12月2日(金)~12月6日(火) ※隔年調査
調査方法:インターネット・アンケート調査
サンプリング:日経リサーチ保有のインターネットモニター
対象地域:全国
対象者:個人投資家(貯蓄と保険以外の金融商品の保有者)
回答数:1,100 件

【調査結果のポイント】

(1)J リート及び J リート関連商品の認知度は上昇の傾向
J リートについて、「名称も内容も知っている」(注)と回答した投資家の割合は 36.4%(前回 32.5%)、「名称だけ知っている」と回答した投資家の割合は 35.8%(前回34.6%)であり、J リートの認知度に上昇の傾向が見られる。
 両者を合わせた「J リート認知者」の割合は 72.2%(前回 67.1%)である。
 また、「J リートを投資対象とする投資信託」や「J リートの ETF」についても同様の傾向が見られる。

(注)「名称の他、商品の概要や特性、主要銘柄等をある程度知っている」場合に選択

(2)J リートの保有は横ばい、J リートを投資対象とする投資信託の保有は上昇の傾向
J リートについて、「現在保有している」と回答した投資家(認知者ベース)の割合は 15.6%(前回 15.9%)、過去の保有を合わせた保有経験者の割合は 24.3%(前回 25.2%)とほぼ横ばいの状況である。
 一方、J リートを投資対象とする投資信託については、「現在保有している」投資家の割合は、前回の 9.7%に対し 14.2%となり上昇の傾向が見られる。

(3)倍増ペースで拡大してきた J リートに対する新規・追加投資の意向に変化
J リートについて、「新規または追加での投資を具体的に考えている」と回答した投資家の割合は 12.1%で前回の 16.6%を下回った。これまで 4.1%から 8.7%、16.6%と倍増のペースで拡大してきた新規・追加投資の意向に縮小の変化が見られる。
 「投資(追加投資含む)に興味をもっている」投資家の割合は 29.6%(前回 28.1%)とほぼ横ばいの状況。

(4)J リート保有者・投資意向者が J リート投資で重視/最重視する項目は「収益の安定性」と「分配金利回り」
Jリート保有者及び投資意向者がJリート投資で重視する項目は、「収益の安定性」が 73.9%、「分配金利回り」が 70.9%と、他の項目を大きく引き離している。重視する項目の順位に前回からの大きな変化は見られない。
 最も重視する項目は「収益の安定性」が 38.7%、「分配金利回り」が 26.1%と両者で 6 割超の回答を占める。本順位にも大きな変化は見られない。

(5)J リートを保有しない理由の上位は、「投資する資金がない」と「商品特性が分からない」で変わらず、「期待する利回りに合わない」と「不動産市場が思わしくない」の割合が上昇
J リート非保有者が J リートを保有していない理由として、前回同様、「投資する資金がない」(35.2%)、「商品特性が分からない」(25.7%)が上位に位置する。
 「期待する利回りに合わない」が 18.4%(前回 11.8%)、「不動産市場が思わしくない」が 17.5(前回 11.6%)と前回に比べ回答の割合が上昇した。

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[不動産証券化協会]
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