ハロウィンに関する調査(LINEユーザー対象) 

2016年11月18日
LINEは、LINE Research Platform×博報堂共同研究プロジェクト『若者インサイトラボ』の調査結果を発表しています。
第一回『ハロウィン調査』の結果をご紹介します。

【調査Summary】

・ハロウィンは、女性中心に盛り上がってきたイベント
・参加率は女性に比べ低いものの、お金を使っているのは男性
・市場規模ではバレンタインを超えたと言われるが、国民的イベントとしてはままだまだ新顔のポジション

【調査結果】

①ハロウィンの参加状況
まず、ハロウィンに関連することをした人のボリュームを見てみたところ、
・参加率は昨年並み
・男性に比べ、女性の参加率が高い
という結果であった。

参加の詳細をみていくと、女性は、世代ごとにそれぞれ異なる楽しみ方をしていることがわかった。
・10代女性
ハロウィン仕様のお菓子を食べたり、フェイスペイントをして写真を撮って、SNSのアイコンをハロウィン仕様に。
・20代女性
10代と同様にハロウィン仕様のお菓子を食べたり、写真を撮ったりに加えて、テーマパークに行った人が多いのが特徴的。
・30代女性(ママ層)
子供に仮装させて、グッズを購入して、家をかざりつけして、おうちでハロウィン。

②ハロウィンに参加した理由
上記で触れたように、女性のほうが積極的に参加しているが、参加理由においても、女性の盛り上がりが感じられる。
・10代女性は、「盛り上がれるから・はしゃげるから」
・10代~20代前半女性は「仮装」。「仮装がしたい」、「おそろい仮装がしたい」
・30代以上女性(ママ層)は、「毎年の恒例行事として楽しみにしてるから」。家族イベントとして定着している様子が伺える
一方で、男性は、「周りに誘われたから」が全世代で高く、女性ほどの熱量は感じられない。

③ハロウィン関連で使った金額
しかし、参加度合いとは相反して、ハロウィン関連の出費が高かったのは、男性という結果。
例えば、「仮装」に使った金額が「5,000円以上」のボリュームが、女性8%に対し、男性は15%と2倍ほどの開きがあった。
男性は、参加率は女性よりも低いものの、「参加者はがっつりお金を使う」傾向がある。
対する女性は、あまりお金を使わずに上手に準備をしているようだ。
なお、ハロウィンに使った金額を昨年と比較してみると、【昨年4,312円 → 今年5,273円】と、上昇している。
参加率は昨年並みだが、使う金額は上昇している、つまり「参加者内の熱は高まっている」といえる。

④昨年に比べ、今年のハロウィンのほうが盛り上がっていたと感じるもの
全体ボリュームでは、「テレビやマスコミなどの報道」が一番高い。
次いで「SNSでの投稿」が高いが、特に10~20代女性で高い点が特徴的だ。
他にも世代によって傾向が分かれたものは、以下のとおり。
・20代までの若者では友達とハロウィンを楽しむので、「友達同士の話題」が高い
・30歳以上の女性(ママ層)は、おうちハロウィンが主流のため、「ハロウィン関連の食品」、「地元の街の様子」が高い

⑤ハロウィン参加歴
続いて、ハロウィンにどのくらい前から参加し始めたのかを分析した。
・女性は「3年前~5年前から」・「それ以前から」
・男性は「今年から」
が多く、ここからも、ハロウィンは女性から広がっていったことが伺える。

⑥来年のハロウィン参加意向
ここまで、女性を中心にハロウィンが行われてきた点に触れてきたが、次に、今後について触れていきたい。
来年の意向を見ると、やはり女性の意向が高く、特に10代女性が盛り上がっている。
一方男性はというと女性に比べ意向が低く、特に20代以上になると「したいと思わない」ほうが多くなる。
続いて、ハロウィンの参加歴別にも見てみよう。
参加歴が長いほど、来年の意向も高くなっている。
このことから、ハロウィンは『今後も女性を中心に盛り上がり、定番イベントとして定着していく』と考える。

⑦ハロウィンの位置づけ
最後に、主要イベントと比較して、「ハロウィンはどのポジションまできたのか」を分析してみた。

※以下のイベントを、「より気分が盛り上がる順番」に並べ替えてもらった。順位ごとにスコアを付与し、その平均値を算出したのが下記の表である

・自分や周りの誕生日
・クリスマス
・夏休み
・バレンタインデー
・ハロウィン

その結果、ハロウィンは、「すべての世代において一番低い位置」であった。

総括すると、ハロウィンは、
『市場規模はバレンタインを超えたが、国民的イベントとしてはままだまだ新顔のポジション』
といえるのではないか。

⑧おまけ: 今年目立っていた仮装ランキング
今年のハロウィンで見かけた仮装の中で、「目立っていた仮装」を答えてもらった。
以下は、その中から、キャラクターについて抜粋したランキングである。

9月末から一気に話題の人となったピコ太郎が1位。
また、ポケモンGO、米大統領選、安倍マリオなどに関連する、今年の時事を踏まえた仮装がランクインした。


【調査概要】
・LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
・実施時期と有効回収数:
  事前調査 2016年10月25日 (5,433s)
  事後調査 11月1日 (5,373s)
・性別年代構成比を市場にあわせてウェイト調整

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