既婚男女間での「意識のズレ」と「家事不均衡問題」(生活者総合ライフスタイル調査より) 

2017年03月13日
リサーチ・アンド・ディベロプメントは、2016年10月に18~79歳の首都圏の一般生活者を対象に「生活者総合ライフスタイル調査システム CORE 2017」を実施いたしました。

『CORE』は30年以上にわたり毎年実施している自主調査であり、生活意識態度を多岐にわたり継続して聴取しています。
今回は、夫婦間における家事協力の実態と、男女双方での家事協力意識のズレについての調査結果をご紹介いたします。

【調査結果】

“家事や育児の協力意識に男女差。男性が思うほど女性は協力してもらっていると思っていない”

・既婚男性は「夫婦だけで過ごす時間を大切にしている」「結婚記念日はお祝いしている」など、夫婦の時間を大切にする意識が既婚女性と比べて高い傾向。
・一方、既婚女性は「家族の誕生日をお祝いしている」「食事は家族と一緒にするようにしている」「家族で行事を楽しむ」など、 家族で過ごす時間を大切にする意識が既婚男性と比べて高い傾向がみられる。
・「家事や育児は協力してやっている」は男女での意識の差が大きく、男性の協力意識より女性の認識は低い。

“「共働き世帯においても女性の家事負担は圧倒的に大きい”

・どの家事においても実施割合は女性の方が圧倒的に高く、専業主婦と有職者の間でも大きな差はみられない。
・家事の種類別でみると「料理」 「洗濯」 「ゴミ出し」は、夫婦共働きの男性(妻が有職者)が片働きの男性(妻が専業主婦)と比べてやや高め。 また、「食器洗い」は、夫婦共働きの男性(妻が有職者)が片働きの男性(妻が専業主婦)と比べて13pt高く、約5割に上る。

“女性は男性ほど「結婚した方が幸せ」「配偶者は心の支え」とは感じていない”

・「結婚した方が幸せ」「配偶者は心の支えである」は、既婚男性よりも既婚女性の方が低い。 特に「結婚した方が幸せ」の「そう思う」は既婚男性43%に対して、既婚女性26%と、既婚女性が17pt下回る。
・「家族は心のよりどころ」では、男女で大きな差はみられない。


【調査概要】
調査名: CORE 2017 マスター調査
調査地域: 首都圏40km圏(調査地点 200地点)
調査対象: 18~79歳男女個人
サンプル数: 有効回収 3000サンプル (人口構成比に合わせて、性×年代別を割付)
サンプリング手法: 住宅地図を用いたエリアサンプリングで抽出
調査手法: 訪問・郵送併用の自記入式留置調査
調査時期: 2016年 10月実施(毎年1回 10月実施)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[リサーチ・アンド・ディベロプメント]
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