EC調査 化粧品編(3)重視するコンテンツ、商品の選び方(20~40代女性対象) 

2017年03月02日
BWRITEが、20~40代の女性300人に対して2016年12月に実施した「ECについての意識調査」。今回は「化粧品編」第3回レポートとして、購入サイト/アプリ内で重視するコンテンツや、商品の選び方についての年代別分析結果をお届けしています。
調査結果からは、年代によって重視する情報が大きく異なっていることが明らかになりました。

【第3回レポートでの調査項目】※年代別で分析
▼サイト/アプリ内での商品の探し方
▼商品詳細ページで重視している項目
▼サイト/アプリ内の各コンテンツを参考にする度合い

※今回の調査での「EC」はBtoCのみを指しており、フリマアプリなどのCtoC(個人間取引)は除きます。

【調査結果の一部抜粋】

■商品の探し方、40代は「自身の購入履歴」、20代は「クチコミランキング」が1位に。
全体的には、「アイテム名」「ブランド名や商品名」での検索が主流。
女性たちはサイトやアプリ内で、どのようにして購入する化粧品を探しているのでしょうか。全体では、「アイテム名」「ブランド名や商品名」などでの検索が主流のようです。

20代では、「クチコミランキング」が「アイテム名」「ブランドや商品名」と同率で1位となっており、他の年代よりも、ユーザーのクチコミを重視する傾向が見られます。また、「自身の購入履歴から」という回答も多く、ほしい商品が決まっている状態でサイトを訪れる20代女性も少なくありません。

なお、「特集コーナー」との回答は、20代ではわずか8.0%と1割を下回っています。この年代の女性は他の年代に比べて、特集コーナーを見て購入商品を選ぶことが少ないようです。

30代では1位は「アイテム名」、次いで「商品カテゴリ」「売れ筋ランキング」という順位です。サイト内でまず「アイテム」や「商品カテゴリ」で商品を絞り込み、「売れ筋ランキング」をチェックして商品を選ぶ、という女性が主流のようです。

40代では「自身の購入履歴」という回答が最も多く、同じ商品をリピート購入する女性が多いことが伺われます。なお、40代では「価格帯で検索して」の割合が低く、他の年代よりも価格以外の要素を重視する傾向があるようです。

■サイト内で参考にするのは、年代を問わず「ユーザーのコメント」!
20代は「視覚情報」、30代は「文字情報」、40代「効果・効能」を重視する傾向あり。
では、それぞれの年代で、サイトやアプリ内の各コンテンツを参考にする度合いにはどのような違いがあるのでしょうか。どの程度参考にしているかを点数化し、全体と各年代とで平均値を算出しました。

全体では、どの年代でも「クチコミランキング」「商品レビューのコメント」「商品レビューの満足度表示」を参考にするという意見が上位。年代を問わず、ユーザーのコメントを重視するという声が多数派のようです。

年代別の特徴を見ると、20代で、ほぼ全てのコンテンツについて、他の年代よりも「参考にする」と答えた度合いが低めなことが目を引きます。特に「特集コーナー」「おすすめ商品・レコメンド」については、唯一20代のみ、参考にしないという回答が上回っています。一方、この年代でもっとも参考にする度合いが高かったのは「クチコミランキング」「商品レビューのコメント」「使用イメージがわかる写真」でした。

30代では、ほぼ全ての項目で他の年代よりも参考にしている度合いが高く、サイト内のさまざまな情報を参考にしているようです。30代は、商品の探し方で「自身の購入履歴から」と答えた割合がもっとも低かった年代でもあります。積極的に情報を比較検討し、よりよいものを探し求める傾向がもっとも強いと言えそうです。

40代では「専門家や有名人のおすすめ」について、他の年代よりも若干参考にする度合いが高めです。これには、肌の悩みが増えてくる40代で、「効果・効能」を重視する傾向が強いことが関係しているように思われます。


<調査概要>
調査名:「ECについての意識調査【化粧品編】」
実施期間:2016年12月22日(木)~12月26日(月)
調査対象・人数:Fastaskモニター会員である20~40代の女性300名(有効回答から300名を抽出)
(年代割付:20代、30代、40代 各100名ずつ)
調査方法:WEBアンケート方式
調査企画・設計/調査主体:BWRITE(運営: ADDIX)
テキスト分析:ADDIX アナリティクスユニット
調査実施機関:ジャストシステム「Fastask」

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[BWRITE]
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