日本人の日ごろの健康意識・取り組み調査(20~59歳の男女対象) 

2017年02月28日
マクロミルは、4/7の「世界保健デー」を前に、日本人の日ごろの健康意識・取り組みを調査。
4月7日は、「世界保健デー」。WHO(世界保健機関)は毎年国際保健に関するテーマを定めて、世界的な取り組みを呼びかけており、2015年は「食品安全」、2016年は「糖尿病」、2017年は「うつ病」がテーマに選ばれています。「世界保健デー」は健康について考えるよいきっかけとなりますが、日本人は普段からどの程度健康を意識しているのでしょうか。全国1,000名に調査してみました。

【調査Topics】

・81%が自分の健康に関心あり、健康の維持・向上に取り組んでいる人は52%で30代が最低
・9割もの人が身体に何らかの不調を抱える、不調の1位は全年代で「肩こり」
・1年以内の「健康診断」受診率は65%、「専業主婦(主夫)」の受診率は35%に留まる
・スタートして約1年の「かかりつけ薬局・薬剤師」制度認知は13%に留まる

【調査結果】

【1】 81%が自分の健康に関心あり、健康の維持・向上に取り組んでいる人は52%で、30代が最低

自分の健康への関心度合いを聞いたところ、全体の81%が関心があると回答しました。年代があがるほど関心度は高まります。

また、自身の健康を維持・向上させるために取り組んでいることがある人は全体の52%でした。年代別にみると、20代50%、30代46%、40代53%、50代57%で、30代が最低となりました。

取り組んでいる内容としては、食生活や適度な運動をあげる人が多い中、以下のようなものもあがりました。(自由回答より抜粋)

・ストレスを溜め込まないようにする。とにかく眠たくなったら寝る。(38歳、男性)
・体の冷えを取るために入浴時バスソルトを入れたり温度管理をしたりしています(29歳、女性)
・水を定期的に飲む。よく噛む。(22歳、男性)
・家事を、余計な動きを加えながらこなしてます。(洗い物をしてる時にかかとを上げ下げしたり、洗濯物を乾燥機から取り出して畳むのに1枚ずつ出してスクワットしたりなど)(44歳、女性)
・定期的に健康診断を受け、必要があればすぐに治療する。(52歳、女性)

【2】 9割もの人が身体に何らかの不調を抱える、不調1位は全年代で「肩こり」

今現在、身体に不調を感じたり悩んだりしていることについて聞いたところ、実に88%が何らかの不調を感じたり悩みを抱えていることがわかりました。身体の不調1位は「肩こり」46%で、20代から50代の全世代において最多の悩みであることもわかりました。

なお、2位は「腰痛」34%、3位は「頭痛」31%、4位は「倦怠感・疲れが取れない」30%、5位は「眼精疲労」27%という結果でした。今の時期に多い「花粉症」は6位で25%。4人に1人が悩んでいるようです。

【3】 1年以内の「健康診断」受診率は65%、受診率が最も低いのは「専業主婦(主夫)」で35%に留まる

労働者の場合、雇用主が労働者に対して1年に1回以上受けさせることが義務付けられている「健康診断」ですが、直近1年以内の受診率は65%でした。また、1年以内の受診率が最も高かったのは「公務員」で80%、最低は「専業主婦(主夫)」で35%でした。

過去3年間で「健康診断」を受診していない人(全体の26%)に対し、受診しない理由を尋ねたところ、最も多かったのは「健康診断に行く時間が取れないから」31%で、次いで「行くのが面倒くさいから」25%、「健康診断にかかるお金がもったいないから」23%と続きます。

【4】 スタートして約1年、「かかりつけ薬局・薬剤師」制度の認知は13%に留まる

2016年4月にスタートした「かかりつけ薬局/かかりつけ薬剤師」制度について認知状況を尋ねたところ、内容まで知っている人は13%に留まりました。ただし、制度内容※を説明したうえで実際に「かかりつけ薬局・薬剤師」を持っているか尋ねたところ、20%が持っていると回答しました。

※「かかりつけ薬剤師・薬局」とは、自分で選んだ薬剤師・薬局に、自分の薬の服薬状況を把握してもらい、薬の飲み合わせや副作用などの相談を始め、日常の健康相談に24時間応じてくれる役割を担います。


【調査概要】
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20~59歳の男女(マクロミル提携モニタ)
割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計1,000サンプル
調査期間:2017年2月20日(月)~22日(水)

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