2016年好調カテゴリーランキング 

2017年02月14日
インテージでは、国内最大規模の消費者パネル、SCI(全国消費者パネル調査)(*1)の購買データを元に、『2016年好調カテゴリーランキング』として、2016年に消費者の平均購入額が増加した日用消費財カテゴリーを発表しました。

トップ3は、「甘酒」「蜂蜜」「ドリンクヨーグルト」。他にも「もずく、めかぶ」や「トマトジュース」など、健康関連のカテゴリーが多くランクインしました。好調の背景や消費者への浸透状況からみえる変化をひも解きました。

*1:SCI(全国消費者パネル調査)
全国男女50,000人のパネルモニターによる食品(生鮮・惣菜・弁当などを除く)・飲料・日用雑貨品・医薬品に関する消費者市場動向のトラッキングサービスです。 パネルモニターが携帯端末で購入した商品のバーコードをスキャンし、インターネット調査画面から、その商品を購入したチャネルや個数・金額などを入力することで、消費者購買行動が分析できます。
2017年3月1日にはSCIを使って2016年の購買行動を俯瞰して捉えられるSCIアニュアルレポート2016版をリリース予定です。

 [調査のポイント]

◇2016年好調だったカテゴリートップ3は、「甘酒」「蜂蜜」「ドリンクヨーグルト」。他にも健康によいとしてテレビで取り上げられたカテゴリーが多数ランクイン。

◇上位カテゴリーのユーザー数、ユーザーによる購入額は共に前年と比べて大幅アップ。勢いは年末まで続き、定着が進む様子がみられた。

◇健康関連カテゴリーやアルミホイルの好調の背景には、効果や利便性をテレビやネットニュースで知った消費者が、自分なりの活用実感を持ったり活用法を開拓したりして発信する、インターネット上でのクチコミ現象があるといえそう。


[分析結果の詳細]

2016年好調カテゴリーランキング トップ3は、「甘酒」「蜂蜜」「ドリンクヨーグルト」

2016年は、どのようなカテゴリーが好調だったのでしょう。インテージの購買データSCIで振り返ってみると、
健康に良いとされる食品の購買が目立って増加傾向にあることが分かりました。

トップ3は、「甘酒」、「蜂蜜」、「ドリンクヨーグルト」となり、中でもトップの「甘酒」は、平均購入額が82%もアップしました。「甘酒」は米麹から作られたものが様々な美容・健康効果がある「飲む美容液」として紹介されるなど、2017年に入った今もメディアで取り上げられることも多い旬なカテゴリーです。

続く「蜂蜜」はある食材をプラスして効果倍増を図るレシピがお昼の情報番組で紹介されたり、マヌカハニー、タイムハニーといった高額商品が最強の抗酸化力を持つとして様々なテレビ番組で紹介されました。

「ドリンクヨーグルト」についても、その免疫強化の効果について定期的にテレビで取り上げられています。
さらに4位の「もずく、めかぶ」は、「腎臓病を予防でき、尿酸値をも下げる効果がある食材」として、8位の「食酢」は、「酢しょうが」や「氷酢たまねぎ」など、誰でも手軽にできる健康調味料の材料」として紹介されました。

いずれも健康に関する効果やそのレシピについてテレビ番組で多く取り上げられたカテゴリーです。インターネット上にはテレビで取り上げられた情報のネット記事だけでなく、ユーザーがアレンジして発信したレシピまで広く情報があふれています。

 メディア発信の情報に加え、ユーザーがアレンジした情報が発信される。これは健康関連のカテゴリーに限ったことではありません。6位にランクインしている「アルミホイル」にもあてはまります。アルミホイルを使ってハンバーグやローストビーフが簡単にできるレシピや、時短で弁当を作る方法、排水溝のヌメリを取る方法まで幅広い使い方がテレビで紹介され、インターネット上に便利な情報がたくさん載っているという点が共通しています。

ランキングに入ったカテゴリーが好調な背景には、テレビなどで紹介された効果や活用法がインターネットの記事になり、テレビやネット記事でその効果や活用法を知った情報を得たユーザーがさらなる活用法を求めてネット検索を重ね、ときには自分で試してみて開発した活用法をネット上で発信する、この繰り返しによって活用が深まりながら広がる、といった今どきのインターネット上のクチコミ行動があると考えられます。

ユーザー数、ユーザーの購入額の増加は続く!好調なまま定着へ

では次に、好調であったそれぞれの健康関連カテゴリーについて、ユーザー数とユーザーの購入額の前年からの変化を見てみましょう。

図2から分かるように、それぞれのカテゴリーでユーザー数も購入額も大幅にアップしていることが分かります。これは、前年と比べて買う人の数が増え、さらには買う量も増えたということです。
なかでも「甘酒」は年間のユーザー数が40%増加と飛びぬけていました。

この好調ぶりが年末の段階にはどうなっていたのか、12月の月間ユーザー数、月間購入額についても同様に見てみると、図3の通りとなりました。「甘酒」は年末にその効果に関するメディア露出が多かったこともあってユーザー数が75%増加と絶好調でした。

「甘酒」以外のカテゴリーについても、一過性のブームであれば年末の段階には落ち着いていそうなところですが、それぞれ年末時点においても前年より伸びを見せており、ブームだけにとどまらない人気安定の兆しが見えてきます。

この人気の安定も、テレビで発信された情報がインターネット上でユーザーによって深められながら広がり、その情報に触れたユーザーがいろいろなレシピ、シーンで活用するようになる、昨今ならではの動きが後押ししているのではないでしょうか。

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