世界12か国2016年第2四半期外食・中食市場トレンド 

2016年10月25日
外食・中食市場情報サービス『CREST®』を提供するエヌピーディー・ジャパンは、NPDグループによる世界12か国の外食・中食市場のトレンドについての調査・分析を紹介します。

情報調査サービスの世界的なリーディング・カンパニーであるNPDグループによると、2016年第2四半期が終了した直後に国民投票でイギリスのEU離脱が決定しましたが、同国はその時点ですでに、同期で世界中でもっとも好調な外食・中食市場でした。NPDグループのCREST(R)によると、2016年4-6月のイギリスの外食・中食市場規模増加は、食機会数*2と平均支払金額がともに増加したことに起因しています。CREST(R)は、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イギリス、イタリア、日本、ロシア、スペイン、アメリカ合衆国、そして現在では韓国でも実施しており、消費者の外食・中食利用動向を継続的に調査しています。

2016年第2四半期の食機会数の前年同期比は、イギリス以外にも、オーストラリア、フランス、スペインで増加しており、ドイツ、日本は横ばいです。中国は珍しく同期において減少に転じており、カナダ、イタリア、ロシア、アメリカ合衆国の食機会数が落ち込みました。夏季オリンピック大会の主催地となったブラジルでは、国内の経済的苦境を乗り越えることができず、すべての国の中でももっとも急激な外食機会数の落ち込みを記録しました。

朝食の食機会は多くの国で伸びていますが、大半の世界市場において、食機会数の割合の観点からすると依然として比較的小さく、他の食事のように全体的な食機会増加に大きく貢献することはないと考えられます。もっとも好調なオーストラリアとヨーロッパ市場では、朝食、昼食、夕食の3食事機会において増加がみられました。スペインにおけるメインの食事機会は、朝食と夕食の時間帯にとられる午後の軽食であり、双方において食機会数が増加しました。日本、中国、アメリカ合衆国では、それぞれ間食が増加しています。


*2   食機会数
外食・中食を利用した延べ食機会(朝/午前間食/昼/午後間食/夕/夜間食)数。

「NPD Japan, エヌピーディー・ジャパン調べ」

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エヌピーディー・ジャパン]
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