平成28年(2016年)全国犬猫飼育実態調査 

2017年01月17日
ペットフードの事業者を中心とした95社(正会員60社、賛助会員35社)で組織する一般社団法人ペットフード協会は、平成28年(2016年)全国犬猫飼育実態調査を行ない、この度その結果がまとまりました。

猫の飼育頭数は横ばいであるが、犬の飼育頭数は減少傾向。飼育阻害要因は前回同様、「集合住宅のため禁止」「十分世話ができない」「お金がかかる」「死ぬとかわいそう」「別れがつらい」が上位となった。犬飼育マナー向上にむけて、「排泄物をきちんと始末すること」「外出時は必ずリードを付けること」が飼育者、非飼育者とも上位となり、意識が共通している結果となった。

【主な調査結果】

1. 平成28年度 全国犬・猫 推計飼育頭数
全国の推計飼育頭数 犬:987万8千頭、猫:984万7千頭。
時系列でみると、猫の頭数は昨年とほぼ同じ、犬の頭数は減少傾向にあります。

<犬>
世帯数(単位:千) :55,812.0
飼育世帯率 :14.16%
飼育世帯数(単位:千) :7,902
平均飼育頭数 :1.25
飼育頭数(単位:千) :9,878

<猫>
世帯数(単位:千) :55,812.0
飼育世帯率 :9.93%
飼育世帯数(単位:千) :5,542
平均飼育頭数 :1.78
飼育頭数(単位:千) :9,847

2. 平成28年 犬猫の年代別現在飼育状況
年代別での飼育状況をみると、50才代での犬及び猫の飼育率が最も高く、次いで60才代となっています。 また70才代での犬及び猫の飼育率が最も低い結果となりました。

( )は昨年の数字

20代 13.4%(14.1%)
30代 12.0%(12.2%)
40代 13.9%(12.9%)
50代 16.7%(17.5%)
60代 14.7%(15.6%)
70代 10.2%(10.7%)


20代 8.8%( 9.2%)
30代 9.1%( 8.9%)
40代 9.8%( 9.8%)
50代 11.3%(11.5%)
60代 10.4%(10.9%)
70代 7.4%( 7.0%)

3. 平成28年 犬・猫平均寿命
犬全体の平均寿命は14.36歳、猫全体の平均寿命は15.04歳でした。犬は、超小型犬、小型犬の寿命が長く、また、猫の場合、「家の外に出ない」猫の平均寿命は15.81歳、「家の外に出る」猫の平均寿命は13.26歳と寿命に大きな差がありました。犬も猫も、寿命が延びてきていることがわかります。

4. 平成28年及び平成27年の 飼育意向率
今後の飼育意向は、犬が23.1%、猫が16.9%で、犬、猫とも減少となりました。
飼育意向のある方々が犬、猫を飼育できるような環境の整備やサービスの向上が将来に向けての飼育頭数拡大に必要といえます。

5.平成28年 ペットを飼う効用
犬又は猫の飼育者はペットを飼う前と比べて、情緒面、コミュニケーション、健康など、様々な効用があることが明らかになりました。( )は昨年の数字。

16歳未満の子供の場合
 -心豊かに育っている 71.1%(60.7%)
 -生命の大切さをより理解するようになった 66.0%(59.4%)
 -家族とのコミュ二ケーションが豊かになった 60.7%(53.1%)

高齢者の場合
 -情緒が安定するようになった 47.7%(45.0%)
 -寂しがることが少なくなった 47.5%(44.4%)
 -ストレスを抱えないようになった 41.2%(37.8%)

夫婦関係の場合
 -夫婦の会話が多くなった 58.6%(57.4%)
 -夫婦の関係がなごやかになった 45.3%(45.2%)
 -夫婦で過ごす時間が多くなった 36.5%(35.6%)

自分自身の場合
 -生活に潤いや安らぎを実感できるようになった 54.2%(56.5%)
 -孤独感を感じなくなった 53.3%(54.3%)
 -ハリのある生活が送れるようになった 41.9%(41.8%)

6.平成28年 今後ペットの飼育促進に向けて
今後ペットの飼育促進に向けて「阻害要因」、「あったらいいと思う飼育サービス」、「飼育のきっかけ」への回答として挙げられた上位項目は以下の通りとなりました。(複数回答)

阻害要因
1.集合住宅に住んでいて禁止されている 28.8%
2.十分に世話ができない 25.4%
3.お金がかかる 23.7%
4.死ぬとかわいそう 22.8%
5.別れがつらい 22.8%

あったらいいと思う飼育サービス
1.旅行中や外出中の世話代行サービス 41.0%
2.高齢で飼育不可能な場合の受入施設提供サービス 28.3%
3.健康保険料、生命保険料などが減額になるサービス 27.6%
4.飼育が不可能な場合の引き取り手斡旋サービス 27.5%
5.しつけ代行サービス 18.4%

飼育のきっかけ

1.生活に癒し・安らぎが欲しかったから 32.4%
2.以前飼っていたペットが亡くなったから 25.0%
3.家族や夫婦のコミュニケーションに役立つと思ったから 18.3%

1.生活に癒し・安らぎが欲しかったから 28.1%
2.以前飼っていたペットが亡くなったから 21.3%
3.家族や夫婦のコミュニケーションに役立つと思ったから 10.8%

犬の飼育上、不便・不都合なこと
1.医療費が高い 42.8%
2.犬と一緒に旅行ができない 32.4%
3.犬を連れて飲食店に入れない 27.5%
4.犬を連れて泊まれる宿泊施設が少ない 24.6%

ペット飼育マナーの向上にむけて
1.排泄物をきちんと始末すること 飼育者(意識している):73.7% 非飼育者(守ってほしい):75.3%
2.外出時は必ずリードを付けること 飼育者(意識している):63.8% 非飼育者(守ってほしい):56.5%

7. 平成28年 ペットフードのタイプ別利用率(複数回答)
犬猫共に市販のドライタイプのペットフードの利用が9割近くあり、ほとんどの飼育者が何らかの市販のペットフードを利用しています。
また、犬、猫ともに「おやつ」をあげる人が増えてきています。

( )は昨年の数字
ペットフードのタイプ 犬
市販のドライタイプ 85.1%(85.0%)
市販のウエットタイプ 24.7%(24.4%)
市販の半生タイプ 17.8%(17.5%)
市販のおやつ 36.1%(35.9%)
ペット用療法食 6.9%( 6.6%)
手作りのペット用食事 12.7%(13.7%)
人間の食事の残り 7.2%( 7.7%)
その他 3.3%( 3.0%)

ペットフードのタイプ 猫(外猫を除く)
市販のドライタイプ 91.8%(92.0%)
市販のウエットタイプ 49.3%(48.4%)
市販の半生タイプ 14.6%(13.4%)
市販のおやつ 28.7%(25.3%)
ペット用療法食 10.6%( 8.9%)
手作りのペット用食事 4.3%( 3.9%)
人間の食事の残り 4.5%( 4.2%)
その他 2.8%( 3.0%)

8.平成28年 1ヶ月当たり支出総額
犬猫それぞれの支出総額は以下の通りです。( )は昨年の数字
犬に関する支出総額(医療費等含む) ¥8,136(¥7,841)
猫に関する支出総額(医療費等含む) ¥5,435(¥5,087)

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