「パソコン・タブレット端末」に関するアンケート調査(価格.comID 登録ユーザー対象) 

2017年01月12日
カカクコムが運営する購買支援サイト「価格.com(カカクドットコム)」では、「パソコン・タブレット端末」に関するアンケート調査を実施しました。利用しているデバイスやOS、利用目的などを中心に、パソコンやタブレット端末の利用状況がどのように変化しているかを探りました。

【調査結果ダイジェスト】

●パソコンの所有率:「持っている」98.2%。全世代で100%に近い所有率
●パソコンのOS:「Windows 10」の割合が前回調査の3倍以上に増加
●パソコンの利用頻度と目的:81.2%が毎日利用。用途のトップ3は、「ウェブサイト閲覧」(94.6%)、
 「メール」(81.4%)、「ネットショッピング」(74.5%)
●タブレット端末の所有率:56.8%と、前回調査(53.2%)比で3.6ポイント増加
●タブレット端末の利用頻度:半数以上が毎日利用するも、ライトユーザーが増加
●タブレット端末の利用目的:軒並み前年を下回る。利用機会自体が減っている?

【調査結果】

■パソコンの所有率:「持っている」98.2%。全世代で100%に近い所有率
価格.comリサーチ第96回は、「パソコン・タブレット端末」についてアンケート調査を行いました。まずパソコンの所有率については、98.2%が「持っている」と回答。約1年前の前回調査に引き続き、価格.comユーザーならではの高い所有率となっています。

■所有しているパソコンの種類:ノートパソコンの所有率がやや増加
所有しているパソコンの種類については、デスクトップパソコンに比べ、ノートパソコンがやや多い結果となりました(図2-1)。前回調査と比較すると、ノートパソコンの所有率が微増していますが、所有台数に大きな変化は見られませんでした。

■パソコンの購入時期:2年以内に購入した割合は46.6%と、2期連続でダウン
次に、直近のパソコン購入時期について聞きました。2年以内に新規購入した人の割合は2014年調査時が57.0%(前々回調査)、2015年が50.4%(前回調査)、そして今回は46.6%となり、新規にパソコンを購入する人が徐々に減少していることがわかります。

■所有しているパソコンのメーカー:トップは「自作」(13.9%)。価格.comユーザーならではの結果に
所有しているパソコンのメーカー(デスクトップ、ノート問わず)については、前回の調査結果と同様に、「自作」がもっとも多く、全体の13.9%を占めました。「自作」以外では、「NEC」(10.0%)、「東芝」(9.8%)、「富士通」(9.3%)、「Lenovo」(8.4%)、「DELL」(8.0%)と続き、上位の顔ぶれにあまり変化は見られません。

■パソコンのOS:「Windows 10」の割合が前回調査の3倍以上に増加
所有しているパソコンのOSについては、「Windows 10」の普及状況に大きな変化が見られました。前回約半数を占めていた「Windows 7」が-21.8ポイント、「Windows 8/8.1」が-16.2ポイントと大きく減少し、代わりに「Windows 10」の割合が+41.3ポイントと大きく伸びています(図5-2)。「Windows 10」は、約1年間にわたり無料アップグレードを受け付けていたこともあり、この1年で普及が進んだことがうかがえます。OSの満足度にはあまり変化は見られませんでした(図6)。

■パソコンの利用頻度と目的:81.2%が毎日利用。利用用途トップ3は、「ウェブサイト閲覧」(94.6%)、「メール」(81.4%)、「ネットショッピング」(74.5%)
パソコンの利用頻度と目的については、全体的に前回調査からほとんど変化が見られませんでした。2015年の調査では、2014年と比べてスマートフォンやタブレット端末の普及によりパソコンの利用頻度は減少し、利用目的の各項目も軒並み大きく減少していましたが、今回の調査ではスマートフォンやタブレット端末の普及が一段落してきたこともあり、パソコンの利用状況は前年とほぼ変わらない結果となりました。

■タブレット端末の所有率: 56.8%が所有。前回調査時(53.2%)と比べ3.6ポイント増加
タブレット端末の所有率は56.8%で、前回調査(53.2%)と比較すると3.6ポイント増加しています(図9-1)。年代別に見ると、20代の所有率がもっとも高く、年齢が高くなるにつれ、所有率は下がる傾向にあります(図9-2)。

タブレット端末の購入時期を聞くと、直近1~2年以内に購入した人の割合は前回調査に比べて10ポイントほど減少しており、普及スピードは落ちてきているようです(図11)。

■所有しているタブレット端末のメーカー:「APPLE」(29.6%)がトップも、シェアは減少傾向
所有しているタブレット端末のメーカーで圧倒的に多いのは、これまで同様「iPad」を展開している「APPLE」で、29.6%の所有率となりました。ただし、2014年の調査では36.6%、2015年の調査では31.6%だったことを考えると、相対的なシェアは徐々に減少しており、AndroidやWindowsを使ったタブレットのシェアが徐々に高まってきています。

AndroidOS搭載端末(一部Windows含む)では、「ASUS」が14.3%で前回に引き続きトップに。また、「Huawei」が6.6%、「Amazon」が5.9%と、いずれも前回比で約3.0ポイント増え、シェアを拡大しています。

■タブレット端末の利用頻度:半数以上が毎日利用するも、ライトユーザーが増加
前回調査と同様、利用頻度では「毎日」が53.3%と最多で、割合もほぼ変化はありませんでした。安定したヘビーユーザーがいるいっぽうで、中間層の「週5~6日」「週3~4日」の割合が2015年と比べて合計4.7ポイント減少し、また「週1~2日」以下の利用頻度の割合が5.1ポイント増加していることから、中間層がライトユーザーに移行してきていることもうかがえます。

利用場所については、自室、共有スペースを問わず「自宅」で使う人が約6割と前回調査に引き続き多い結果に。また、利用目的の各項目で、軒並み前回調査を下回りました。

■タブレット端末の利用目的:軒並み前年を下回る。利用機会自体が減っている?
利用目的について、前回調査とほとんど変化がなかったパソコンに比べ、タブレット端末は各項目で軒並み前回調査を下回る結果となりました。近年、スマートフォンが大画面化し性能が高まったことにより、タブレット端末を利用する機会そのものが減っているようです。


【調査概要】
調査エリア:全国 調査対象:価格.comID 登録ユーザー
調査方法:価格.comサイトでのWebアンケート調査
回答者数:3,039人
調査期間:2016年12月8日~2016年12月14日
調査実施機関:株式会社カカクコム

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[価格.com]
 マイページ TOP