日本人の台湾に対する世論調査 

2016年12月13日
台北駐日経済文化代表処は、日本の「一般社団法人中央調査社」に委託し、2016年10月6日~同11日、日本の20歳以上の人を対象に、台湾に対する見方について調査を行った。その結果、半数以上の人が台湾に対して親しみがある、台湾は信頼できる、台日関係は良好であるとの見方を示し、日本人の台湾に対する見方を忠実に示すと共に、台日の堅実な友好の基礎が確実にあることを証明するものとなった。

調査結果によると、66.5%の人が台湾に「親しみ」を感じている。その理由としては、双方は「歴史的に交流が長い」の64.1%が最も多く、続いて「文化面での共通性がある」が49.6%と続いた。また、アジア地域の中で最も親しみを感じるのはどこかの質問には、59.1%の人が「台湾」と回答し、その比率はその他の国・地域を遥かに上回った。

さらに、55.9%の人が台湾は「信頼できる」(「非常に信頼できる」が9.7%、「信頼できる」が46.2%)と回答した。その理由は、「自由、民主主義などの価値観を有している」が52.2%を占め、続いて「平和な国だから」が47.4%、「歴史的なつながり」が43.8%と続いた。

現在の台日関係については、60.2%の人が「良い」と回答し、今後の台日関係についても、56.4%の人が「発展する」との見方を示した。

民主進歩党の蔡英文女史が、2016年1月の総統選挙で当選し、台湾で史上初の女性総統となったことを知っていたのは66%だった。

台日間で最も懸念される問題については、「漁業問題」と回答した人が24.8%で、「領土問題」が18%だった。その一方で、20.9%の人が「ない」と回答した。

台日で自然災害や大事故が発生した際、相互に支援していることを72.5%の人が知っていた。

今後、台湾に行きたいかの質問に、50.8%の人が「行きたい」と回答し、年齢別では20歳~29歳の58.9%の人が「行きたい」と答え、その他の年齢層の比率を大いに上回った。

台日間で特に力を入れて行うべき交流分野では、「観光」を強化すべきと回答した人が53.2%で、「経済」が50.3%と続いた。

青少年交流の分野では、60%の人が「スポーツ」を推進していくべきと回答し、その次に「修学旅行(教育旅行)」の45.8%が続いた。

今回の調査のサンプル数は1,000人で、無作為抽出方式で、日本全国の20歳~79歳の人にはインターネットで調査し、80歳~89歳の人には電話調査した。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[台北駐日経済文化代表処]
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