出版関連業者の経営実態調査 

2016年11月29日
帝国データバンクは、企業概要ファイル「COSMOS2」(約146万社収録)から、2005年度、2013年度、2014年度、2015年度において、年売上高1億円以上の出版関連業者(※)を抽出。売上動向や損益状況について分析した。前回調査は2015年7月。

※「出版関連業者」とは「出版社」、「出版取次」、「書店経営」の3業態とした。「出版社」については新聞社を除き、「書店経営」は店頭販売を行う書店のほかに、中古書店やネット販売も扱う業者を含めている。本文中の「出版取次」は「出版取次業者」を、「書店経営」は「書店経営業者」を表す

■調査対象は2005年度:3670社、2013年度=2672社、2014年度:2616社、2015年度:2528社(重複あり)

【調査結果】

1 2015年度の出版関連業者の総売上高は、約4兆8867億4400万円(2528社)となり、2014年度の約5兆672億8700万円から3.6%(1805億4300万円)減少。「出版社」と「出版取次」の売上高が減少するなか、「書店経営」は4.8%増加していることが判明した

2 2016年11月時点で2014年度と2015年度決算の数値が判明している2519社の総売上高を見ると、「書店経営」では売上規模が大きい企業が増収となり、「出版」「出版取次」では反対に減収となった

3 2014年度と2015年度で当期純損益が比較可能な1091社を見ると、1年間で577社(52.9%)が増益、485社(44.5%)が減益、29社(2.7%)が横ばい。過半数の企業が増益であることが判明した


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[帝国データバンク]
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