スマートホームに関するアンケート調査(6カ国調査) 

2016年12月09日
ボッシュは、Twitterと協力し、ドイツ、フランス、イギリス、オーストリア、スペインとアメリカでスマートホームに関するアンケートを実施しました。

【調査結果】

イギリス人とアメリカ人は道中で自宅を制御したいと考える傾向

アンケートから、コネクテッドホームは特にイギリス人とアメリカ人にとって、日々の生活に大きく役立つであろうことが分かりました。外出している間にスマートホームを制御できるようにしたいと考えるのはどのような状況かと尋ねたところ、イギリス人とアメリカ人の約60%が、電車や車での移動時に家の制御をしたいと答えたからです。スペイン人、ドイツ人とオーストリア人の場合、この数字は約半数になり、フランス人は約45%まで下がります。なお、この国別比較の結果は、急を要するシチュエーションでは、各国同じような数字となりました。ちなみに、このように忙しい、急いでいると感じられる状況では特に女性が、スマートホームの利点を享受できると感じていることがわかりました。一方、若い世代の回答者(16~24歳)は、特にソファでくつろいでいる時にスマートホームを活用したいと考えていることが共通していました。旅行中に自宅にアクセスできるようにすることは、国、年齢や性別を超えて魅力的に感じられるようで、特に年齢が高くなるほど、自宅に帰る前に自宅の状況を確認したり、空調のスイッチを入れることができれば良いと考えていました。

省エネは世界共通のセールスポイント

スマートホームは、煩わしい日常の作業を自動的に片付けてくれるだけでなく、自宅から離れた場所からでも制御できるため、安心を感じられます。とはいえ回答者は、例えば窓を開けたらすぐに空調システムを自動的にオフにするといった省エネの可能性にも大きな期待を寄せていました。特にスペイン人、フランス人、イギリス人は節約に大きな関心を持つ傾向にあり、アンケートでは全体の71~75%が、省エネが購入を考えるきっかけになると答えました。アンケートに答えたドイツ人の中ではこの意見が最も多かったものの、59%という結果は国別比較では最下位となりました。ドイツ人は一般的に環境に対する意識が高いことで知られているため、これは驚くべき数字だと言えるかもしれません。結果から見ると、全体的には環境保護よりも経済性という観点に重きが置かれ、省エネの可能性がスペイン、フランスとイギリスなどの国々ではより関心が高いという状況でした。

旅行中の心配をなくすソリューション

導入の決め手になるものとして2位と3位に入ったのは安全性とセキュリティで、それぞれ回答者の59%と58%が重要だと答えました。誰かが住居に侵入した時に自動的に警報を鳴らし、スマートフォンにプッシュメッセージを送信して居住者に通報するスマートホームは、ネットワークに接続されたカメラ経由でいつでも自宅の状況を確認できるというアイディアと同様に多くのポイントを集めました。また、安全性は特に女性にとって重要な役割を果たしていることが見えてきました。女性からの評価は他の項目すべてで全体的に男性よりも低めだったのに対し、安全性についてはそれが逆転していたためです。一方、ベッドにまだ横になっている間にコーヒーを淹れることができたら便利だと考えていたのは、アンケート回答者全体の3分の1程度でした。ここでYesと答えたのはフランス人が多く、実に42%が、キッチンに向かって歩いているときにはすでにカフェオレができているのが理想的だと答えました。

コネクテッドホームに最も期待を寄せているのはフランス人

スマートホームは、日々の暮らしをより便利にしてくれるだけでなく、エネルギーとコストの節約にもつながり、住まいをより良く守ってくれます。しかし多くのTwitterユーザーは、コネクテッドホームが現在の段階で何をできるのかということをあまり理解していませんでした。例えば、回答者全体の約3分の2は、自宅を出たらスマートホームが自動的に照明を消すことができるのを理解していたものの、現在のオーブンがすでに適切なレシピを提案できることを知っていたのはわずか22%でした。国別比較では、フランスのTwitterユーザーは、イギリス人、アメリカ人やオーストリア人よりもスマートホームテクノロジーに大きな期待を寄せていることが見えてきました。一方、ドイツ人とスペイン人は、未来に思いを馳せるというよりも、今日すでに可能になっている多くの事柄に目を向けていました。

今回の結果で特に目立ったのは、25~34歳の世代が現実をかなり正当に評価しているということでした。年齢が上がるにつれて可能性に対する認識の正確さが下がるという結果は、今日どんな機能が実現できているかを多くのデジタル世代があまりよくわかっていないという事実と同様に、予想通りの内容となりました。また、インターネットのない世界を知らない16~24歳は、意外にも自宅のネットワーク化についてあまり理解を示していませんでした。その理由として考えられるのは、この世代が住まいに関するテーマにあまり重要性を感じていないということです。ただ、スマートホームが何をできるのかについて、女性は男性よりも全体的に低く評価していたものの、この理由は女性には当てはまりませんでした。
また、現在のスマートホームシステムは相互操作が可能、つまりさまざまなシステムがメーカーとは関係なく互いに通信し合えることを理解していたのは、アンケート回答者全体の約半数にとどまりました。

多くが高いコストを予想+データ保護を重視

なぜ自宅をまだスマートホームにしていないのか、その理由を質問したところ、回答者全体の半数以上が初期コストの高さに言及し、この要因は年齢が上がるにつれて重要度が下がりました。特にスペイン人(70%)とフランス人(68%)は、技術にはコストがかかりすぎると回答しました。また、回答者全体の約3分の1が大きな関心を寄せていたのはデータ保護についてで、ボッシュはこの分野にも大きな力を注いでいます。ボッシュのスマートホームソリューションはすべて最高のセキュリティ基準を満たしており、データを家の中だけに残すか、または特定のサービスのためにクラウドに送るかを各ユーザーが自分で決められるようになっています。

アンケート回答者の31%は、コネクテッドホームについてこれまでまったく考えてこなかったと答えました。コネクテッドホームが居住者にとって大きな支えとなる数多くの分野があることを思うと、この数字は驚きの高さです。ただ、ドイツとオーストリアの少なくとも10人に1人はその良さを理解し、コネクテッドホームですでに暮らしているか、またはそこで暮らすことを計画しており、アンケート調査に参加した他の国々よりも高い率となりました。

インターネットは最も重要な情報源

今回アンケートに参加したTwitterユーザーの約3分の2は、スマートホーム関連機器を購入する前にメーカーやディーラーのウェブサイトを訪れていると答え、42%がブログやフォーラムを参考にしていました。この数字からもわかるように、インターネットは最も重要な情報源となっています。35%で第3位となったのは、従来型の小売店やショップです。定置型の取引は特にイギリスとアメリカでは重要度が低くなりつつあるようで、他の国々と同じく、ここで情報を集めているのは回答者の半数程度にとどまりました。特筆すべきは、今回のアンケートに参加した非常に若い世代はオフラインで情報をチェックすることが多く、実際に店に足を運んでいるということでした。


アンケート調査について:
Twitterユーザーが参加した今回のアンケート調査は、2016年7月26日~8月3日に実施されました。オーストリア、ドイツ、スペイン、フランス、イギリス、アメリカから6,265人が回答、オーストリアからは約500人、それ以外の国々からは1,000人以上のTwitterユーザーが参加しました。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ボッシュ]
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