「健康と病気について」意識調査(妊娠している20歳~46歳の女性対象) 

2016年12月21日
ステムセル研究所は、妊娠している20歳~46歳の女性500人を対象に、妊娠期の不安や赤ちゃんの病気に対する意識とさい帯血バンクの認知度を把握することを目的として、2016年12月7日~12月9日にインターネット上で意識調査を実施いたしました。今回は、「妊娠期の女性の興味・関心と再生医療として注目されているさい帯血」について発表いたします。

【調査TOPICS】

① 妊婦の最大の興味・関心は赤ちゃんの健康と病気について
◆妊娠期の女性の興味・関心は「赤ちゃんの健康」が1位となり約9割、2位は「自身の体調」が8割という結果に
◆出産について不安を抱えている妊婦は8割以上で、不安の中心は自身の出産と赤ちゃんの健康状態
◆妊娠期の不安は夫に対して相談することが多い傾向に
◆妊娠中に一番必要としている情報は赤ちゃんの成長や健康、病気について
ほぼ全員が赤ちゃんに対するもっと専門的な医療知識を身につけたいと思っている

② 「さい帯血」と「さい帯血バンク」への認知度について
◆さい帯血の存在は約8割の人が知っているが、さい帯血バンクの存在については、6割以上の妊婦に知られていない結果に
◆さい帯血が再生医療に使用される可能性を知っていた場合、保管に興味を示した妊婦は7割以上
◆さい帯血バンクの認知の低さや医療情報が十分に妊婦に理解されていないということが明らかに

【調査結果詳細】

① 妊娠期の女性の最大の興味・関心は「赤ちゃんの健康」についてが1位
赤ちゃんの健康については不安も大きく、情報も十分でないという結果に

◆妊娠期の女性の興味・関心は「赤ちゃんの健康」が1位となり約9割、2位は「自身の体調」が約8割という結果に
「仕事や保育園など産後の生活について」は約半数、「出産時の費用」に関しては4割程度となりました。

◆出産について不安を抱えている妊婦は8割以上で、不安の中心は自身の出産と赤ちゃんの健康状態
出産や生活における費用、夫や家族などの協力についてはどちらも半数を下回る結果に。

◆妊娠期の不安は夫に対して相談することが多い傾向に
出産費用については、夫に相談し、妊娠の不安に関する不安については夫だけではなく両親や友達にも相談する結果に。

◆妊娠中に一番必要としている情報は「赤ちゃんの成長や健康、病気」について
約90%以上が赤ちゃんに対するもっと専門的な医療知識を身につけたいと思っている
現役の妊婦が今一番必要としている情報として半数以上の回答と、最多となったのは、「赤ちゃんの成長や健康、病気」について。次いで妊娠期の「自身の栄養管理や健康」が4割弱となりました。各ベビーグッズや妊婦自身のケア用品に関しては、どちらも全体の10%以下という結果に。近年の傾向からすると、社会に溢れているベビーグッズ情報が必要とされるかと思われましたが、知る機会の少ない医療系の情報が妊娠期の女性には求められているという回答結果が出ました。
上記をさらに証明するように、乳幼児の病気や新生児健診など医療の知識は、9割以上の妊婦が身につけたいと思っているという回答も得られました。ほぼ全員の妊婦が医療知識を身につけたいと思っていることは、産まれてくる赤ちゃんに対する母親の思いを表しているといえます。産院に通っているだけでは自身に赤ちゃんに対しての医療情報は十分に溜まらないと考えると、自身から能動的に情報を取りに行く、もしくはメディアを通して情報を届けていくことが今後さらに必要とされていくでしょう。

「さい帯血バンク」への認知度について

◆さい帯血は約8割の人が知っているが、さい帯血バンクの存在については、6割以上の妊婦に知られていない結果に
さい帯血自体を詳しく知っている・知っている人の合計は約8割にも上る結果となりました。これはまず「さい帯」という言葉が、いわゆるへその緒を指すことから、産院で医療関係者との会話の中で認知されていることが予想されます。これは「詳しく知っている人」が2割弱であり、詳細な説明を受けている訳ではないと考えられることからも見て取れるでしょう。

注目すべきはさい帯血を知っている人が約8割いるのにも関わらず、公的・民間共に「さい帯血バンク」については6割以上の妊婦に知られていない点です。さい帯血には、身体の様々な種類の細胞のもととなる「幹細胞」が含まれており、公的バンクへの寄付と通じて、第三者の白血病や再生不良性貧血などの難治性血液疾患の治療に役立つことが確立されています。また、近年さい帯血への医学的な関心が高まり、再生医療”への将来的な応用が期待されており、赤ちゃんやその家族のために保管できるのが「民間さい帯血バンク」です。

しかし、この結果からさい帯血バンクについては認知が低いことが分かります。特に、民間さい帯血バンクを知っている妊婦は2割を切る形となりました。さらに、さい帯血は出産の時しか採取することはできないため一度しか保管の機会がありません。出産時にさい帯血を公的・民間問わず、保管するという選択肢を知っていただくためにも、出産を控えるプレママへの認知拡大が課題とされるでしょう。

◆再生医療を知っていた場合、保管に興味を示した妊婦は7割以上
民間さい帯血バンクの認知が低い中でも、メリットを明確にしっかりとした情報が届けば高い割合で興味が示されていることがわかりました。保管に興味があると答えた方々に理由を問いかけてみると、「子供のために将来なにかの役にたつかもしれないから」という回答が8割以上という結果になり、次に「今後の再生医療に期待しているから」が、約半数からの回答を得ています。「役にたつかもしれない」「今後に期待している」という“可能性”に対してでも興味を示されていることが分かります。万が一、子供が病気になってしまったときのことを考えると、母親であれば「できることは何でもやる」という気持ちは当然かと思われます。

◆さい帯血バンクの認知の低さや医療情報が十分に妊婦に理解されていないということが明らかに
保管に対して興味がないと答えた方々の6割以上の理由は「情報が少ない」という答えでした。次いで料金の高さについてが約3割という回答です。さい帯血バンクの認知の低さや医療情報自体の情報の届きにくさが、結果にあらわれる形となりました。また、少数ではありますが、「自身の子供が再生医療を必要になるとは思えない」という回答も1割ほどあります。今後、脳神経障害や自閉症などの再生医療分野での研究が進むことにより、民間さい帯血バンクの認知拡大につながるものと思われます。

【民間さい帯血バンクを運営する株式会社ステムセル研究所】


【調査概要】
調査期間 : 2016 年12月7日~12 月9 日
調査方法 : インターネットリサーチ
調査対象 :妊娠している20歳~46歳の女性 計500人

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