2016年 東京23区オフィスニーズに関する調査(主に東京23区に本社が立地する企業で資本金上位の約1万社対象) 

2016年12月20日
森ビルは、オフィスマーケットの需要動向を把握することを目的に2003年より毎年「東京23区オフィスニーズに関する調査」を実施しております。
当調査は、主に東京23区に本社が立地する企業で資本金上位の約1万社を対象に、今後の新規賃借予定等のオフィス需要に関するアンケートを行ったものです。この度2016年調査がまとまりましたので結果をご報告します。

※調査期間は2016年10月3日~28日、調査対象は10,320社、有効回答企業数は2,080社(回収率20.2%)です。

■新規賃借意向のある企業の6割強が「オフィス面積の拡大を予定」
■新規賃借理由は、「1フロア面積が大きなビルに移りたい」が9年ぶりに2位に上昇


新規賃借する理由は「業容・人員拡大」が引き続き1位、「1フロア面積が大きなビルに移りたい」が2007年以来9年ぶりに2位に上昇。企業の約4割で「今後ワーカー数が増加」見込みなど、底堅いオフィスニーズがうかがえる結果となった。また今後のオフィス環境づくりにおいて、「オープンミーティングスペース」や「フリーアドレス」が重視される傾向にあることが明らかとなった。

【1.新規賃借予定の有無】
●新規賃借意向のある企業は22%。
●新規賃借予定のある企業の64%が面積拡大を予定。

【2.新規賃借する理由】
●新規賃借する理由は「業容・人員拡大」が4年連続トップ。
●「1フロア面積が大きなビルに移りたい」は2007年以来9年ぶりに2位に上昇。
●「立地の良いビルへ移りたい」「耐震性の優れたビルに移りたい」は変わらず上位。

【3.新規賃借する場合の希望エリア】
●「新橋」「虎ノ門」といった環状2号線に沿ったエリアや、「浜松町」「田町」といった東京駅~品川駅の間に位置するエリアのポイントが増加。

【4.現在の賃料と新規賃借する場合の妥当賃料】
●約5割の企業の月額賃料は坪2万円未満。
●「現在の賃料」と「新規賃借する場合に妥当だと考える賃料」との間に大きな乖離はない。

【5.2016年の賃料改定状況】
●過去1年間で賃料改定があった企業は18%。
●改定後に賃料増額となった企業は79%と、2007年の調査以来最大の割合。

【6.ワーカー数とワークスペース】
●今後ワーカー数が増加する見込みのある企業は40%。
●1人当たりのワークスペースが不足している企業は28%。
●オフィス環境づくりにおいて今後重視したい取り組みは「オープンミーティングスペース」や「フリーアドレス」。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[森ビル]
 マイページ TOP