家庭でのインフルエンザ感染予防などに関する調査(子どもを持つ20~49歳の有職女性対象) 

2016年12月20日
レキットベンキーザー・ジャパンは、《家庭でのインフルエンザ感染予防などに関するアンケート調査》を実施。子どもを持つ20~49歳の有職女性300人を対象に、家庭内でのインフルエンザ予防策や、感染した際の対処、子どもの手洗い実態について調査しました。

結果、予防対策として多くのママが日々心がけていることや、仕事と家庭のハザマでストレスを抱えながらも家族の看病を一手に引き受けている様子が浮かび上がりました。
また、ママたちは、インフルエンザ感染の最たる原因については「飛沫感染」であると思いこんでおり、「接触感染」に対する危機意識が低いという実態も明らかになりました。

《調査結果のハイライト》

◆ 感染の最たる原因は「飛沫感染」と考える人が65%と最も多い。「接触感染が原因である」と答えたのは、全体の16%のみ。

◆ 自分・家族が感染してしまった後に後悔・反省する事として、「きちんと手洗いをしておけばよかった」が27.7%で上位。

◆ 「手洗い・うがい」について、【方法】【効果・効能】に関するもっと詳しい情報が知りたいという声が、自由回答40件を超えてあがってきた。

◆ 子どもが感染した場合、看病を最も行なう事が多いのは「ママ」、97%と圧倒的に多い。 夫はわずか1.3% 。更に、看病の際「家族からのサポートが得られていない」ママが約4割存在。

◆ 子どもが感染することで家計に対する負担(損失)が1シーズンで1万円を超える家庭が26.3% 。

◆ 家族が感染した際に感じるママたちの“心のストレス度”は平均63.6%。ストレス度100%以上というママは2割弱。

◆ 自分や家族が感染することで学校、職場、家族内などで人間関係に不都合が生じた事が「ある」と回答した人が26%。最も多いのが「仕事関係」。次が「家庭関係」でのトラブル。特に「夫」とのもめ事をあげる人が多い。


《調査から見えてきた事》

[1] ママたちの「接触感染」に対する危機意識の低さ

予防への意識は高いにもかかわらず、「接触感染」のリスクについての認識が非常に低く、感染の最も大きな原因は「飛沫感染」及び「空気感染」が83.7%を占めるのに比べて、「接触感染」と回答したのは、16%にとどまっています。家庭内でインフルエンザが広がってしまった原因についても、「感染者隔離の不徹底」や「感染者のくしゃみなどの飛沫を吸い込んだこと」を50%前後の人が指摘したものの、「こまめな手洗いをしなかったこと」をあげる人は約16%でした。

[2] 子どもの看病はママがメインで“孤軍奮闘”も多数、インフルエンザが原因で人間関係にトラブルも

夫婦共働きであるものの、主として子どもの看病を担うのは97%がママであることもわかりました。子どもの容体以外の心配事として多くのママがあげたのは、家族や自分自身への感染。次いで仕事への影響。自身が倒れるわけにはいかないという意識と、感染が家族内で拡大することによって仕事に影響が及ぶことへの恐れがみてとれます。また、1度インフルエンザに感染すると、家計への負担は1万円超かかると回答している人が25%。また、仕事場、家庭内などにおける人間関係のトラブルを経験している人も25%強いました。そんなママたちが後で反省した事としてあげたのが、同率で「きちんと手洗いをしておけばよかった」、「人が集まる様な場所に行かなければよかった」でした。感染発生後のママには、高いストレスがのしかかっていることも分かりました。

[3] 子どもの手洗いに対する意識は高く、必ず自分の見ている前で手を洗わせているママが約8割。しかし一方で、正しいやり方や効果などについてもっと詳しい情報が欲しいという声を持つママ。

子どもに手洗いをさせる上で大変な事として、約半数のママが「いい加減にしか洗わないこと」と回答。「自分が見ている前で」手を洗わせるママが多いことからも、子どものいい加減な手洗いを放っておけない様子が伺い知れます。手洗いの【方法】や【効果・効能】、【子どもにどの様に教えたらいいか】といった情報をもっと知りたいというママも13.7%にのぼりました。


【調査概要】
調査対象: 20歳から49歳の女性、300名
 ・既婚者 ・小学4年生以下の子どもがいること ・ 有職主婦
調査方法: インターネット調査
調査期間: 2016年11月22日(火)~23日(水)

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