『クリスマス』『大掃除』に関するTwitter上のクチコミの傾向調査 

2016年12月15日
ホットリンクは、ソーシャル・ビックデータ分析ツール「クチコミ@係長」を用い、年末の恒例行事である『クリスマス』『大掃除』に関するTwitter上のクチコミの傾向を調査し、その結果を発表します。

≪調査結果/抜粋≫

■クリスマス、2年連続でツイート件数が減少傾向に
■ハロウィン人気が高まる一方で若年層がクリスマス離れ?!
■大掃除に関して12月30日にツイートする人が最多、今年も昨年並みの水準で増加中
■大掃除は大変?!「!!!」で意気込みを表現するツイートが多数
■大掃除が終わらない人は、“年賀状”も終わらない!傾向に

≪調査結果≫

リスマス、2年連続でツイート件数が減少傾向に

ここ1年間のツイート数をみると、昨年のクリスマスイブが最もツイートされています。今年は、12月に入ってから増加傾向で、1日当たり4,500件/日(10%サンプルから算出、以下件数は全て同様)以上のツイートが見られました。そこで、ここ3年間における12月1日から1週間のツイート数をそれぞれ調べたところ、2年連続で減少傾向にあることが分かりました。特に、今年は減少が著しく、昨年と比べて約1割もツイート件数が減少しています。属性ごとにみると、20歳未満の若い世代で減少傾向にあることが分かります。

ハロウィン人気が高まる一方で若年層がクリスマス離れ?!

20歳未満のユーザーに限って頻出関連語(形容詞)を調べると、毎年「楽しい」「よい」「嬉しい」等ポジティブなワードが上位に並ぶ一方で、2016年は2014年2015年になかった「だるい」「ダサい」等ネガティブなワードもつぶやかれていました。また、ポジ率を算出すると年々減少傾向にあり、『クリスマス=楽しい』というイメージだけではなくなってきていると言えるのではないでしょうか。

また、「ハロウィン」に関するツイート数は、この3年間にわたり増加傾向にあります。“恋人のイベント”という色が強いクリスマスは若者の恋愛離れも相まって興味関心が低下しているのに対し、ハロウィンは“仲間で盛り上がるイベント”である点で支持を集めているのではないでしょうか。

大掃除について12月30日にツイートする人が最多、今年も昨年並みの水準で増加中

昨年12月から今年1月初めまでの約1ヶ月間における「大掃除」に関するツイート件数を調べたところ57,362件となり、クリスマス終了後から一気にツイート数が伸びはじめ、最も多かったのは12月30日という結果になりました。

昨年は12月に入った頃から徐々にツイート件数が増え、12月最初の週末だった5、6日には500件/日のツイートがありました。その後も土日はツイート数が増加傾向で、休みの日に『大掃除をしよう』『大掃除しないといけない』と感じる人が多いことが予測されます。また、お正月を迎えると一気にツイート数が減る一方、1月4日までは500件/日あたりのツイートがみられ、お正月に入っても掃除を続ける人が一部いることがうかがえます。今年も12月に入り、「大掃除」に関するツイート件数は昨年並みの水準で増加傾向にあり、約1週間で2,000件を超えました。

大掃除はやっぱり大変?!「!!!」で意気込みを表現するツイートが多数

「大掃除」と一緒につぶやかれる頻出関連語を調査したところ、最も多くつぶやかれたワードは「部屋」となりました。これは、大掃除に関するツイートの多くに、実際に掃除した(掃除したい)場所に関するツイートが多く含まれることを示すもので、他にも「お風呂」「キッチン」「トイレ」などが一緒につぶやかれていました。2位には「!!!」が入りました。具体的なツイートをみると、これから大掃除に着手する意気込みを表現したり、大掃除が終わったことを報告するツイートで使われていました。やはり、大掃除は気合が必要ということでしょうか。

また10位の「お願い」ですが、具体的なツイート内容をみると大掃除が終わったことを報告するツイートで『来年もよろしくお願いします』と年末の挨拶をする人や、年内に大掃除が終わらなかった人による新年の挨拶とあわせて『まだ大掃除をしている』とつぶやく投稿が多く見られました。やはり日本人にとって年末の大掃除は、お正月を迎えるために欠かせないイベントであることがうかがえます。

大掃除が終わらない人は、“年賀状”も終わらない!傾向に

大掃除が“終わった”とツイートした人と、“終わらなかった(やらなかった)”とツイートした人について比較してみました。まず、終わった派のツイートが17,827件だったのに対し、終わらなかった派は1,828件と約10倍の開きがあり、大掃除をやりきる人が圧倒的に多いことが分かりました。

終わった派と、終わらなかった派それぞれの頻出関連語を比較すると、終わった派は掃除に関する単語が多くつぶやかれています。5位「あと」について、具体的なツイートをみると「あと冷蔵庫だけ」といったような大掃除に目処がついた人の投稿が多くみられました。

一方、終わらなかった派は「仕事」や「年賀状」と掃除に関連しない単語が多くツイートされていることが分かります。2位「仕事」について具体的なツイートをみると、『仕事で大掃除が終わらない』『仕事が忙しくて大掃除はやらない』といった投稿が多く見られ、仕事が大掃除しない大きな要因であることが分かります。中には、『仕事を大掃除したい』といった仕事の多忙さを嘆くものもみられました。3位「年賀状」をみると、『大掃除も年賀状も終わらない』といった年末の支度が両方とも終わらずじまいの人の投稿が圧倒的に多く、大掃除が終わらない人は年賀状の準備も終わらない傾向があるようです。

次に、終わった派と終わらなかった派の地域シェアを調査したところ、そこまで大きな違いは見られませんでしたが、「九州」地方は終わった派が2.4ポイント高い結果になり、「重曹」「古い靴下」といった掃除につかったアイテム名や掃除方法が多くツイートされていました。一方、「中部」地方は終わらなかった派が1ポイント高くなりました。


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