2016タレントCM起用社数ランキング 

2016年12月08日
メディアの調査・分析を行うニホンモニターは、2016年1月~11月のCM出稿状況を基にした『2016タレントCM起用社数ランキング』をまとめました。

【調査結果】

▼ 総評

2016年は常連の争いになると思われていたが、昨年の年間ランキングで突如姿を現し(9社)、勢いそのまま今年は13社へと大きくジャンプアップした吉田羊さんが、男女合わせて一気に単独トップに。キャリアウーマンから飲食店店主、はたまた友達のような親子の役まで、如何ほどにも器用に演じ分けられる技量と役柄の豊富さが、そのまま起用社数増加に比例したと言っても過言ではないだろう。
 昨年年間1位の上戸彩さんは9社、上半期1位のマツコ・デラックスさんは12社で1位こそ逃したものの上位にランクインし、その人気を維持している。
 男性は嵐の相葉雅紀さんが昨年の単独首位に続き、男性部門V2を達成。今年の「紅白歌合戦」白組司会も決まり、勢いが止まらない。また、テニスの錦織圭選手も初の男性トップに。本業のテニスだけでなくCM起用でも先輩の松岡修造さんを超えスポーツ界の顔と言えるだろう。

▼男性タレント ~嵐と錦織圭選手に続くのは“オトナの男性”~

2016年も嵐のメンバーが上位に君臨し、もはや勢いだけでなく貫禄を感じさせる。また、テニスの錦織圭選手は12社に起用され、ついに男性トップへ駆け上がった。リオ五輪では銅メダルを獲得、プレーへの飽くなき真摯な姿勢がそのままCM上でも数多く表現され、起用社のイメージアップに貢献している。
 また、上位には特徴的な渋い声でこれまで数多くのCMナレーションを担当されてきた遠藤憲一さんが今年は表舞台へ。30代が上位を占める中、西島秀俊さんとともに11社に起用され、8社に起用された松重豊さんを含め、“オトナの男性”の存在感を示している。
 10社以下では上半期以降も徐々に起用社を伸ばしてきたDAIGOさんが見事にランクインを果たし、昨年のM-1グランプリ覇者の「斎藤さんだぞ」で一躍人気芸人の仲間入りを果たしたトレンディエンジェルの斎藤司さんが続いた。
 ジャニーズでは嵐とともにTOKIOの長瀬智也さんとリーダーの城島茂さんがランクイン。男らしさと持ち前の明るさを活かしたCM起用が目立った。

▼女性タレント ~若手女優陣が躍進~

名だたる常連メンバーが並ぶ中、若手女優では女優の広瀬すずさんが12社、有村架純さんが11社に起用され、松岡茉優さん(11社)、平祐奈さん(10社)、波瑠さん(10社)が上位にランクインした。
 松岡茉優さんは本業である女優業以外での活躍も目覚しく、テレビで目にする機会も増えている。平祐奈さんは若干18歳でランクイン。同じ10代の広瀬すずさんと共に今後長期間上位をキープするだろう。波瑠さんはNHK朝ドラ「あさが来た」で好演。ドラマ卒業後も好調で存在感を示している。

▼総括と展望 ~2016年ブレイクタレント&2017年注目のタレントは?~

・男性タレント
トレンディエンジェルの斎藤司さんが昨年0社から9社(コンビ5社+個人4社)へ起用され大躍進を遂げた。2015年M-1グランプリを制した勢いそのままにCMでも数多く起用され、文字通り今年の顔の一人と言える活躍だった。
 若手俳優では山﨑賢人さんが7社、坂口健太郎さんが6社に起用された。今年は共に月9ドラマに出演、映画出演も続き、順調にキャリアを重ねている。
 また、坂口健太郎さんと同じく月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で主演を果たした高良健吾さんが5社に起用され、起用社数を伸ばした。上位の芸能人は全て30代以上であり、来年はそこに割って入ることができるか注目したい。
 スポーツ界からは2015年ラグビーワールドカップでの活躍で大ブレイクした五郎丸歩選手が大会後の12月からCMに起用され、瞬く間に7社で起用された。

・女性タレント
2016年はトレンディエンジェルだけでなく女性芸人の活躍も目立った。特に渡辺直美さんが8社、ハリセンボンの近藤春菜さんが7社に起用されて上位進出をうかがっている。若手ではおかずクラブが4社に起用されており、2017年は先輩芸人に続けるか注目したい。
 若手女優では、清野菜名さん、永野芽郁さんが5社に起用された。また、朝ドラ「あさが来た」で脚光を浴びた吉岡里帆さんが昨年0社から4社へ上昇した。朝ドラ勢では現在「べっぴんさん」に出演中の芳根京子さんが現在4社に起用されており、常連が名を連ねる上位に食い込めるか今後も注目である。

・総評
ランキング常連の顔ぶれは、男性は嵐の他に西島秀俊さん(11社)、松岡修造さん(9社)など、女性はローラさん(12社)、マツコ・デラックスさん(12社)、有村架純さん(11社)、桐谷美玲さん(10社)、綾瀬はるかさん(9社)、上戸彩さん(9社)。何れも起用期間が比較的長きに渡る傾向にあって、起用社との厚い信頼関係が伺える。
 男性を中心に30代以上が占める割合が増えたことから、過度な冒険をせず、起用するタレントに安定感を求める広告主が増えていると考えられる一方で、トレンディエンジェル、りゅうちぇるさん、また世界的にも時の人となったピコ太郎さんなど、芸やビジュアルに特徴のある芸人やタレントは、そのインパクトの強さから瞬発的に高い宣伝効果も期待できるため、2017年はまた新たな顔ぶれがランキングを賑わすかも知れない。
 スポーツ界ではリオ五輪で輝いたアスリート達の起用が増えるのではないだろうか。2020年東京五輪までこの流れは続きそうである。また、二刀流で投打に躍進したプロ野球の大谷翔平選手は今年パ・リーグMVPに輝くなど、錦織圭選手と並ぶスポーツ界の顔となった。来オフのメジャー挑戦も噂され、CM起用でも2017年の注目の的である。


【調査概要】
・調査項目: テレビCMに出演している男女タレントの起用社数ランキング
・調査期間: 2016年1月1日~2016年11月30日
・対象局: 日本テレビ/テレビ朝日/TBS/テレビ東京/フジテレビ (東京地区民放5局地上波オンエア分)
・備考: 番組宣伝、本人出演のドラマコラボCM、本人出演のCD/DVD/ゲーム・楽曲配信・映画CM、楽曲PV内出演、ナレーションのみでの出演等は除く。
起用社数の集計は、各タレントの「契約期間」ではなく、「出演したCMが実際に放送されたかどうか」でカウントした。
男女の分類については、実際の性別問わずキャラクターとしての男性枠、女性枠でカウントした。

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