『育児』に関するアンケート調査(既婚子持ちの30歳~59歳女性対象) 

2016年10月17日
オウチーノ総研は、首都圏在住で既婚子持ちの30歳~59歳女性 858 名を対象に、「『育児』に関するアンケート調査」を行った。

子どもが小学生以上の場合は、小学校に入学する前までの育児について回答してもらった。はじめに「育児中(子どもが小学校に入学する前まで)の夫婦の働き方」を聞いた。「夫だけが働いている」と言う人が 56.1%、「共働き(2 人ともフルタイム)」が 17.2%、「共働き(片方がパートタイム、時短勤務など)」が 24.4%、「妻だけが働いている」が 0.8%、「その他」が 1.5%だった。合わせると、「専業主婦・主夫」は 56.9%、「共働き」は 41.6%だった。
次に「夫の育児に満足していますか?」という質問をしたところ、「満足している」人が 61.0%だった。また、「育児中、夫にイライラすることはありますか?」と聞いたところ、「イライラする」という人は72.7%だった。最後に「育児中、夫がやってくれたことと、本当はやってほしかったことは何ですか?」という質問をした。
「やってくれたこと」で最も多かったのは「子どものお風呂の世話」で 70.6%、「子どもと遊ぶ」が 67.4%、「子どものおむつの世話」が 56.9%と続いた。「本当はやってほしかったこと」では、「子どもの寝かしつけ・夜泣き対応」が最も多く 33.3%、次いで「1 人の自由時間を作ってくれる」が 32.3%、「食事の片づけ」が 27.6%だった。

【調査結果】

1. 61.0%の妻が、夫の育児に「満足している」!

まず、「夫の育児に満足していますか(していましたか)?」という質問をしたところ、「とても満足している」という人が17.4%、「まあまあ満足している」が 43.6%、「あまり満足していない」が 22.1%、「全く満足していない」が 16.9%だった。
合わせると、「満足している」人は 61.0%だった。年齢別に見ると、「満足している」という 30 代は 66.4%、40 代は 60.2%、50 代は 56.3%と、年代が上がるにつれ、夫の育児に満足している人は少なくなることが分かった。

それぞれ理由を聞いたところ、「満足している」人からは「子どもとよく遊んでくれたから」という声が最も多く、具体的には「忙しいなか子どもの話し相手となり、よくつき合ってくれているから」(54 歳)や「早く帰宅し、子どもの相手をしてくれたから」(42 歳)などが挙がった。次いで「休日は家族サービスをしてくれたから」という声が多く、例えば「育児はほぼ自分と同じ程度でき、休みの日には夫が全部の面倒を見てくれるから」(38 歳)や「土日になると外に連れて行ってくれるから」(35 歳)などが聞かれた。他には「よく話し合い、知識面でよく面倒をみてくれたから」(55 歳)や「忙しいなか、一緒に買い物に行ったり、私 1 人の時間を作ってくれたりしたから」(41 歳)、「送り迎えや家事を手伝ってくれているし、何より子どもが懐いているから」(33 歳)などが挙げられた。

反対に「満足していない」人からは「何もしてくれなかった」という理由が最も多く、具体的には「育児に関与する気がないから」(39 歳)や「育児は何 1 つせず、専業主婦だったため困らなかったが、遊び相手くらいはしてほしかった」(59 歳)などが挙がった。次いで「仕事が忙しかったから」という声が多く、例えば「単身赴任、出張、土日勤務と、仕方がないこととは言えほとんど育児に参加してもらえなかった」(48 歳)や「帰りが遅く、平日は頼れないから」(41 歳)などが聞かれた。他には「子育てより自分の趣味を優先していたから」(55 歳)や
「遊んでくれるのは良いが、本気で喧嘩したり悪いお手本になっているから」(51 歳)、「口は出すが、手は出さない」(58歳)などが挙げられた。

2. 育児中、夫に「イライラする」人は 72.7%。

次に「育児中、夫にイライラする(した)ことはありますか?」と聞いたところ、「とてもイライラする」という人が 28.9%、「時々イライラする」が 43.8%、「あまりイライラしない」が18.6%、「全くイライラしない」が 8.7%だった。合わせると、夫に「イライラする」という妻は 72.7%だった。夫の育児に満足していても、イライラしてしまうことは多いようだ。
年代別に見ると、「イライラする」と回答した 30 代は 78.7%、40 代は 74.1%、50 代は 65.4%と、年代が上がるほど減っているが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということなのかもしれない。

「イライラする」という人に、その原因を聞いた。最も多かったのが「夫の自己中心的な行動」で、具体的には「子どもが話しかけているのに、何かに夢中になって聞こえていないことが多い」(30 歳)や「嫌なことは絶対にしてくれないから」(44歳)などが挙がった。次いで「自分が忙しい時に何もしてくれない」という声が多く、例えば「子どもがいて忙しい時に『ご飯まだできないの?』など無神経なことを言ってくるから」(39 歳)や「24 時間体制で忙しい時は手伝って欲しいのに、こちらから言わないと手伝おうとしないから」(58 歳)などが聞かれた。他には「休日に子どもが夜泣きしている時も寝ていて起きなかったから」(34 歳)や「言わなければ何もやってくれないから」(51 歳)、「叱り方の方針が異なることが多かったから」(52 歳)などが挙げられた。

3. 夫がやってくれた育児は、「お風呂の世話」「子どもと遊ぶ」。
一方、妻が本当にやってほしかったのは、「夜泣き対応」「1 人の時間をくれる」!


最後に「育児中、夫がやってくれたことと、本当はやってほしかったことは何ですか?」という質問をした。まず、「やってくれたこと」で最も多かったのは「子どものお風呂の世話」で 70.6%、「子どもと遊ぶ」が 67.4%、「子どものおむつの世話」が 56.9%、「レジャー・観光・外出・旅行など」が45.2%、「ゴミ捨て」が 42.1%と続いた。働き方別に見ると、「レジャー・観光・外出・旅行など」と「特になし」以外の全ての項目で共働きが専業主婦・主夫を上回った。

「本当はやってほしかったこと」では、「子どもの寝かしつけ・夜泣き対応」が最も多く 33.3%、次いで「1 人の自由時間を作ってくれる」が 32.3%、「食事の片づけ」が 27.6%、「子どもと遊ぶ」が 26.0%、「掃除」が 22.6%だった。また、「特になし」と回答した人は 21.9%だった。
いわゆる「家事」の項目について働き方別に見ると、専業主婦の場合「食事の片付け」が 26.0%、「掃除」が 20.9%、「ゴミ捨て」が 20.1%、「食事作り」が 17.4%、「洗濯」が 12.7%、「買い物」が 10.9%、共働きの場合は順に 30.3%、24.6%、23.2%、25.8%、16.0%、15.1%だった。どれも専業主婦・主夫を共働きが上回り、共働きの妻はもっと家事面の協力を得たいようだ。また、「夫婦 2 人の時間を作ってくれた」でも専業主婦・主夫では 9.4%、共働きでは 13.2%と差が大きく、共働き夫婦の時間のやりくりの難しさがうかがえた。

24 時間 365 日続く育児のなかで、7 割が夫に「イライラする」と回答した妻。一方で、夫の育児には満足している人も多かった。夫が「子どもの夜泣き対応」や 1 人の自由時間を作ってくれる」ことが増えれば、より妻の満足度は上がるのかもしれない。


【調査概要】
有効回答:首都圏在住で既婚子持ちの 30 歳~59 歳女性 858 名
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2016 年 10 月 6 日(木)~10 月 8 日(土)

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