国内ソーシャルログイン利用状況調査2016 

2016年11月28日
フィードフォースは、ソーシャルログインASPサービス「ソーシャルPLUS」にて、日本国内におけるソーシャルログイン利用状況調査を実施*1 しました。なお、今回より調査対象アカウントとして新たにLINEを加え、Facebook・Twitter・Yahoo! JAPAN・Google・LINEの5種類のアカウントを対象にソーシャルログインの利用状況を調査しました。

調査の結果、日本国内のソーシャルログインにおいては、Yahoo! JAPANのアカウントを利用する割合が48.6%で、2015年に実施した前回調査と同様にシェアNo.1となりました。続いてFacebookが18.6%、Googleが18.3%、LINEが11.2%、Twitterが3.3%となっております(図表1)。

また、ソーシャルログインを利用するデバイスの割合では、70.4%がモバイル、29.6%がPCという結果になりました(図表2)。ソーシャルログインをモバイルで利用する割合は、2015年調査時の62.6%という結果*2 と比較して、今回の2016年調査結果では7.8ポイント増加しました。
さらに、ソーシャルログインに利用するアカウントの割合をデバイス別に見ると、PCにおいてはYahoo! JAPANのアカウントを利用する割合が64.8%と半分以上を占めておりますが(図表3)、モバイルにおいてはYahoo! JAPANが41.8%となり、その他のFacebook、Google、LINE、Twitterを利用する割合が高くなっていることがわかりました(図表4)。

*1:ソーシャルPLUSを導入しているサイトのソーシャルログイン利用状況調査。2016年10月実施。
*2:ソーシャルPLUSを導入しているサイトのソーシャルログイン利用状況調査。2015年5月実施。

◆モバイルにおけるソーシャルログイン利用機会の拡大と共に、新たにLINEログインのニーズも高まる

今回の調査結果から、ソーシャルログイン利用者の約7割がモバイルユーザーであることがわかりました。手元の細かな操作が必要なスマートフォンにおいて、会員登録やログインの手間が省けるソーシャルログインはユーザーにとって利便性が高いため、モバイル上で利用される機会が増えていると考えられます。
また、モバイル上でのソーシャルログインにおいては、LINEのアカウントを利用する割合が14.2%となっておりますが、ユーザーの行動がスマートフォン中心となる中、国内ユーザー数が6800万人を超え*3 日本国内の生活インフラとして定着したLINEがソーシャルログインに利用される機会は、さらに拡大していくことが予想されます。
さらに、2016年10月にはLINEの「Official Web App」*4 が正式リリースされたことで、既存の自社サイトをそのまま活用して、LINEアプリ上で自社サイトのユーザー獲得やプッシュメッセージ配信までが手軽にできるようになりました。「Official Web App」に対応するには、自社サイトにLINEログインの実装が必須となっており、こうした背景からも今後LINEログインのニーズはさらに高まっていくと考えられます。

*3:LINE 2016年10月-2017年3月媒体資料より
*4:企業が自社のWebサービスとLINEアカウントを連携させ、LINEアカウントを起点に集客・アクション誘導・リピート促進まで、ユーザーの行動をLINEアプリ上でシームレスに完結させることができる仕組み。

◆ソーシャルログインとは?
「ソーシャルログイン」とは、FacebookやLINE、Yahoo! JAPAN等の外部サービスのアカウント情報を活用して、サイトやアプリに会員登録やログインができる機能です。会員登録時のエントリーフォームを入力する手間や、IDやパスワードを管理する手間が省けます。ユーザーの利便性が向上することで、サイトの会員登録率の向上や離脱防止、再ログイン率の向上が見込めるため、様々な業種の企業サイトで導入が普及しています。

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[フィードフォース]
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