「恋愛ベタ」実態調査(20歳~39歳男女対象) 

2016年08月29日
オウチーノ総研は、首都圏在住の 20歳~39歳男女 860 名を対象に、「『恋愛』に関するアンケート調査」を行った。

はじめに「自分は『恋愛ベタ』だと思いますか?また、人から『恋愛ベタ』だと言われたことはありますか?」という質問をした。結果、「自他ともに認める『恋愛ベタ』」は 23.3%、「隠れ『恋愛ベタ』」は 34.7%、「無自覚『恋愛ベタ』」は 3.2%、「『恋愛ベタ』ではない」人が 38.8%だった。61.2%が「恋愛ベタ」だということが分かった。次に、「『恋愛ベタ』な人の特徴は何だと思いますか?」と聞いたところ、最も多く選ばれたのが「人見知り・コミュニケーション障害」で 20.8%。次いで「自分に自信がない」が 19.5%、「奥手」が 19.3%だった。最後に「『恋愛ベタ』を克服するには何を磨くべきだと思いますか?」と聞いた。結果、「トーク力・コミュニケーション能力」が19.3%と最も多く、「行動力」が 14.3%、「自分への自信」が 12.2%と続いた。

【調査結果】

1. 61.2%が「恋愛ベタ」!既婚者でも半数超え!?
はじめに「自分は『恋愛ベタ』だと思いますか?また、人から『恋愛ベタ』だと言われたことはありますか?」という質問をした。結果、「自分は『恋愛ベタ』だと思うし、人から言われたこともある」という「自他ともに認める『恋愛ベタ』」は 23.3%、「自分は『恋愛ベタ』だと思うが、人から言われたことはない」という「隠れ『恋愛ベタ』」は 34.7%、「自分は『恋愛ベタ』だと思わないが、人から言われたことはある」という「無自覚『恋愛ベタ』」は 3.2%、「自分は『恋愛ベタ』だと思わないし、人から言われたこともない」という「『恋愛ベタ』ではない」人が 38.8%だった。61.2%が「恋愛ベタ」だということが分かった。
未既婚別に見ると、未婚の場合は 66.3%が、既婚の場合は 54.1%が「恋愛ベタ」ということが分かった。既婚者の方が 10%以上少ない結果となったが、それでも半数以上が「恋愛ベタ」だった。

それぞれそう思う理由を聞いた。「自他ともに認める『恋愛ベタ』」からは「積極性に欠けるから」という声が最も多く、具体的には「自分から積極的になれないから相手ができない」(35 歳/女性)や「好きな人ができても何も行動しないから」(28 歳/女性)などが挙がった。次いで「恋愛経験がない、少ないから」という声が多く、例えば「30 年間 1 度も恋愛を経験したことがないから」(30 歳/男性)や「恋から遠のいているから」(25 歳/女性)などが聞かれた。
「隠れ『恋愛ベタ』」からは「恋愛経験がない、少ないから」という理由が最も多く挙がり、次いで「積極性に欠けるから」が多かった。他には「人と恋愛の話をしないから」という理由も多く、具体的には「自分の恋愛について、友だちにあまり詳しく話さないから」(21 歳/女性)や「あまりオープンにしないので恋愛について人に言われる機会がない」(39 歳/女性)などが聞かれた。他には「外見が派手なので恋愛ばかりしているように見られるが、実は真逆」(35 歳/女性)や「異性を意識しすぎてしまうが表面は何ともなさそうに振る舞っているから」(24 歳/男性)などが挙げられた。
「『恋愛ベタ』ではない」人からは「恋愛してきたから」という理由が最も多く、具体的には「高校時代から途切れず恋人がいて、結婚したから」(28 歳/女性)や「それなりに駆け引きしてきたから」(32 歳/女性)などが挙がった。次いで「今まで困ったことはないから」という声が多く、例えば「昔はなかなか彼氏ができなかったが、初めての彼氏ができて以降は特に困ったことはない」(30 歳/女性)や「恋愛で嫌な思いをしたことがないから」(33 歳/女性)などが聞かれた。他には「むしろ恋愛上手と言われる」(30歳/女性)や「あまりコンプレックスがないし、現実的な考え方をしているから」(37歳/女性)などが挙げられた。

2. 「恋愛ベタ」の特徴は「人見知り・コミュ障」「自信ない」「奥手」!
次に、「『恋愛ベタ』な人の特徴は何だと思いますか?」と聞いたところ、最も多く選ばれたのが「人見知り・コミュニケーション障害」で 20.8%。次いで「自分に自信がない」が 19.5%、「奥手」が 19.3%、「恥ずかしがり屋」が 14.3%、「完璧主義・理想が高い」と「気を遣いすぎる・気にしい」がともに 13.1%だった。

男女別に見ると、「完璧主義・理想が高い」と回答した男性は9.8%、女性は16.5%。「甘えベタ」と回答した男性は7.4%、女性は 16.0%だった。一方、「決断力がない・優柔不断」と回答した男性は 14.4%、女性は 7.4%。「恋愛ベタ」の特徴には男女差があるようだ。
「人見知り・コミュニケーション障害」と回答した人にその理由を聞いた。最も多く挙がったのは「人間関係を築くための基本だから」で、具体的には「人間関係をつくるうえで苦労しそうだから」(24 歳/女性)や「恋愛以前の問題」(33 歳/男性)などが挙がった。他には「人付き合いが上手い方が出会いは多いから」(25 歳/女性)や「心を開かないと相手も開かないと思うから」(28 歳/女性)などが聞かれた。
「自分に自信がない」では「積極的に動けなくなるから」という声が最も多く、例えば「自信がないと行動にうつせないと思うから」(33 歳/男性)や「先に進まないから」(39 歳/女性)などが聞かれた。他には「自分をアピールできないから」(35歳/男性)や「自分への評価が低いと、諦めてしまうことが多くなるから」(24 歳/男性)などが挙がった。
「奥手」と回答した人からは「積極的に動けない」に次いで「きっかけがつかめないから」という理由が多く挙がった。具体的には「チャンスを逃しがちだから」(24 歳/男性)や「恋愛が始まるきっかけを自ら作ることができないから」(27 歳/男性)などが聞かれた。

3. 「恋愛ベタ」であるが故の失敗談は?学生時代の苦い思い出も。
次に、3 種の「恋愛ベタ」な人たちを対象に「『恋愛ベタ』であるが故の失敗談はありますか?」と聞いた。男性からは「チャンス・タイミングを逃してしまった」という声が最も多く挙がった。具体的には「相手が自分に好意を寄せていたのに気づいていながら、相手に気持ちを言わせようとして失敗した」(29 歳/男性)や「好意に気づくのがいつも遅い」(38 歳/男性)などが聞かれた。次いで「会話に難あり」という声が多く、例えば「女性とどんな会話をしたら良いか分からず、2 人きりの時に沈黙が続いてしまった」(36 歳/男性)や「相手と気が合いそうな趣味があると思い、その話題でデートに誘ったら、興味がないと言われた」(30 歳/男性)などが聞かれた。他には「なかなか好きと言えずにいたら、友人が付き合うことになってしまった」(35 歳/男性)や「気になる人がいたが、声をかけられないまま卒業してしまった」(29 歳/男性)、「デリカシーのない発言で嫌われる」(22 歳/男性)などが挙げられた。
女性では「告白できなかった」という声が最も多く挙がり、例えば「5 年以上片思いをしていた相手に、告白することができずに終わったことをしばらく引きずっていた」(33 歳/女性)や「両想いだったのに告白せず、友だち止まりだった」(39 歳/女性)などが聞かれた。次いで「素直になれない」という声が多く、具体的には「本当は好きなのに好きではないフリをしてしまう」(35 歳/女性)や「思っていることを上手に伝えられず、喧嘩になってしまう」(31 歳/女性)などが挙がった。
他には「重すぎて、別れ話からすら逃げられる」(28 歳/女性)や「最初から隠すことなく何でも話してしまって、毎回引かれる」(29 歳/女性)、「妥協できず、告白するほど好きだと思えなかったが、後々あの人良かったなと思うことがある」(32 歳/女性)などが挙げられた。

4. 未婚者の 28.3%が「ありのままで」良いと回答したのに対し、既婚者は……?
最後に「『恋愛ベタ』を克服するには何を磨くべきだと思いますか?」と聞いた。結果、「トーク力・コミュニケーション能力」が 19.3%と最も多く、「行動力」が 14.3%、「自分への自信」が 12.2%、「積極性」が 11.7%、「素直さ」が 10.8%と続いた。
「特になし・ありのままで」と回答した人は 24.3%だった。

男女別に見ると、「トーク力・コミュニケーション能力」と回答した男性は 22.3%、女性は 16.3%だった。男性の方がより「トーク力・コミュニケーション能力」を必要としていることが分かる。反対に、「素直さ」と回答した男性は 9.3%、女性は12.3%、「思いやり・優しさ」と回答した男性は 7.2%、女性は 13.7%だった。
それぞれその理由を聞いた。「トーク力・コミュニケーション能力」と回答した人からは「話し上手がモテるから」という理由が最も多く挙がった。具体的には「話が面白い人は人を惹きつけるから」(29 歳/女性)や「顔ではなく、トークがすべてだと思うから」(39 歳/男性)などが挙がった。次いで「お互いを知ることができるから」という声が多く、例えば「話しベタな相手でも心を開きやすいから」(23 歳/女性)や「話してこそ相手に分かってもらえると思うから」(30 歳/女性)などが聞かれた。他には「自分をアピールすることが必要だと思うから」(24 歳/男性)や「『恋愛ベタ』な友人が異性とのコミュニケーションを苦手としているから」(23 歳/女性)などが挙げられた。
「行動力」では「経験値がものを言うから」という理由が多く、具体的には「恋愛においても、練習することでできることが増えると思うから」(23 歳/男性)や「経験値を上げる必要があると思うから」(26 歳/女性)などが聞かれた。他には「人と会う機会が増えれば成功確率が上がるから」(31 歳/女性)や「色々な人と付き合い、色々な人のパターンや対応方法を知ることが大事だと思うから」(34 歳/女性)などが挙げられた。
未婚者の場合「特になし・ありのままで」と回答した人は 28.3%だったのに対し、既婚者の場合は 18.8%だった。自分を磨くことの大切さを知っているからこそ、恋を成就させ、結婚にたどり着くのかもしれない。


【調査概要】
有効回答 首都圏在住の 20 歳~39 歳男女 860 名(学生は除く)
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2016 年 8 月 9 日(火)~8 月 12 日(金)

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