ミドルの「地方で働くこと」意識調査 

2016年11月25日
エン・ジャパンが運営するミドル世代の転職活動を支援する転職サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している東名阪の三大都市圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、兵庫、京都、奈良)在住のユーザーを対象に「地方で働くこと」についてアンケートを行ない、682名から回答を得ました。

【調査結果概要】

★59%のミドルが「地方で働くことに興味がある」と回答。昨年より10ポイント減少。人気が高いエリアは、「九州・沖縄エリア」。
★地方で働く際に不安な点は「働き口が少なく、転職先が見つからなそう」。一方で妥協できる点は、「交通の利便性」「役職」「給与」

【調査結果詳細】

1:59%のミドルが「地方で働くことに興味がある」と回答。 昨年より10ポイント減少。人気が高いエリアは、「九州・沖縄エリア」。

東名阪の三大都市圏在住のユーザーに「地方で働くことに興味はありますか?」と伺ったところ、59%の方が「興味がある」と回答。昨年同調査より10ポイントマイナスという結果になりました。希望するエリア(※)でもっとも人気が高いのは「九州・沖縄エリア」(26%)。『輸入輸出共にゲートウェイとして商機が期待できる』『東京と離れていながら独自の需給バランスを持ち、アジアに近い商業集積地だから』などビジネスの観点からさらなる発展が見込めるアジアに近い九州・沖縄エリアを希望する方が多いようです。

※エリア分類は下記のとおりです。
●東北エリア(青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島)
●北関東エリア(茨城、栃木、群馬)
●北信越エリア(長野、新潟、富山、石川、福井)
●東海エリア(静岡、山梨、三重、岐阜)
●関西エリア(滋賀、和歌山)
●中国・四国エリア(岡山、鳥取、島根、広島、山口、香川、徳島、愛媛、高知)
●九州・沖縄エリア(福岡、佐賀、長崎、熊本、宮崎、大分、鹿児島、沖縄)

2:地方で働く際に不安な点は「働き口が少なく、転職先が見つからなそうだから」。一方で妥協できる点は、「交通の利便性」「役職」「給与」。

政府は 2015 年度を「地方創生元年」と位置づけ、企業の地方移転を推進しているものの、同年に東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県へ他の43道府県から移転した企業数は過去最多。(※帝国データバンク調べ)これにより昨年よりも、地方での働き口が減少傾向であることを不安に感じる方の割合が増加しているものと考えられます。

「地方で働くにあたり、妥協可能な条件はなんですか?」と伺うと、トップ3は「交通の利便性」(41%)、「役職・ポジション」(37%)、「給与の減少」(34%)でした。昨年と順位の入れ替えはありつつも、トップ3の項目に変化はありませんでした。役職や収入が下がることや通勤の不便さが増すことは、妥協できる方が多いようです。


【調査結果】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『ミドルの転職』を利用するユーザー
有効回答数:682名
調査期間:2016年9月30日~2016年10月31日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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