「お歳暮ギフト」に関する意識調査(20歳以上の男女対象) 

2016年11月21日
アサヒグループホールディングス生活者未来研究部門は、2016年11月2日(水)~11月8日(火)にインターネットで、「お歳暮ギフト」に関する意識調査を実施し、923人の有効回答を得ました。

【調査結果サマリー】

■ 6割近くが「お歳暮の贈答意向を持つ」

■ 「自分の両親」「自分の兄弟姉妹」など、家族ギフト中心

■ ギフトの注文先は「百貨店」-「百貨店のブランド力」でギフトの高級感が増す

■ 贈りたいギフトの第1位は「ビール」、クリスマスや正月などの乾杯需要に向け

■ 欲しいお歳暮のトップも「ビール」-求め、求められる理想的なギフト


【調査結果サマリー】

Q.今年の冬、お歳暮ギフトを贈る予定は?
 ⇒6割近くが「お歳暮の贈答意向を持つ」
 ⇒年代別では「贈る予定がある」という声は、年代と共に高まる傾向

単一回答 N=923人

今年の冬、「お歳暮ギフト」の贈答意向を聞いたところ、「贈る予定がある」と回答した人は43.8%でした。さらに「贈るかどうか検討している」という声も14.5%を数え、全体の6割近くの人びとが「お歳暮ギフトの贈答意向を持つ」ことが明らかとなりました。年代別では「贈る予定がある」という声は、未婚者も多い20代では30.6%と低調でしたが、30代で39.0%、50代で49.1%と徐々に増加。さらに60代で57.5%、70代以上で66.7%を占め、年代と共にお歳暮ギフトの贈答率が高まる傾向が見られました。お歳暮ギフトは人生経験や社会との関わりと深く関係していることがうかがえます。

Q.ギフトの贈答先は? 
 ⇒「自分の両親」「自分の兄弟姉妹」など、家族ギフト中心
複数回答 N=534人

ギフトの贈答先で、最も回答が多かったのは「自分の両親」(38.4%)でした。「自分の親に毎年贈っている」(男性50代、茨城県)など、日ごろ何かと相談にのってもらったり、御世話になっている自分の実家にギフトを贈るという声。さらに「自分の兄弟姉妹にはイクラを贈る」(女性60代、北海道)など、3位にも「自分の兄弟・姉妹」(24.2%)が挙げられ、ごく親しい「自分の家族」が中心となっていることが判ります。
 「自分の両親」と僅差だったのは、2位「義理の両親」(37.3%)。さらに「義理の息子の両親に」(男性70代、兵庫県)など、4位に「親戚」(20.8%)、6位にも「義理の兄弟・姉妹」(14.0%)が挙げられました。かつてお歳暮ギフトといえば、上司や仕事関連の付き合いなど「ビジネス」中心というイメージがありましたが、今日では家族や親戚など「自分の身内」に感謝の気持ちを伝える機会として、利用されていることがうかがえます。

Q.ギフトの注文先は?
 ⇒ギフトの注文先は「百貨店」-「百貨店のブランド力」でギフトの高級感が増す
複数回答 N=530人

昨今では日常的に「ネット通販」を活用する人が増えていますが、「お歳暮ギフト」の注文先を聞いたところ最も回答が多かったのは「デパート、百貨店」(58.3%)でした。「プレミアム感があるものがうれしいと思うので。同じ商品でもスーパーから届くのと、百貨店から届くのとでは年配の方では反応が違う」(女性30代、栃木県)など、同じギフトでも百貨店だと「高級感が増す」という声。ひと昔前に比べると小売店も多様化し、「百貨店のブランド力」が軽減されたとはいえ、依然として中身よりも「包装紙を重視」する傾向が強いことがうかがえます。
次に2位は「スーパーマーケット」(28.3%)。昨今では商品バリエーションでは百貨店にも負けておらず、日ごろの買い物のついでに注文できる手軽さから、自宅近くのスーパーを支持する人も少なくありません。

Q.「お歳暮」で贈りたいギフトは?
 ⇒贈りたいギフトの第1位は「ビール」、クリスマスや正月などの乾杯需要に向け
複数回答 N=524人

お歳暮で贈りたいギフトを聞いたところ、堂々の人気ナンバーワンのお歳暮ギフトは「ビール(発泡酒・新ジャンル含む)」(48.1%)でした。「ビールを上司に贈る予定。いつも飲んでいる銘柄も分かっているので、相手が好きなものを贈れば外れがないと思う」(男性40代、香川県)など、晩酌に欠かせないビールが一番喜ばれるという声。自由回答の中には「今年は地方限定のビールセットを贈る。珍しいものが喜ばれる」(男性30代、東京都)など、プレミアムビールや地方限定の地ビール等、いつも飲んでいるビールではない「珍しい銘柄」を探して贈るという人もいました。

Q.あなたが贈られてうれしいギフトは何ですか?
 ⇒欲しいお歳暮のトップも「ビール」-求め、求められる理想的なギフト
単一回答 N=606人

お歳暮で贈られてうれしいギフトを聞いたところ、最も回答が多かったのは「ビール(発泡酒・新ジャンル含む)」(もらいたい=46.4%、贈りたい=48.1%)でした。「もらうならビール。家族がよく飲むので、たくさんあっても困らず在庫ができて嬉しい」(女性20代、埼玉県)など、幾らあっても邪魔にならないという声。さらに「スーパーで買うと持ち帰るのが重いので、家に届くだけでも嬉しい」(女性30代、栃木県)など、必ず買うものなので、運搬の手間が省けてとても助かるという声も目立ちました。ちなみに2004年から実施している同調査によれば、「贈りたいギフト」「もらってうれしいギフト」のナンバーワンは13年連続で「ビール」。贈りたいギフトであり、贈られたいギフトのナンバーワンでもある「ビール」は、求め、求められる理想的なギフトであることがうかがえます。同じくお酒類では「ワイン」(もらいたい=12.9%、贈りたい=6.9%)、「高級洋酒(ウイスキー、ブランデー等)」(もらいたい=9.7%、贈りたい=5.5%)を欲する声も多く、「お酒ギフト」が届くのを心待ちにしている人が意外に多いようです。
 「お酒ギフト」に続き、人気の2位は「ハム・ソーセージ」(もらいたい=35.0%、贈りたい=31.9%)。さらに4位にも「産地直送の魚介類(かに、鮭、イクラ等)」(もらいたい=24.4%、贈りたい=19.5%)が続きました。イベントごとが多い年末の食卓を豪華に彩る高級食材や珍しい食材は、歳暮ギフトとしても人気を集めているようです。


【調査概要】
調査対象:全国の20歳以上の男女923人(有効回答数、男性460人、女性463人)
調査方法:インターネット
調査期間:2016年11月2日(水)~11月8日(火)

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[アサヒグループホールディングス]
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