「肌・体・心の不調」に関する意識・実態調査(25~34歳の働く女性対象) 

2016年11月16日
「女性」をテーマにした調査分析やトレンド発信などをおこなう「womedia Labo*(ウーメディア ラボ)」では、25~34歳の働く女性500名を対象とした、働く女性の「肌・体・心の不調」をテーマに調査をおこないました。
 
調査の結果、忙しい現代女性たちの多くが、あわただしい毎日の中で、「肌・体・心の不調」を自覚していることが明らかに。しかしそれらは、「肌のコンディションが悪い」、「なんだか疲れがとれない」、「なぜかやる気が起きない」など、老化とは違い、あくまでも“今だけ”の一時的な劣化と捉える人が多く、63%が必要なものを満たしてあげることで「回復可能」と回答。不調を感じつつも前向きに頑張る女性たちの姿が浮き彫りになりました。

【調査結果】

25~34歳の働く女性500名を対象とした、「肌・体・心の不調」に関する意識・実態調査をおこないました。

■アラサー女性の約8割が、日常生活における肌・体・心の不調を自覚。
うち74%が「老化とは異なる」と回答、疲労やストレスによる「一時的」な不調と捉えている。


まず、「日常生活において、肌・体・心の不調を自覚したことはありますか?」という質問をしたところ、78%と約8割が「ある」と回答。具体的な不調の内容としては、下記のような声があがりました。

・「残業や仕事の付き合いで、遅く帰る日が続くと、吹き出物ができてしまう」(34歳・未婚)
・「疲れがたまっていると、休日も外に出るのが億劫になり、1日引きこもっている」(26歳・未婚)
・「夜中に眠れない時、友人のSNS投稿を見てしまい、勝手に劣等感に苛まれる」(26歳・既婚・子どもあり)

アラサー女性たちのコメントからは、年齢や慢性的な要因による「蓄積型」の不調よりも、疲れやストレスによってあらわれる、「一時的」な不調を感じる人が多いことがうかがえます。

実際に、「前述した肌・体・心の不調は、老化とは異なる現象だと思いますか?」という質問では、74%が「そう思う」と回答。その理由としては、「いつもは肌トラブルはなく、忙しくなった時だけ荒れるから」(32歳・既婚・子どもなし)、「油断するとすごく疲れを感じるが、普段気を張っている時はわりと大丈夫だから」(31歳・既婚・子どもあり)などの回答があがっています。アラサー女性たちは日常生活における不調を、加齢による老化現象ではなく、忙しさから疲労やストレスが溜まり、一時的に悪い状態になっているだけと捉えているようです。

また、「昔は帰宅時まで化粧崩れは気にならなかったが、最近は夕方になると頬の周りがかさつくように」(26歳・既婚・子どもなし)、「今まで腰痛を感じたことはなかったのに、最近は疲れると腰が痛くなる」(29歳・未婚)など、昔とは何か違う、アラサーになって感じるようになった異変についても、浮き彫りとなりました。

そこで今回「womedia Labo*(ウーメディア ラボ)」は、こうしたアラサー女性特有の不調を、「老化」とは異なる、一時的な「劣化」と名付け、アラサー女性の“今だけ“劣化の実態について、さらに深堀りしました。

■劣化が最も現れやすい曜日は? 「肌」と「体」は金曜日、「心」は月曜日。
劣化に気付くシーンは、「朝のメイク中」、「起床後」、「日中」。


はじめに、「肌・体・心」の劣化が現れやすいタイミングについて調査を実施。「最も劣化を感じる曜日」について聞くと、「肌」「体」については「金曜日」(肌:22%、体:20%)、「心」については「月曜日」(20%)が、それぞれ最も多い結果になりました。「金曜は、体力的に疲れがたまって、肌も体もボロボロに。月曜は、仕事が始まることが憂鬱」(30歳・未婚)という女性が多いようです。

また、「自分が劣化していることに気付くシーン」を複数回答で聞いたところ、「肌」は「朝のメイク中」(54%)、「体」は「起床後」(61%)、「心」は「日中」(42%)がそれぞれ1位となりました。

■劣化の原因は、ダントツで「仕事」! 一方で、未既婚や子どもの有無による違いも…。
「やるべきことが多い時、忙しい時」は劣化しやすい傾向に。


さらに、働くアラサー女子たちの劣化を引き起こす要因についても調査をおこないました。
その結果、「劣化の原因」としてダントツで多かったのが「仕事」で81%。

次点の回答は、属性ごとによって回答がわかれ、未婚女性では「恋活・婚活」(24%)、既婚・子どもなしの女性では「パートナーとの関係」(25%)、既婚・子どもありの女性では「育児」(62%)の回答がそれぞれ目立っています。

また、「どのような時に劣化しやすいと感じますか?」という質問では、「やるべきことが多い時、忙しい時」(68%)、「やるべきことを1人で抱えてしまう時」(42%)、「完璧にやろうとしてしまう時」(36%)が上位に。

具体的な場面としては、
・「ただでさえ仕事が忙しい時に、追い討ちをかけるかのようにトラブルに見舞われたとき」(34歳・未婚)
・「仕事が忙しく、誰にも頼れなくて息抜きもできずにいると、気持ちが荒れて体調も悪くなる」(29歳・既婚・子どもなし)
・「夫の出張が多いと、仕事も育児も全て自分1人でやらなければならず、疲れてイライラする」(31歳・既婚・子どもあり)
などの声があがりました。

自分でやるべきことの量をコントロールできなくなったり、他に頼れる人がいなかったり、という状況の中で、頑張り過ぎて疲れとストレスを溜めてしまい、劣化に陥る女性が多いことがうかがえます。

■劣化女子の63%が、「劣化」は回復するものと捉えている。
「たくさん寝る」「お風呂に入る」「思いきり食べる」など、必要なものを満たしてあげることが解決のカギ。


最後に、劣化を感じた際の対策方法について質問しました。

「劣化を感じた時に、どのような行動をとることが多いですか?」と聞いたところ、「たくさん寝る」(68%)という回答が最も多く、以下、「お風呂に入る」(33%)、「思いきり食べる」(33%)などが続きました。

ちなみに、前問で回答した行動によって「劣化が解決するか」については、63%と半数以上が「解決することが多い」と回答。女性たちの劣化現象は、“必要なものをきちんと満たしてあげることで回復できる“と捉えているようです。


<調査概要>
調査対象:25~34歳 有職者女性 500名
 ※年代・属性(未婚/既婚・子どもあり/既婚・子どもなし)で均等割付
調査期間:2016年10月24日(月)~2016年10月26日(水)
調査方法:インターネット調査

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