牛肉や牛肉料理に関する意識調査(20~69歳男女対象) 

2016年11月15日
リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、牛肉や牛肉料理に関する意識についてのアンケートを実施しました。

<調査要約>

POINT① 1年前に比べて牛肉がより好き」34%。肉食化を裏付ける結果に
・牛肉好きが過半数54.2%、若い世代ほど多く、圏域別では関西で多い。
・牛肉に対する好み、1年前と比べ「より好きになった」「やや好きになった」の合計が33.8%で、「やや好きではなくなった」「好きではなくなった」の合計8.6%を大きく上回る。

POINT② 外食したことがないが今後食べたい牛肉料理TOP3は「高級ハンバーガー」「シュラスコ」「ローストビーフ」
・外食経験のある牛肉料理トップ3は、「焼肉」「牛丼」「しゃぶしゃぶ」。
・今後外食したい牛肉料理トップ3は、「焼肉」「しゃぶしゃぶ」「ビーフステーキ」。
・まだ外食したことがないが、今後食べたい牛肉料理トップ3は、「高級ハンバーガー」「シュラスコ」「ローストビーフ」。

POINT③ 牛肉を食べたくなる瞬間は「テレビや雑誌などマスメディアを見て」
・牛肉を食べたくなったシチュエーションの1位は、2位に大差で「テレビや雑誌などのマスメディアで牛肉や牛肉料理の番組や記事を見たとき」。
・牛肉料理を食べたくなった相手、女性は「家族・親族」、男性は「一人で」。

【調査結果】

1. 「牛肉好き」が過半数54%、若い世代ほど多く、圏域別では関西で多い
『ホットペッパーグルメ』でもこのところフリーワード検索数が増加している「牛肉」。まずは基本的に好きかどうかを質問。全体では過半数の54.2%が「好き」「まあ好き」と回答。「あまり好きではない」「嫌い」の合計6.5%を大きく上回った。性年代別では男女とも若い世代ほど牛肉好きが多く、圏域別には「関西圏」で牛肉好きという回答が他の圏域よりも多い傾向であった。

2. 「1年前に比べて牛肉がより好き」34%。肉食化を裏付ける結果に
次に1年前と比べて牛肉に対する好みの変化を質問したところ、「より好きになった」「やや好きになった」の合計が33.8%で、「やや好きではなくなった」「好きではなくなった」の合計8.6%を大きく上回った。食肉の消費量は右肩上がりという市場データを裏付ける結果となった。性年代別では、ここでも若い世代で好きになった人が多く、圏域別では関西で多いという傾向は前ページと同じであった。全ての性年代の中で最も「1年前に比べて牛肉を好きになった」人の割合が高かったのは、20代女性の43.5%だった。

3. 外食での定番牛肉料理トップ3は「焼肉」「牛丼」「しゃぶしゃぶ」
外食で食べたことのある牛肉料理を選択してもらったところ、トップは「焼肉」で88.7%であった。次いで2位が「牛丼」(79.9%)、3位が「しゃぶしゃぶ」(77.7%)であった。過去の経験を問う設問なので若い世代ほど経験率は低くなりがちで、男性20代は「あてはまるものはない」が6.2%と性年代別でもっとも多かったが、次いで60代女性が4.1%となっており、世代が上のわりには牛肉料理の外食経験が少なめという結果であった。逆にもっとも経験率の高い世代は60代男性と30代女性であった(ともに「あてはまるものはない」回答が2.3%)。

4. 外食したい牛肉料理、1位は「焼肉」、2位「しゃぶしゃぶ」&「ビーフステーキ」
今後外食で食べたい牛肉料理を聞くと、1位は「焼肉」(74.1%)、2位は「しゃぶしゃぶ」&「ビーフステーキ」(ともに59.7%)という結果に。男性は50代までで食べたい料理が多く、女性は30代までは比較的食べたい料理が多めだが、40代以上になると、回答が少なくなる傾向であった。

5. まだ外食したことがないけど、今後食べてみたい牛肉料理ランキング。1位「高級ハンバーガー」、2位「シュラスコ」、3位「ローストビーフ」 に
外食したことのない牛肉料理の中で今後外食で食べてみたいものを集計してみた。1位は「高級ハンバーガー」(11.0%)、2位「シュラスコ(ブラジリアンBBQ )」(9.2% )、3位が「ローストビーフ・ローストビーフ丼」(8.8%)という順位であった。いずれもすでに流行中の料理ともいえるが、2位の「シュラスコ(ブラジリアンBBQ ) 」は特に20代女性の支持を集めており、注目したい。

6. 牛肉を食べたくなる瞬間は「テレビや雑誌などのマスメディアを見て」(41%)
ここ最近で牛肉を食べたくなったシチュエーションの1位は、2位を大きく引き離して、「テレビや雑誌などのマスメディアで牛肉や牛肉料理の番組や記事を見たとき」(41.3%)。2位は「牛肉料理のにおいをかいだとき」(24.6%)、3位は「誕生日など記念日」(22.1%)であった。牛肉料理が「肉ブーム」としてマスメディアで取り上げられているが、それを見た人がさらに「牛肉ブーム」を広げている構造もありそうだ。1位のマスメディアと3位の「誕生日」では、女性合計の回答割合が男性合計を大きく上回った。また20・30代女性では「肉フェスなどのイベントがあったとき」も他の性年代よりも多く回答されている。

7. 牛肉料理を食べたくなった相手、女性は「家族・親族」、男性は「一人で」
ここ最近で牛肉料理を食べたくなった外食の相手については、最多が「家族、親族と外食」(42.5%)で、次いで2位に「夫婦での外食」(27.5%)、3位に「友達同士で外食」(21.7%)が続いた。1位の「家族・親族と外食」では、女性合計が男性合計を大きく上回り、逆に「一人での外食」では男性合計が女性合計を大きく上回る結果であった。


【調査概要】
・調査名:外食市場調査(2016年9月分)
・調査方法:インターネットによる調査
首都圏、関西圏、東海圏における、夕方以降の外食および中食のマーケット規模を把握することを目的に実施した調査(外食マーケット基礎調査)の中で、牛肉や牛肉料理の好みやその変化、牛肉料理を食べる頻度の変化、牛肉料理の認知度や外食で食べたくなるシチュエーションなどを聴取。
・調査対象:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県)、関西圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県)、東海圏(愛知県、岐阜県、三重県)に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)

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