夫婦に関するアンケート調査(18歳~69歳の既婚者対象) 

2016年11月11日
「いい夫婦の日」をすすめる会は、11月22日の「いい夫婦の日」に先駆けて、「2016年度いい夫婦の日」アンケート調査(調査方法:インターネット調査、調査対象:全国の男女既婚者1,000名)を実施しました。本調査は2007年より毎年実施しています。その結果、以下のような夫婦の実態が浮き彫りとなりました。

【調査トピックス】

1)夫婦円満は7割以上!10代・20代で夫婦円満度が最も高い割合

2)結婚前の交際期間、トップ3「1年~2年未満」、「半年~1年未満」、「5年以上」
 「半年未満」は夫婦円満度が低いほど高い割合

3)今のパートナーを選んだ理由TOP3「性格」、「優しさ(思いやり)」、「フィーリング」
 【円満ではない】層のトップは「なんとなく」

4)生まれ変わったら、「もちろん今の相手を選ぶ」4割弱

5)夫婦円満のため大切だと思うことTOP3、「話をする・聞く」、「程よい距離感」、「信頼する」
 【とても円満】層は「話をする・聞く」、「信頼」が6割超え

6)夫婦の会話の話題トップ3、「子ども」、「休みの予定」、「食事」
 【とても円満】層のトップは「休みの予定」、【円満ではない】層は「会話することはない」が半数以上

7)普段夫婦で一緒にすることトップ3、「買い物」、「外食」、「国内旅行」

【調査結果】

1)夫婦円満は7割以上!10代・20代で夫婦円満度が最も高い割合
夫婦は円満だと思うかとの問いに対し、「とても円満」(24.8%)と「まあ円満」(50.4%)を合計した「円満(計)」は75.2%でした。性年代別でみると、男女ともに10代・20代は「円満(計)」が最も高くなっています。10 代・20代の円満さをいつまでもキープしたいものです。

2)結婚前の交際期間、トップ3「1年~2年未満」、「半年~1年未満」、「5年以上」
   「半年未満」は夫婦円満度が低いほど高い割合

結婚前の交際期間は、「1年~2年未満」(24.2%)が最も割合が高く、次いで「半年~1年未満」(22.8%)、「5年以上」(15.3%)と続いています。また、性年代別でみると、「1年未満」の割合が男女とも60代で最も高くなっています。
一方、1)の夫婦円満度別でみると、円満度が下がるほど「半年未満」の割合が高まっています。【とても円満】層でも「1年未満」は3割以上存在し、決して交際期間が短いと夫婦関係が悪くなるということではありませんが、きちんと考える機会を持つことは必要だと考えます。

3)今のパートナーを選んだ理由TOP3「性格」、「優しさ(思いやり)」、「フィーリング」
 【円満ではない】層のトップは「なんとなく」

「今のパートナーを選んだ理由」は、「性格」(56.2%)が最も高く、次いで「優しさ(思いやり)」(44.2%)、「フィーリング」(40.1%) となっています。1)の夫婦円満度別でみると、【とても円満】層の半数以上は「性格」「優しさ」「フィーリング」「安心感」といった相手の魅力を理由としているのに対し、【あまり円満ではない】、【円満ではない】層は「なんとなく」の割合が最も高く、半数近く存在しています。パートナーを選んだ理由が明確にあるほうが円満な傾向にあるようです。

4)生まれ変わったら、「もちろん今の相手を選ぶ」4割弱
生まれ変わったら、今のパートナーを選ぶかでは、「どちらともいえない」(40.8%)が最も高いものの、次いで「もちろん今の相手を選ぶ」(36.3%)、「別の人を選ぶ」(22.9%)と続いており、別の相手よりは今の相手を選ぶ割合が高くなっています。また、性年代別でみると、男性のほうが女性より「もちろん今の相手を選ぶ」の割合が高くなっており、妻は夫を選ばずとも、夫は妻を選ぶ傾向がみられます。

5)夫婦円満のため大切だと思うことTOP3、「話をする・聞く」、「程よい距離感」、「信頼する」
【とても円満】層は「話をする・聞く」、「信頼」が6割超え

夫婦円満のために大切だと思うことのトップ3は、「話をする・聞く」(55.4%)で、次いで「程よい距離感(干渉しすぎない)」(49.1%)、「信頼する」(44.0%)と続いています。性別でみると、「程よい距離感(干渉しすぎない)」と「言葉にして感謝を伝える」において夫が妻より15pt以上低く、夫婦間で乖離が見られます。ある程度の距離感は保ちたいが、感謝の言葉は欲しいという妻の気持ちを表す結果となりました。
また円満度別においては、【とても円満】層は「話をする・聞く」(66.5%)、「信頼」(61.3%)が6割超えで、次いで「言葉にして感謝を伝える」(48.0%)となりました。夫婦円満のためには「会話」と「信頼」を重視することがポイントのようです。

6)夫婦の会話の話題トップ3、「子ども」、「休みの予定」、「食事」
【とても円満】層のトップは「休みの予定」、【円満ではない】層は「会話することはない」が半数以上

夫婦で会話するときの話題では、「お子さんについて」(56.1%)、次いで「お休みなどの予定について」(55.9%)、「食事や食べ物について」(53.4%)と続いています。
円満度別では、【とても円満】層は「お休みなどの予定について」(71.0%)がトップですが、他の層と比較すると、「ご夫婦お二人のことについて」(51.2%)が半数以上と割合が高くなっています。一方、【円満ではない】層は「特に夫婦で会話することはない」(55.4%)の割合が高くなっています。この結果から、お互いに関心を持つことが良好な夫婦関係を築くうえで重要なのではないかと思われます。

7)普段夫婦で一緒にすることトップ3、「買い物」、「外食」、「国内旅行」
普段夫婦で一緒にすることでは、「買い物」(56.3%)、次いで「外食」(51.9%)、「国内旅行」(47.8%)と続いています。「料理以外の家事」「料理」「育児」などの日々のことよりも「外食」「国内旅行」といった割合が高くなっており、日常のことは夫婦で役割分担し、余暇を一緒に楽しむ傾向が強まっているのではないかと考えられます。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査エリア:全国
調査対象:男女18歳~69歳の既婚者
調査サンプル:1,000サンプル(性別、及び、年代別に割付)
調査期間:2016 年10月14日~17日

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[「いい夫婦の日」をすすめる会]
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