家族間でのコミュニケーション意識調査(3歳~8歳の子どもとその母親、祖父母対象) 

2016年11月07日
コクヨは、内閣府の制定する「家族の日」(11月20日)を前に、家族間でコミュニケーションの意識を調査すべく、全国の3歳~8歳の子ども200名とその母親200名、祖父母200名を対象に『家族に関する意識調査』を実施いたしました(※子どもは親と一緒に回答してもらう形式をとりました)。

 今回の調査では、家族3世代間で日ごろの感謝を伝える手紙やプレゼントに着目。孫、母親、祖父母それぞれが感じる感謝の気持ちや互いを思いやる家族の絆が明らかとなる調査結果となりました。

 3歳~8歳の孫のいる祖父母に孫からの手紙についてアンケートを実施したところ、95%が孫から手紙を貰えたら嬉しいと感じる一方で、そのうち2人に1人はこれまでに孫からの手紙を貰った経験がないという事実が判明しました。

 手紙に関する祖父母の思いが明らかになった中で、孫世代の子供たちはどのように考えているのでしょうか。「次に祖父母に会う時には手紙を渡してみたいか」を尋ねると、8割が大好きなおじいちゃんおばあちゃんへ「手紙を持っていきたい」と回答。その子供たちは日ごろの感謝を伝えるために、祖父母の似顔絵を描いたり、折り紙などで工作した手作りの手紙を渡したいと考えていることも判明しました。

 また11月20日の「家族の日」という記念日に際し、この機会に家族に手紙を送ってみたいと半数以上が回答。どのようなメッセージを送りたいのかを調査すると、母から愛する我が子へ、自らも母となった娘から自分を育ててくれた両親へ、祖父母から離れて暮らす孫へ…3世代それぞれの立場で感じる、心温まるメッセージが集まりました。

【調査結果トピックス】

・孫からの手紙、嬉しい祖父母は9割超えの一方で、2人に1人は手紙を貰ったことがない…

・「じぃじ、ばぁば、だいすき」祖父母に会う時、手紙を持っていきたいと考える孫は8割!

・7割以上の母親が感動した、子供からの“ありがとう”エピソード

・11月20日は「家族の日」。心温まる感謝の手紙を公開


【調査結果】

■孫からの手紙、嬉しい祖父母は9割超えの一方で、2人に1人は手紙を貰ったことがない…

 3歳~8歳の孫のいる祖父母200名に、孫から手紙を貰った時の気持ちを尋ねると、「嬉しい」「やや嬉しい」と感じる人が95%以上という回答が得られました。

 では、実際に孫から手紙や手作りアイテムなどのプレゼントを貰った経験があるかを調査したところ、「ほとんど貰ったことがない(11.0%)」「貰ったことはない(34.5%)」と45.5%が貰ったことがないという結果に。

 ほとんどの祖父母が孫から手紙を貰ったら嬉しいと思っており、楽しみにしているのに対し、実際には、2人に1人の祖父母が孫からのプレゼントを貰った経験がないという事実が明らかとなりました。

■「じぃじ、ばぁば、だいすき」祖父母に会う時、手紙を持っていきたいと考える孫は8割!

 孫世代の子供たち200名に、次回祖父母に会いに行く際に手紙を持っていきたいと思うかを尋ねると、「持っていきたい(48.0%)」「やや持っていきたい(31.5%)」という結果になりました。孫世代も実は、祖父母に手紙を送りたいという気持ちを抱いていました。

 では、孫たちは祖父母に手紙を送るときには、どんな手紙を作りたいと考えているのでしょう。持っていきたいと回答した子供たちに、どのような手紙を持っていきたいかを尋ねたところ、1位「祖父母の似顔絵」61.0%、2位「ありがとうや会いたい気持ちを伝えるメッセージ」60.4%、3位「折り紙などで作った工作手紙」23.9%という結果に。

 孫世代の子供たちに、祖父母への手紙でどんなメッセージを伝えたいかについては、日頃の感謝や祖父母を想う気持ちを伝えたいと考えている声が多く見られました。
▶「いつもありがとう。大好きだよ。ずっと元気でいてね。」 (男児/大阪)
▶「いつも、とまらせてくれてありがとう!」(女児/東京)
▶「じぃじ、ばぁば、だいすき。」(男児/山形)
 孫たちの多くは、手作りの似顔絵やメッセージ、工作手紙で感謝の気持ちを伝え、大好きな祖父母に喜んでほしいと思っているようです。

■子供の“ありがとう” 感動した経験のある母親は7割 その感動エピソードとは…?

 本調査対象の母親200名に、子供からの感謝の言葉に感動した経験があるかを調査したところ、7割の母親が子供から「ありがとう」と言われ、感動した経験があると回答。ありがとうといわれた経験のある母親に、実際に体験した感動エピソードを教えていただきました。

<子供からの「ありがとう」エピソード>
▶いつも仕事でバタバタしていてあまり子供を見れていなかったときに、「いつもお仕事頑張ってくれてありがとう」と言われ、子供の存在の大切さを改めて実感した。(30代/埼玉)

▶仕事から帰ったら、テーブルにお手紙と手作りのビーズアクセサリーが作っておいてあった。手紙には、「いつも仕事頑張ってくれてありがとう。明日も仕事頑張ってね。」と書いてあった。(30代/長崎)

▶母の日や誕生日に毎年、子供たちで手紙を書いてくれて、「いつもおうちのことや子供たちのお世話をしてくれてありがとう」と手紙をもらった時、疲れて家事をやりたくなくても一生懸命やっててよかったと思い、子供たちはちゃんと見ていてくれるんだと感動した。(30代/神奈川)

■11月20日は「家族の日」。心温まる感謝のメッセージを公開

 今年の11月20日は「家族の日」。内閣府では、11月の第3週日曜日を「家族の日」、その前後各1週間を「家族の週間」として定め、家族や地域の大切さ等についての理解の促進を図っています。
 本調査の対象者に、家族の日にやってみたいことを尋ねたところ、過半数の人が「家族の日に家族に手紙を送ってみたい」と考えていることがわかりました。さらに、手紙を送ってみたいと回答した人に、手紙を送るとしたらどのようなメッセージを送りたいかについても教えていただきました。愛する我が子へ、離れて暮らす孫へなど、それぞれの立場で感じる家族に対する感謝の気持ちあふれる温かいメッセージの一例をご紹介します。

<母親から子供へ送りたい手紙の内容>
▶「あなたたちがお母さんを選んで生まれてきてくれて、私たちが家族になれたことは、本当に嬉しいこと。本当にありがとう。これから大変なことはたくさんあるだろうけれど、家族みんなで乗り越えていこうね。」(30代/千葉)

▶「いつも怒ってばかりでゴメンね!嫌いで怒っているんじゃなくて、大好きだからちゃんとしてほしくて言ってるんだよ!兄弟仲良く、優しい子になってください。」(30代/千葉)

<祖父母から孫へ送りたい手紙の内容>
▶「来年も一緒に野菜を作り、おいしい料理を食べよう。」(60代/長野)
▶「いっぱい遊んで、いっぱいお勉強もして、大きな夢をもってそれをかなえられるように頑張れ!」(50代/福岡県)

<親になったから感じる感謝の気持ち。母親が自分の親への手紙の内容>
▶「自分が母親になり、子育てのつらさや大変さがよくわかりました。でも子供は本当にかわいくて、面白くて毎日が楽しいです。生んでよかったと思ってる。昔はよく怒られていたよね。今となってはそれが親心なんだなあと感じました。ここまで育ててくれてありがとね。」(30代/愛知)
▶「大切に育ててくれたおかげで今の私がいます。とても感謝しています。」(30代/北海道)


【調査概要】
調査名:家族に関する意識調査
調査対象者:
 3~8歳の子を持つ母親 200名、 3~8歳の孫を持つ祖父母 200名
 3~8歳の子供 200名(男児:女児=100:100)(母親と一緒に回答する形式で調査)
調査期間:2016年8月25日~8月29日
調査方法:インターネット調査

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