携帯電話の世界市場に関する調査(2016年) 

2016年11月04日
矢野経済研究所では、世界の携帯電話サービスおよび端末市場に関する調査を実施した。

<第四世代携帯電話サービス(4G)とは>
本調査における第四世代携帯電話サービス(4G)は、ITU(国際電気通信連合)にて規定されているLTE-Advanced、LTE-Advanced ProとWireless MAN-Advanced(WiMAX2)及び3.9世代に属するLTE(Long Term Evolution)、TD-LTE(TDD)を含めたものを対象とする(WiMAX、HSPA+を除く)。

【調査結果サマリー】

◆世界の携帯電話サービス契約数は2015年約79億契約、2022年に約91億5,000万契約を予測
 2015年の世界の携帯電話サービス契約数は79億4,278万7,000契約(世界人口に対する携帯電話普及率111.5%)であった。2016 年は82億819万5,000契約(同112.2%)を見込み、2022年には91億4,838万契約と世界人口に対する普及率は115.6%を予測する。

◆世界の第四世代携帯電話サービス(4G)契約数は2016年に18億1,608万契約の見込
 世界市場における第四世代携帯電話サービス(以下4G)は先進国をはじめ、多くの新興国でサービスの提供が進み、2015年の世界市場における4Gサービス契約数は10億契約を超えた。4Gは世界各国で採用が進んでおり、2016年も急拡大し、18億1,608万契約になる見込みである。

◆ 2016年の世界のハンドセット(フィーチャーフォン+スマートフォン)出荷台数は19億6,076万台の見込
 2016年の世界のハンドセット(フィーチャーフォン+スマートフォン)出荷台数(メーカー出荷ベース)は19億6,076万台を見込む。そのうち、フィーチャーフォンの出荷台数は4億4,664万台、スマートフォンが15億1,412万台で、ハンドセットセット全体での出荷台数は前年とほぼ同水準となる。


【調査概要】
調査期間:2016年6月~9月
調査対象:携帯電話・スマートフォンメーカー、国内半導体メーカー、通信事業者、関連業界団体等
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

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[矢野経済研究所]
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