「冬のかぜ」に対する調査(20~40代のビジネスパーソン男女対象) 

2016年11月04日
生活者の意識・実態を調査する「トレンド総研」では、ビジネスシーンでの「冬のかぜ」対策をテーマに、20~40代のビジネスパーソン500名を対象としたアンケートを実施し、2016年の「冬のかぜ」対策事情や、ビジネスに支障が出てしまうつらい症状を調査しました。

【調査結果】

◆ 71%が「会社でかぜをうつされた経験」あり! 「ひきはじめの出社」にはシビアな意見も…

はじめに、「かぜのひきはじめ」の状態で出社したことがあるかたずねると97%が「はい」と回答。「かぜのひきはじめ程度で休めないので出社」(29歳・女性)、「熱や頭痛があったが、他に代われる人がいないので出勤」(38歳・男性)など、忙しいビジネスパーソンならではの事情がうかがえる結果になりました。
一方で、「『かぜのひきはじめ』の状態で出社している人を職場で見たことがある」人も93%に上ります。

オフィスでは、お互いにかぜをうつすリスクを背負っているといえるでしょう。実際に、「会社でかぜをうつされた」という人は71%にも上ります。

そんな、かぜでも出社している同僚に対し、「隣で咳をされると、うつるんじゃないかと心配になるし、マスクするのも悪いし、とにかく気を使う」(36歳・女性)、「無理してこなくてもいいのにと思う」(31歳・男性)などシビアな意見が集まりました。職場で白い目で見られないためにも、「ひきはじめのかぜ」こそ注意して早めに治す必要があるといえるでしょう。

◆ 電話対応、面接…「つらいと思う症状」1位は約8割が「のどの痛み」と回答

次に、かぜのひきはじめの状態のうち、「つらいと思う症状」についてききました。その結果、1位に「のどの痛み」(77%)、2位に「せき」(51%)、3位に「頭痛」(42%)が続きました。

頭痛や鼻水、発熱など様々な「かぜのひきはじめ」の症状の中でも、会議、プレゼン、電話連絡など多方面に影響が出る「のどの症状」が上位に目立ち、仕事への影響が予想されます。実際、「のどの症状」経験者からは、「面接の進行をしなければいけなかったが、声を出すのが大変だった」(29歳・女性)、「電話対応するのにのどが痛くて声が思うように出なかった」(45歳・女性)など「声が出ない」ことに対する悩みの声が挙げられました。

「のどの痛み」「せき」などの症状があるとビジネスシーンで発揮できる力が「5割以上減」と回答したビジネスパーソンは53%にも上ります。ここからも「のどのかぜ」に対する早急な対処が必要だといえるでしょう。

◆ 約8割が今年も「のどのかぜ」を警戒! 高い関心の一方、具体的な対策には落とし穴も

そんな「のどのかぜ」を「今年も警戒している」というビジネスパーソンは75%。やはりビジネスマナーとしても高い関心があるようです。しかしその一方、具体的な対策を行っている人となると、その割合は55%まで下がります。

具体的な対策にまでは後手に回りがちな「のどのかぜ」。そんなのどのかぜの「ひきはじめ」対策をききました。その結果、1位に「早めに薬を飲む」(65%)、2位に「マスクをする」(60%)、3位に「うがいをする」(58%)が続きました。

一方で1位の「薬を飲む」に対しては、「薬を飲むと眠くなるので、仕事のときはドリンク剤を飲み、これ以上悪化しないよう注意している」(45歳・女性)など、「眠気」に対する不安の声も。

ベストなビジネスパーソンの「のどのかぜ」対策は、こうした「眠気の不安」に対応できる薬などを活用し、しっかりと治すことだといえるでしょう。


[調査概要]
調査対象:20~40代の有職者男女 500名(性年代別で均等割付)
調査期間:2016年6月23日~6月27日
調査方法:インターネット調査

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[トレンド総研]
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