小学生のトイレ実態調査2016 

2016年10月03日
小林製薬は「小学生のトイレ実態」に関するWEBアンケートを実施し、今年度の調査結果をまとめました。(2010年より5回目)

【調査結果】

依然として、和式トイレが多い小学校のトイレ
本調査によると、洋式トイレの多い小学校は年々増えているものの、依然として和式トイレが多い小学校が半数以上を占めているということが明らかとなりました。

学校でうんちをしたがらない子どもたち
このような中、約6割の子どもたちが学校でうんちをすることに対して抵抗を感じており、実際にうんちを我慢した経験がある子どもたちは約半数にも上ります。特に和式トイレの多い小学校の子どもたちで、その傾向が強いようです。

それには大きく2つの原因が有ります。1つ目は、「恥ずかしい」「落ち着かない」「からかわれそう」といった「周囲の目」。2つ目は、「トイレが汚い」「和式トイレが苦手」「トイレがくさい」といった「トイレ環境」です。特に、和式トイレの多い学校では和式トイレ特有の「トイレ環境」が、学校のトイレでうんちをすることに対する大きな抵抗感を生み出しているようです。

また、男女でも大きな違いが見られ、うんちをすることによって「からかわれそう」と感じるのは、女の子よりも男の子の方が多いということが分かりました。男子トイレ特有の小便器と個室が共存する構造により、「個室に出入りすることによって、うんちをしているのが周囲に知られ、からかわれてしまう」と感じている男の子の気持ちがうかがえます。

学校で「うんちをしない」3割の子どもたち
このようなことから、学校で「うんちをしない」と回答した子は 約3割にも上りました。中でも、男の子の約4割が「うんちをしない」と回答しており、「からかわれそう」という気持ちが、うんちの我慢につながっているものと考えられます。

一方で、「学校でうんちをする」と答えた子どもたちに、どこでうんちをしているかと聞いてみると、「遠くにある 人気ひとけの少ないトイレ」を使うという小学生が約1割おり、具体的には「他学年の教室のそばのトイレ」が最も多く使われているということがわかりました。

このように、「周囲の目」や「トイレ環境」によって、小学校ではうんちをしない子どもや、自分の教室から遠い 人気ひとけの少ないトイレを使う子どもが存在しているという問題が明らかとなりました。

こういったことから、「洋式トイレの増加」を望む小学生は、約6割にも上ります。子どもたちの健やかな成長を考えると、正しい排便意識の啓発とともに、早急なトイレ環境の改善が求められます。

第3のトイレスポットの出現

また今回の調査では、「学校でうんちをしない」と回答した子どもたちに、学校が終わってから、どこでうんちをするかについても聞いてみました。ほとんどの小学生(97%)が「家のトイレ」を使用すると回答したものの、その他にも「コンビニ」「スーパー」といった、学校や自宅以外のトイレを使用している子どももおり、「第3のトイレスポット」が存在することが分かりました。ここからも、キレイな洋式トイレで、安心してうんちをしたいという子どもたちの気持ちが伺えます。


《調査概要》
調査対象:全国の小学生がいる母親(25-49歳)と一緒に答えてもらう子ども(1年生~6年生 男女) 計618組
調査方法:インターネット調査
実施時期:2016年7月

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[小林製薬]
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