リオ五輪直前調査(リオ五輪の選手と競技に関する調査) 

2016年08月02日
産業能率大学スポーツマネジメント研究所は、8月5日に開幕するリオ五輪に関し、日本代表全選手(335人/7月26日時点)の知名度やメダル予想、視聴したい競技などを尋ねる調査を実施しました。

調査の設計や分析は、同研究所の小野田哲弥研究員(情報マネジメント学部准教授)が担当しています。調査は7月26日から29日までの4日間、インターネット調査会社を通じて実施し、20代から60代の1万人から回答を得ました。

調査の結果、「知名度」「注目度」で体操の内村航平選手が1位になりました。「知名度」ランキングでは、五輪経験や実績が豊富な選手が上位に並び、「注目度」ランキングでは、リオ五輪初出場の選手も多く選ばれています。
「金メダル予想」でも、個人総合2連覇と団体総合優勝を目指す内村航平選手(体操)が1位となりました。2位は五輪4連覇がかかる吉田沙保里選手(レスリング)、自身の名前「シライ」を冠した4つの技を持つ白井健三選手(体操)が五輪初出場ながら3位に入っています。
「ブレイク指数」1位は羽賀龍之介選手(柔道)。全体の認知率は3%程度ですが、認知者の多くがメダル獲得を予想しています。2位は日本代表で最多の7種目に出場予定の池江璃花子選手(競泳)、3位は日本選手団金メダル第一号の期待もかかる高藤直寿選手(柔道)でした。「視聴したい競技」は、2004年のアテネ五輪以来12年ぶりの金メダルを目指す「体操男子・団体」が45.5%で最多となりました。
本学スポーツマネジメント研究所では、リオ五輪閉幕後にも、今回の調査対象者に対して「満足度」や「ブレイク度」などを追跡で調査・集計・分析し、発表する予定です。五輪前後にわたる調査によって、競技の普及などスポーツマーケティングの研究に活かしてまいります。

【調査結果概要】

知名度
日本代表全選手(335人/7月26日時点)を選択肢として、「知っている」選手を複数回答してもらった。全回答人数(1万人)を母数に、「知っている」と答えた人の比率。

1位    内村 航平(体操)
2位    吉田 沙保里(レスリング)
3位    福原 愛(卓球)
4位    錦織 圭(テニス)
5位    入江 陵介(競泳)

注目度
「知っている」選手について、特に注目している選手を20人まで選択してもらった。各選手の認知者を母数に、「注目している」と回答された比率。

1位    内村 航平(体操)
2位    錦織 圭(テニス)
3位    吉田 沙保里(レスリング)
4位    白井 健三(体操)
5位    池江 璃花子(競泳)

金メダル予想
「知っている」選手について、「金」「銀」「銅」「入賞」「入賞は難しい」「わからない」の選択肢の中から当てはまるものを選択してもらった。各選手の認知者を母数に、「金」と回答された度数。

1位    内村 航平(体操)
2位    吉田 沙保里(レスリング)
3位    白井 健三(体操)
4位    伊調 馨(レスリング)
5位    萩野 公介(競泳)

ブレイク指数
「認知者内のメダル予想率」から「認知率」を引いたもの。(データの信頼性を確保するため、認知率2.5%以上の選手が対象。)

1位    羽賀 龍之介(柔道)
2位    池江 璃花子(競泳)
3位    高藤 直寿(柔道)
4位    大野 将平(柔道)
5位    ベイカー茉秋(柔道)

視聴したい競技
リオ五輪実施競技について、日本人選手の出場の有無にかかわらず「視聴(観戦)したい」競技を複数回答で選択してもらった。全回答人数(1万人)を母数に「視聴したい」と答えた人の比率。

1位    体操男子・団体
2位    男子競泳
3位    体操男子・個人
4位    男子トラック(100mなど)
5位    女子競泳


【調査概要】
調査時期:2016年7月26日~7月29日
調査方法:インターネットリサーチ
サンプル:10,000人 (総務省平成25年人口推計比に準拠)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[産業能率大学]
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