認知症に関する調査(40歳以上の介護者対象) 

2016年09月20日
ユニ・チャームは、「世界アルツハイマーデー」に先駆け、2015年5月から継続して行う「認知症に関する調査結果」を発表します。

《調査のまとめ》

◆介護されている方が1年前と比べて認知症の症状が「悪化した」と介護者の約6割(55.9%)が回答。

◆外出頻度が「週3日以上」の方は「認知症自立度」は悪化せず、1年前のスコアを維持していることが明らかになった。

◆「基本的生活動作」や「生活意欲」といった面でも、外出頻度の高い方の方が1年後のスコアが高い傾向にあることが明らかになった。


【調査結果】

■「介護」する方から見た被介護者の1年後の認知症状の変化
(1)1年前と比べて認知症の症状がどう変化しましたか?
1年前と比べて認知症の症状が「悪化した」と約6割(55.9%)が回答。
ADL(Activity of Daily Living 日常生活動作)で示すお身体の状態に関わらず、認知症の症状は1年経つと、多くが悪化していると感じられていることが確認できます。

■外出頻度と「認知症自立度」※1との関連性
(2)外出頻度別に1年後の「認知症自立度」を算出
外出頻度が「週3日以上」と、「週1~2日」や「月1~2日以下」とで認知症自立度を比較した結果、外出頻度が「週3日以上」の方は「認知症自立度」は悪化せず、1年前のスコアを維持していることが明らかになりました。

※1 認知症高齢者の日常生活自立度。高齢者の認知症の程度を踏まえた日常生活自立度の程度を表すもので、介護保険制度の要介護認定においてこの指標が用いられています。数値が低いほど自立度が高いといえます。

《認知症自立度判定》
ランク1:認知症の症状はない
ランク2:レベルI 何らかの認知症を有するが、日常生活は家庭内及び社会的にほぼ自立している。
ランク3:レベルII 日常生活に支障を来たすような症状・行動や意思疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意していれば自立できる。
ランク4:レベルIII 日常生活に支障を来たすような症状・行動や意思疎通の困難さが見られ、介護を必要とする。
ランク5:レベルIV 日常生活に支障を来たすような症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られ、常に介護を必要とする。
ランク6:レベルM 著しい精神症状や周辺症状あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。

■外出頻度と基本的生活動作・意欲のスコアとの関連性
(3)外出頻度別に1年後の「基本的生活動作」と「生活意欲」を分析

認知症自立度以外にも、食事や入浴などの「基本的生活動作」や、起床や食事などにおける「生活意欲」といった面でも、外出頻度の高い方の方が1年後のスコアが高い傾向にあることが明らかになりました。
時間を経ることで多くが症状の進行する認知症に関し、外出頻度が高い場合、外出頻度が低い方よりも症状が悪化しづらいこと、また外出の頻度は認知機能に留まらず、基本的な生活動作や意欲など心の面にも大きく影響を与えていることが明らかになりました。

■尿もれによる「日常生活への影響」から、外出不安で「閉じこもり」傾向
尿もれ経験者の2人に1人が「日常生活への影響」を実感し、60~70代の4人に1人が「閉じこもり」傾向にある。


【調査概要】
調査対象:
・40歳以上の介護者(男性・女性)
・被介護者がADL1~4の方(ADL1「ひとりで歩ける」ADL2「介助があれば歩ける」 ADL3「歩けないが、介護があれば立つことが出来る」 ADL4「立てないが、介助があれば座る事が出来る」)
調査内容:介護する方から見た、1年前と比較した被介護者の、認知症の症状・基本的生活動作・生活意欲について回答。
回答者数:639人
調査期間:2015年5月・2016年5月
調査方法:インターネット調査

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