電力や発電方法に関する意識調査(20-60代主婦対象) 

2016年09月28日
ソーラーフロンティアは、家庭向けの電力自由化から10月で半年を迎えるのに当たり、全国の20-60代の主婦約1,000名を対象に「電力や発電方法に関する意識調査」を行いました。

2016年4月に開始した家庭向けの電力自由化は、消費者が電力の選び方を意識するきっかけとなりましたが、火力、原子力、太陽光などどのような種類の発電所でつくられた電力かを知らせる『発電方法』については公開が望ましいとされながらも、道半ばです。今回の調査では、多くの主婦たちは食品を買うときに産地を気にするのと同じように、電力の“産地”も気になっており、発電方法が公開されたらクリーンエネルギーを中心に選びたいと思っていることが分かりました。
                                         
【調査結果サマリー】

■電力自由化で今後さらに広がって欲しい選択肢は、1位「料金プラン」、2位「電力会社」に続き、3位「クリーンエネルギーを使用した電力が選べること」。

■電気の発電方法(どのような種類の発電所でつくられた電力か)を知りたい主婦は約8割。

■発電方法を気にしたことがある主婦は3割強。東日本大震災や電力自由化がきっかけに。

■主婦の約8割は、欧州のように電力会社に発電方法の公開を義務付けて欲しいと思っている。

■もし発電方法が公開されたら選びたい電力は、太陽光、水力、風力などクリーンエネルギーが7割超え。

■太陽光発電で動いたら良いなと思う家電は「冷蔵庫」「エアコン」「照明」。家の中のモノが何でも太陽光で動く「太陽光 of things」が理想?!

■タイプ別で見ると、インドア派、iPhone派、Web/SNS派はクリーンエネルギー志向が高い傾向に。


【調査結果の詳細】

① やりくり主婦も、料金プランや電力会社の次にクリーンエネルギーの選択肢が気になっている!
主婦のおよそ5人に1人は、電力の自給自足にも関心がある。


電力自由化で今後さらに広がって欲しい選択肢を聞いたところ、1位「料金プラン」、2位「電力会社」に続き、3位「クリーンエネルギーを使用した電力が選べること」という結果でした。家計を預かることの多い主婦として、より多くの電力小売会社から様々な料金プランが出ることを期待する一方、エネルギーの種類も選びたいという希望もあるようです。また、国がゼロエネルギー住宅推進政策を進める中、太陽光発電や蓄電池、省エネ設備を使い、電力の自給自足をする生活にもおよそ5人に1人は関心があることが分かりました。

② 発電方法(どのような種類の発電所でつくられた電力か)を知りたい主婦は約 8 割。

現在、日本では電力小売会社に対して発電方法の公開義務がありませんが、今後公開されれば知りたいと答えた主婦は「とても知りたい」「知りたい」を合わせて約 8 割に上りました。理由は、「発電方法が公開されれば安心、信頼できるから」(59.7%)、「希望する発電方法を選びたいから」(47.3%)、「情報公開の 1 つとして行うべきだと思うから」(46.6%)が上位に並びました。

③ 主婦は野菜の産地を気にするように、電力の”産地“も気にしている!
発電方法を気にしたことがある主婦は 35.4%。東日本大震災や電力自由化がきっかけに。


野菜、肉や魚、水などを買うとき、多くの主婦は産地や作られ方を気にしています。発電方法を気にしたことのある人は「よくある」「時々ある」を合わせ35.4%と食品に比べると少ないものの、東日本大震災や電力自由化がきっかけとなり、意識する人は一定数いるようです。産地や生産者の顔が見える野菜などのように、電気も出所が明らかなものを求める主婦の声が表れています。

④ 主婦の81.2%は、ドイツなどのように電力会社に発電方法の公開を義務付けて欲しいと思っている。

欧州ではドイツなど多くの国が電力小売会社に発電方法の公開を義務付けています。日本の主婦の意識を問うと、81.2%が義務付けてほしいと思っていることが分かりました。

⑤ 発電方法が公開されたら選びたい電力は、太陽光、水力、風力などクリーンエネルギーが7割超え。

発電方法が公開されたら知りたいと答えた主婦に「もし発電方法が公開されれば、どのような電力を選びたいか」質問したところ、1位「クリーンエネルギーであれば種類は問わない」、2位「太陽光」、3位「水力」、4位「風力」、5位「LNG火力」の順で、クリーンエネルギーが上位を占めました。また、総回答数の7割以上がクリーンエネルギーとなりました。

⑥ 太陽光発電で動いたら良いなと思う家電は「冷蔵庫」「エアコン」「照明」。
「Internet of things」ならぬ「太陽光 of things」が理想?!


発電方法が公開されたら選びたい電力として「太陽光」を選んだ人に、太陽光発電で動いたら良いなと思う家電やモノを聞いたところ、「冷蔵庫」「エアコン」「照明」「TV」などが上位に並びました。1日中付けておくことが多いものこそ、太陽光で自家発電したいようです。このほか、「車」「洗濯機」「パソコン」など幅広く一定数の希望があり、太陽光を家庭の主電力としたいという期待が伺えます。電力の自給自足が進めば、家の中のモノが何でも太陽光で動く「太陽光 of things」も夢ではありません。

⑦ タイプ別で見ると、インドア派、iPhone派、Web/SNS派はクリーンエネ志向が高い傾向に。

クリーンエネルギー志向の人はどのようなタイプやライフスタイルの人が多いのかを調べるため、発電方法が公開されたら選びたい電力としてクリーンエネルギー志向(「太陽光」「水力」「風力」「LNG火力」「クリーンエネルギーであれば種類は問わない」のいずれかを選択)だった人に対し、ライフスタイルに関する質問をしてみました。その結果、趣味が「アウトドア派 vs.インドア派」ではインドア派の方が多い結果となりました。同様に、食事は「ごはん派 vs.パン派」ではごはん派の方が、携帯電話は「iPhone派 vs.Android派vs.ガラケー派」ではiPhone派が、ペットは「犬派 vs.猫派」では犬派の方が、情報源は「マスメディア派 vs.Web/SNS派」ではWeb/SNS派の方が多いことが分かりました。


<調査概要>
実施時期:2016年9月上旬
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の20-60代の主婦 約1,000人(実回答者1,106人)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ソーラーフロンティア]
 マイページ TOP