「シニアとデジタルモバイル」についての調査 

2016年09月13日
ビデオリサーチは「Senior+/ex」(シニアプラスエクス)の最新データとSNSについてのアンケートから敬老の日にちなみ「シニアとデジタルモバイル」について分析した結果を紹介します。なお、この結果はシニア研究プロジェクト「ひと研究所VRエイジング・ラボ」が主体となって実施しています。

ここ数年急速に普及している"スマホ"。シニア層における浸透はどのくらいかを調べてみたところ、60~64歳は2人に1人がスマホユーザーであることがわかりました。また65~69歳でも3人に1人、70~74歳も4人に1人が所有していました(今年4-6月の調査時点)。昨年からの伸び率を見ると60代を中心にシニア層が伸びています【グラフ1】。すでに普及が進み伸びへの期待が出来ない若い世代に比べ、シニアはまだまだ普及の余地を残しているといえそうです。

また、同じくコミュニケーションツールとして普及してきているLINE。LINEを利用している60~64歳は3割を占めています。65~69歳は2割弱、70~74歳は1割弱で、前年と比べるとスマホ所有と同様に60代前半の利用率が顕著になっています【グラフ2】。

LINEをどのように使っているのかを別途アンケートをしたところ、「娘に対して夕食や帰りの時間の確認」「家族内での食事会、イベントなどの相互連絡と孫たちの情報と写真交換」など多くは家族との日常的な連絡手段として使われています。中には「夫とテレビの話題」と言う人も。その一方で、友達同士でも使う人も増えているとみられ、「趣味の仲間との次回の約束」「ゲームで意見交換」「レストランやショップ、商品の情報交換」「飲み会の打ち合わせ」といった会合のスケジュールや場所のやり取りなど、さまざまな情報交換がされており、利用目的は若者と大きく変わりありません。

スマホはシニアの新しいコミュニケーションツールとして、今後ますます浸透していくかもしれません。


【調査概要】
『ACR/ex(Senior+/ex)』 調査概要
調査方法:訪問による調査対象者説得、電子調査票による調査
対象者抽出方法:エリア・ランダム・サンプリング
対象者条件:12~74歳男女 ※12~69歳は「ACR/ex」、70~74歳は「Senior+/ex」より抽出
調査エリア:東京50km圏
調査時期:2016年4~6月
サンプル数:有効回収:5,062S 

SNSについてのアンケート調査概要
調査地区:全国
対象者条件:55~74歳男女
調査サンプル:1,166S
調査方法:インターネット調査
調査時期:2016年8月

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ビデオリサーチ]
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