不妊治療実態調査(不妊治療経験者対象) 

2016年09月08日
ジネコは自社サイトおよび提携クリニックで不妊治療経験者を対象に、不妊治療の実態調査を行いました。
※不妊治療経験者のうち、27%が妊娠に成功、体外受精による妊娠は32.5%

【背景】

日本産科婦人科学会が発表する医療機関からの報告データによると、体外受精の治療件数は、年々高まりを見せ、2013年は治療件数が36万8764件で、その結果4万2554人の出生が発表されています。
しかし、不妊治療は治療が長期にわたったり、複数の医療機関に転院するケースも少なくないため、正確な治療者の人数を把握することが難しく、日本国内の患者数や患者数あたりの妊娠率は明らかになっておりません。
そこでジネコでは自社サイト及び提携クリニックで不妊治療経験者を対象にアンケートを行い、今までに明らかになっていなかった不妊治療の実態について調査いたしました。

【まとめ】

不妊治療経験者のうち、27%が妊娠、体外受精による妊娠は32.5% 

体外受精で妊娠した方の約6割が3回までの治療で妊娠

体外受精で妊娠した方の0.9割は、10回以上治療を行っている

不妊治療経験者の55%が100万円以上の治療費

不妊治療を開始した年齢は4年間で1歳若くなった


【総評】

今回のユーザー調査では、不妊治療経験者の27%が妊娠、体外受精経験者だけに絞ると32.5%の人が妊娠していることが分かりました。また、体外受精で妊娠した方の約6割が3回までの治療で妊娠している一方、0.9割は10回以上治療を行っています。治療費は半数以上が100万円以上かかっており、身体的、経済的な負担の大きさがあらためて明らかになりました。

不妊治療を開始した年齢は、平均33.1歳。4年前の調査より1歳若くなっており、近年増加したマスメディアの報道などによって、不妊に対する意識が高まり、早くから家庭内で治療を検討し、治療に取り組む意欲が高まっているものとみられます。


【調査概要】
対象期間:2016年7月5日~22日(インターネット調査)
対象者:不妊治療経験者 813名(有効回答数796件)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ジネコ]
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