「ビール」に関する消費動向に関する調査 

2016年08月31日
ホットリンクは、ソーシャル・ビックデータ分析ツール「クチコミ@係長」で、SNS上のクチコミを分析し、「ビール」に関する消費動向に関する調査結果を発表いたします。

【調査結果】

今夏ビールの友として最も選ばれたのはやっぱり〇〇!“ビールフロート”が流行の兆し?!

今年の7月から8月中旬までの期間に「ビール」に関するツイートについて、ソーシャル・ビッグデータ分析ツール「クチコミ@係長」でビールと一緒に楽しまれている(ビールにあう)食べ物を分析したところ、下表のような結果となりました。

1位に「餃子」がランクインし、“餃子にビール”の組み合わせが最も支持を集めたようです。2位には居酒屋の定番メニューである「枝豆」がランクインしています。ビールに合う味の濃い定番の食べ物が上位を占める中、5位に「アイス」が入りました。これはアイスをつまみにビールを飲むものだけでなく、コーヒーフロートのようにアイスをビールに入れる楽しみ方が、WebニュースなどをきっかけにSNS上でも注目を集めたためです。
“ビールにアイス”は、エクストラコールドやフローズンビールに続く、新たなトレンドになるかもしれません。残暑の厳しいこの時期に、是非試してみてはいかがでしょうか?

検索期間:2016年7月1日~8月18日の50日間
検索ワード:ビール、麦酒
対象SNS:Twitter10%サンプル

家飲み派が多数?!ビールが飲みたくなるのは〇〇の後!

また、期間中のビールに関するツイート数は179,330件(10%サンプルより算出)にのぼりました。書き込み内容を、係り受けで自動的に分類する「クチコミ@係長」の成分マップ機能を使用したところ、下図のような結果となりました。
「缶ビール」や「冷蔵庫」など自宅でビールを楽しむ人が多かったことが予測される結果となりました。「風呂-入る」「風呂-浴びる」「風呂-行く」という係り受けから、“風呂上りのビール”を至福として楽しんだ人も多くいたのではないのでしょうか。
頻出関連語には、「美味しい」「暑い」「最高」「うまい」などがあがり、暑い夏の日にビールを満喫する投稿が多かったのが分かります。また「ノンアルコールビール」もあがり、近年、若者のビール離れを背景に販売数量を伸ばしている“ノンアルコールビール人気”を象徴する結果となりました。

検索期間:2016年7月1日~8月18日の50日間
検索ワード:ビール、麦酒  対象SNS:Twitter10%サンプル

仁義なき戦い?!「餃子vs枝豆」 餃子圧勝!ツイート件数は枝豆の2.5倍!

1位の「餃子」と2位の「枝豆」についてもう少し詳細を見てみましょう。この1年におけるツイート件数は、「餃子」が5,733件にのぼり、「枝豆」の2,347件に対して約2.5倍という圧倒的な差をつける結果となりました(10%サンプルより算出)。枝豆が夏の時期に集中してツイート件数を伸ばすのに対し、餃子は一年を通して安定的にツイートされていたのが大きく差を広げた要因のようです。餃子についてこの1年で最もツイートされたのは今年の7月14日で、TV番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』で、夏の新企画“ビールにあうつまみ対決”のコーナーで“餃子vs春巻き”が行われことで、「餃子でビールを飲みたい」といった投稿が増加したことが原因のようです。

女子人気は「枝豆」に軍配!

餃子・枝豆に関するツイートに対する男女比率を見てみると、餃子の女性比率が36.5%に対し枝豆は39.8%と“ヘルシー”な枝豆の方がより女性人気を獲得していることが分かります。

検索期間:2015年8月27日~2016年8月26日の1年間
検索ワード:餃子(ぎょうざ、ギョウザ)および枝豆(えだまめ)
対象SNS:Twitter10%サンプル

餃子は近畿地方や九州・沖縄地方で支持高め、枝豆は中部地方で人気

また、地域比から餃子は枝豆に対し「近畿地方」「九州・沖縄地方」での支持が高いのに対し、枝豆は「中部地方」に人気なつまみであることが分かります。餃子は、『餃子の王将』や『大阪王将』などの全国に店舗を持つ有名店の本店がある近畿地方や、餃子消費量全国3位の宮崎県と4位の鹿児島県や、鉄なべ餃子が有名な福岡県、またラーメン文化が根付く九州地方のため、比率が高くなったのではないかと推測されます。一方、枝豆は、枝豆消費量日本一である新潟県が含まれる中部地方の比率が高くなったのだと推測されます。

検索期間:2015年8月27日~2016年8月26日の1年間
検索ワード:餃子(ぎょうざ、ギョウザ)および枝豆(えだまめ)
対象SNS:Twitter10%サンプル

「餃子」は高カロリーなラーメンとの組合せが人気、一方ダイエットや健康に気を遣う人に支持される「枝豆」

次に、一緒にツイートされた頻出関連語を調べると、餃子と最も一緒にツイートされたのは「ラーメン」でした。他にも「餃子の王将」や「チャーハン」など、ラーメンや中華料理店で“ラーメン(中華料理)&餃子にビール”を楽しむ人が多いことが分かります。一方、枝豆は「焼き鳥」や「唐揚げ」「冷奴」などの居酒屋の定番メニューが一緒につぶやかれています。また、「糖質」や「ダイエット」といったダイエットや健康を気にするツイートが多いのも特徴的で、その分女性支持を広げたのだと推測されます。

また、ポジ率を算出すると、餃子の方が枝豆に対し2.5ポイント高く、80.5%となりました。枝豆はポジティブなツイートが多い一方、ネガティブなツイートの割合も高く、ヘルシーでダイエットに向いている一方で物足りなさを感じる人が多かったのではないかと考えられます。

検索期間:2015年8月27日~2016年8月26日の1年間
検索ワード:餃子(ぎょうざ、ギョウザ)および枝豆(えだまめ)
対象SNS:Twitter10%サンプル


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