海外でのスマートフォン(スマホ)の活用状況調査 

2016年08月30日
個人旅行者向け海外ホテル予約サイト「Hotelista」(ホテリスタ)を運営するアップルワールドは、ホテリスタのメルマガ会員を対象に、海外でのスマートフォン(スマホ)の活用状況を調査いたしました。
特にシニア層(65才以上)の活用状況に注目してみたところ、個人旅行好きのシニアは想像以上に海外でもスマホを使いこなし、海外SIMカードの利用にも積極的、最新アプリにもトライする、好奇心旺盛でITリテラシーの高い方たちが多い様子が浮かび上がってきました。

【調査結果】

日常でのスマホ利用率は75%以上、さらにその90%以上が海外でも活用している!

調査ではまず「日常的にスマホを使用しているか」を訪ねたところ、全体の85.8%が「はい」と答えました。年代別では、50代の89.5%をトップに、60代で77.3%、70代以上でも73.7%がスマホを日常的に利用していると回答。これは総務省調査による全国のスマホ普及率(50代:54.0%、60代:35%、70代はデータなし※)を大きく上回っています。※総務省 平成28年版情報通信白書(PDF版)より

また、「海外旅行でスマホを使ったことがあるか」との質問には、60代・70代も90%以上が「はい」と答えており、個人旅行好きのシニアは、海外でのスマホ利用にも抵抗がないようです。

海外での接続方法は「無料WiFi」が8割、モバイルWiFiルータレンタルは3割、海外SIMは2割が利用

海外でのインターネットへの接続方法では、「ホテルやカフェなどの無料WiFi環境がある場所で利用する」という回答が82%と大半を占め、次いで「日本国内でWiFiルータをレンタルする」(31%)、「渡航先でSIMカードを購入する」(19.8%)の順となりました。
項目別では、「無料WiFiが使える場所で利用」は年代による差はほぼ見られませんが、「WiFiルーターレンタル」と「海外SIMカード」については、年代により異なる結果に。「WiFiルーターレンタル」は20代の57.1%をトップに年代が上がるにつれて減少傾向なのに対し、「海外SIMカード」は20代が7.1%と最低で、年代が上がるにつれて増えるという対照的な動きとなりました。「海外SIMカード」はまだハードルが高いと見え、旅慣れたミドル・シニア世代の方が利用が進んでいるようです。

海外での利用アプリは年代差くっきり。若年層はLINE等メッセンジャーアプリ、ミドル層以降はGoogleMap等地図アプリがトップ

「海外で利用したことのあるアプリ」では、全体では「Google Map等の地図アプリ」(70.2%)と「LINE等のメッセンジャーアプリ」(66.6%)の2つが拮抗する形となりました。年代別にみると、20代はメッセンジャーアプリが100%と圧倒的に多く、地図アプリは50%と半数に留まります。30代・40代では2者はほぼ同数ですが、50代になるとこれが逆転、70代では、地図アプリが76.9%、メッセンジャーアプリが46.2%と20代とはちょうど逆の結果となりました。
また利用アプリの種類では、20代は「メッセンジャー」「地図」「SNS」の3種類に偏っておりそれ以外の利用は少ないですが、30代以降は利用アプリの種類も増え、70代では、翻訳アプリや通貨換算アプリなど多彩なアプリを活用しているようです。70代で「Uber等の配車アプリ」の回答も。

海外スマホのトラブルは約半数が「特になし」と回答。トラブル回避の工夫も。

海外でのスマホ利用に関するトラブル経験を訪ねたところ、42.6%が「特になし」と回答。多くの場合問題なく利用できているようです。トラブルの例としては「通信スピードが遅くて困った」(28.1%)、「ホテルやカフェのWiFiの設定方法がわからなかった」(15.6%)、「携帯電話料金が高額になった」(10.5%)がトップ3となりました。
自由記入欄では「海外での歩きスマホは盗難などの危険が高いのでホテルなどの屋内で使う」といったように、トラブルを避けるための工夫をしているコメントも多数見られ、みなさんそれぞれに工夫をしながら活用しているようです。


【調査概要】
調査期間:2016年07月27日~2016年08月03日
ホテリスタメールマガジン会員 836名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[Hotelista]
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