年齢に対する意識や、メイクやファッションに関する意識調査(30~60代主婦対象) 

2016年08月03日
ナリス化粧品は、30~60代の主婦に対して、『年齢に対する意識や、メイクやファッションに関する意識』について調査を行いました。

【調査トピックス】

(1)6割の主婦が、自分の外見・気持ちを実年齢より若いと回答。
・外見を実年齢より若いと回答した割合:56%
 実年齢と比較した平均値⇒-4.9歳
・気持ちを実年齢より若いと回答した割合:64%
 実年齢と比較した平均値⇒-7.7歳

(2)30代は、自身の外見を「おばちゃんである」と思っている人が3割に満たず、6割が「おばちゃんと呼ばれることに抵抗がある」と回答。

(3)30代・40代の主婦の6割が、子供の頃、近所の主婦のことを「おばちゃん」と呼んでいたのに対し、自分が主婦の立場になった今、わずか1.5割しか近所の子供から「おばちゃん」と呼ばれていない。

(4)典型的なおばちゃんの外見、行動のベスト3(※)
外見:1位『だらしなく太っている』(56%)
   2位『服がダサい』(51%)
   3位『メイクが古い・濃い』(39%)
行動:1位『列に割込む』(58%)
   2位『大きな声で話す』(36%)
   3位『同じ話を何度もする』(35%)

(5)4割の主婦が「何年も前から変わらないワンパターンなメイクになってしまう」というメイクに関する悩みを持っている。(※)

※:(4)~(5)は、おばちゃんと呼ばれることに抵抗があると回答した30・40代女性が対象

【調査結果】

(1)自分自身の外見、気持ち、身体や体力について、実年齢と比べて若いか若くないかを質問したところ、外見56%、気持ち64%と約6割の主婦が、実年齢より若いと回答しました。全体の実年齢と比較した平均値は外見-1.6歳、気持ち-4.9歳、さらに外見、気持ちぞれぞれについて実年齢より若いと答えた主婦のみの平均値は外見-4.9歳、気持ち-7.7歳で、多くの人が、外見と、特に気持ちにおいては若さに自信を持っている事が分りました。一方、対照的に、身体においては、34%しか実年齢より若いと思っている人はおらず、若さに自信がない傾向にある結果となりました。

気持ち>外見>身体や体力の順番で、若いと思っている。

(2)自分自身の外見について、「おばちゃん」か「おばちゃんではない」かを質問したところ、40代~60代では、「おばちゃん」と答えた人が「おばちゃんではない」を上回った一方、30代は、「おばちゃんではない」と答えた人が56%と「おばちゃんではない」29%を大幅に上回りました。また、おばちゃんと呼ばれることに対して抵抗感があるかどうかの質問では、前問と同様、30代のみ「抵抗がある」「どちらかと言えば抵抗がある」が62%と「抵抗がない」「どちらかと言えば抵抗がない」の割合を上回りました。30代と40代の年代の間には、おばちゃんに対する意識のボーダーラインが存在するようです。

また、おばちゃんと呼ばれることに抵抗があると回答した30~40代の主婦に2次調査を行い、その理由を聞いたところ、「おばちゃんと呼ばれ慣れていないから」が3割で一番多く、年代で比較すると、30代は「おばちゃんと思っていないから」が2位で、40代は3位、その代わりに40代は「おばちゃんと認めたくないから」が2位となりました。30代はまだおばちゃんと思っておらず、40代はおばちゃんと多少思っているけれども、認めたくないという30代~40代女性の「おばちゃん」になる事や呼ばれる事に対する心理的な葛藤や微妙な意識の違いが浮き彫りになりました。

(3)「おばちゃんと呼ばれ慣れていない」ことが抵抗感がある大きな理由だと(2)で述べましたが、実際に甥・姪、近所の子供、子供の友達から、自身がどう呼ばれているのかを確認しました。
結果は、50代~60代は甥・姪、近所の子供、子供の友達からは4~5割(呼ばれる機会がない人が占める3割~5割を除くと6~8割)から「おばちゃん」と呼ばれているのに対し、30~40代は、甥・姪、近所の子供、子供の友達からは1割~2割(呼ばれる機会がない人が占める1.5割~3.5割を除いても1割~2割)しか「おばちゃん」と呼ばれておらず、この世代間に大きなギャップがあることが分かりました。

さらに調査において、30~40代は、子供の頃に伯母(叔母)や近所の主婦、友人の母親のことを4~7割の人がおばちゃんと呼んでいたという結果が出ていることから、この20~30年の間に「おばちゃん」という言葉の使われ方が大きく変化してきていることが読み取れます。
ちなみに、彼女たちの主要な呼ばれ方は、「□□君、〇〇ちゃんのママ」(近所の子供から4割、子供の友達から7割)となっています。

(4)次に二次調査にて、「おばちゃんだなあと思う外見のポイント」及び「行動のポイント」を聞いたところ、1位「だらしなく太っている(56%)」の他、2位「服がダサい(51%)」、3位「メイクが古い・濃い(39%)」などトレンド感の欠落といった特徴が挙げられました。一方「ノーメイクで外出(19%)」や「指先のケアをしていない(5%)」「ヘアのケアをしていない(15%)」など身だしなみの手抜きといった特徴はいずれも低いことから、外見においては、「トレンド感」を意識することが、おばちゃんにならないための強い要素であることが分かりました。

行動においては、「並んでいる列に割り込む(58%)」が圧倒的に高く、おばちゃん=「あつかましい」イメージがあるようです。それとは対照的に2位「大きな声で話す(36%)」、3位「同じ話を何度もする(35%)」など、一見おばちゃんとリンクしないような行動が2位、3位に挙げられました。常日頃から会話の際、おばちゃんと思われないように、話す相手を思いやり、声のトーンや話す内容を意識する必要がありそうです。

(5)(4)と同様の二次調査において、現在の「メイクの悩み」について質問したところ、1位に「何年も前から変わらないワンパターンメイクになってしまう」という悩みを44%の主婦があげました。更に、「今の自分の年相応のメイクが分らない」(33%)が3位となり、10代、20代のころに流行ったメイクスタイルをそのまま貫いている人が多く、年月が過ぎることで、自身の肌や顔およびトレンドが変化しているにも関わらず、それらに順応できず、悩んでいる人が多いと言えそうです。

以上の結果から、「おばちゃん」に対する意識は、当然ながら各年代で違い若ければ若いほど強いことが分りましたが、(3)で述べた通り、この20~30年で「おばちゃん」という言葉自体のネガティブなイメージが強くなったことにより、より「おばちゃん」になること及び、呼ばれる事への抵抗感が高まっているようです。
確かに若くみられることは良いことですが、実際に歳を重ねれば、顔や肌も変化し「おばちゃん」になってしまいます。一方で若い人には決してない、大人の「余裕」や「美しさ」なども確実に存在します。歳を重ねることをネガティブにとらえるのではなく、相応なファッションやメイクを取り入れつつも、トレンド感や節度ある行動を意識し、大人の「余裕」や「美しさ」を存分に演出することが、「脱おばちゃん化」において大切でしょう。


※:調査では、「おばさん(おばちゃん)」と表現しましたが、リリースでは「おばちゃん」に統一、簡略化しています。


【調査概要】
一次調査
調査実施日:2016年7月22日~24日
調査対象者:30代~60代の既婚、子有の女性2,204人
調査方法:インターネットによるアンケート調査

二次調査
調査実施日:2016年7月25日
調査対象者:一次調査でおばちゃんと呼ばれることに抵抗があると回答した30~40代222人抽出
調査方法:インターネットによるアンケート調査

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