働く女性の実態調査(有給休暇について) 

2016年08月02日
ディップは、自社で運営する人材派遣の求人情報サイト「はたらこねっと」において、「はたらこねっとユーザーアンケート –どうやったらうまく取れる?有給休暇について-」を実施しました。

【調査結果】

有給取得日数は、年間「6~10日以上」が31%で最多。一方で「0日」が14%

有給休暇が付与されているという方902名を対象に、過去1年で有給休暇を取得した日数を質問したところ、「6日~10日」が31%と最も多い結果になりました。しかし取得日数が5日以下である割合も51%にのぼり、また「0日」=取得していないとの回答も14%あることから、取得ができている方とできていない方に差が見られました。(Q1)
有給が取得しづらいと感じる理由は、「上司・同僚が有給を取らない」が36%で最も多い結果となりました。次点には「休暇を取ると仕事がたまり、余計に疲労が蓄積される」が32%、「取得理由を詳細に伝えなければならない」、「嫌味を言われる」30%が続きました。(Q2)
上記の理由から、不快な思いをしたり、休み明けにこなす仕事量が増える事が億劫に感じるなど、有給休暇を取得する際になんらかの精神的ストレスがあり、「休みづらさ」が発生していることが分かります。

有給取得の義務化については「休みが取得しやすくなりそう!」と期待する賛成意見が88%と大多数

厚生労働省が改正の調整を進めている労働基準法の「有給休暇取得の義務化」について知っているか、という質問をしたところ、「知らなかった」が72%にのぼり、認知度としては低い結果となりました。(Q3)
しかしこの案に賛成かどうかを質問したところ、88%が「賛成」と回答しました。強制力が働くことで休みやすい環境になることを期待している方が多い事がわかりました。(Q4)

有給休暇の義務化に対するユーザーの声

【賛成】

・日本は働いているのが偉くて、休んでいるのがいけないという風潮がある。有給も与えられた権利なのに「休みをいただきます」などというのも変。「休みます」でいいのではないかと思います。(さやかりんさん/正社員)
・有給休暇は2年たつと消えてしまいます。私も先月6.5日が消えました。使いたいけど他の人の顔色を伺ったりして取りにくいのが有給休暇です。(Yucca16さん/正社員)
・家族や人間関係に費やせる時間がもっとあれば、人情ある日本人だからこそもっと仕事で同僚を助け合える気持ちの余裕ができて、結果職場の利益にも繋がると思います。(まりちんさん/派遣社員)
・仕事でのストレスや疲労度は正社員も派遣社員も契約社員も同じ。リフレッシュする事が必要。(じゅんじゅんさん/派遣社員)
・割り切って取るべきだとは思いますが、人事評価が下がりそうで恐い。使えなかった分は買い取りができるようになればいいと思います。(びどうさん/派遣社員)

【反対】

・逆手にとって、「もうすでに5日取得しているのだから、、、」と6日分以降の取得にプレッシャーをかけられそうな予感もあります。(angelaさん/正社員)
・有給休暇は本人が取りたい時に取れるものであって、会社がこの時期に取れと言うのはおかしな話。5日は取りなさいと言うのは良いが、時期を会社が決める事は変です。(nanase07さん/契約社員)
・これが果たしてどれくらいの企業が実践するのか?現実、労働基準法はあるけど無いようなものと感じる企業もあります。(はなにゃんさん/派遣社員)
・年次の付与日数が10日以上の従業員に対しての義務化ということですが、10日未満の方々は、はなから外して考えられているのでしょうか?(りょう3084さん/正社員)
・秘書などの職種によっては、上司が長期休暇を取らないかぎり取得は難しく、たとえ長期休暇を取得されても、留守番として残されるケースもあるため、絶対的「義務」としての法案成立を希望します。(まむさん/派遣社員)

【賛成ではあるが…】

・年次有給休暇をたくさん取ると、派遣社員の立場上、雇用を更新していただけないような気がしてしまいます。(ほそっちさん/派遣社員)
・法案が決定しても、結局は言い出し辛いのではないかと思います。(ikunzelさん/正社員)
・パートやアルバイトの人も有給休暇をとっていいのかという不安。(ひとみんさん/パート・アルバイト)


【調査概要】
実施機関:ディップ株式会社
調査対象:はたらこねっとユーザー
実施時期: 2016年5月1日~2016年5月31日
調査手法:インターネット調査
有効回答数:902名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ディップ]
 マイページ TOP