2016年7月1日時点首都圏「住宅地価格」と「中古マンション価格」の動向(野村不動産アーバンネット実勢調査 第111回) 

2016年07月07日
野村不動産アーバンネットは、2016年7月1日時点の「住宅地価格動向」「中古マンション価格動向」の調査を実施いたしました。

【調査結果のポイント】

■4-6月期の特徴(四半期ベースの比較)
首都圏の「住宅地価格」・「中古マンション価格」共に、平均変動率は2013年7月調査以降、連続してプラスとなりました。

・4-6月期の「住宅地価格」は、首都圏エリア平均では0.3%(前回0.4%)の変動率となりました。
四半期比較で「値上がり」を示した地点が17.1%(前回20.3%)、「横ばい」が81.6%(前回78.4%)、「値下がり」が1.3%(前回1.3%)となり、横ばい地点が増加し、値上がり地点が減少しています。エリア別の平均変動率では全エリアでプラスを維持しました

・4-6月期の「中古マンション価格」は、首都圏エリア平均で0.3%(前回0.3%)の変動率となりました。
四半期比較で「値上がり」を示した地点が22.9%(前回20.6%)、「横ばい」が72.0%(前回76.0%)、「値下がり」が5.1%(前回3.4%)となり、値上がり地点と値下がり地点が増加し、横ばい地点が減少ています。エリア別の平均変動率では、全エリアでプラスを維持しました。

■2015年7月-2016年6月の特徴 (年間ベースの比較)
首都圏の「住宅地価格」・「中古マンション価格」共に、平均変動率は、2014年1月調査以降、連続してプラスとなりました。

・年間ベースの住宅地価格変動率は、首都圏エリア平均で1.6%(前回1.8%)となりました。
年間比較では、「値上がり」を示した地点が44.9%(前回48.4%)、「横ばい」が48.7%(前回45.1%)、「値下がり」が6.3%(前回6.5%)となり、横ばい地点が増加し、値上がり地点と値下がり地点が減少しました。エリア別の平均変動率では、全エリアでプラスを維持しました。

・年間ベースの中古マンション価格変動率は、首都圏エリア平均で1.8%(前回2.4%)となりました。
年間比較では、「値上がり」を示した地点が46.6%(前回52.8%)、「横ばい」が44.5%(前回36.5%)、「値下がり」が8.9%(前回10.7%)となり、横ばい地点が増加し、値上がり地点と値下がり地点が減少しました。エリア別の平均変動率では、全エリアでプラスを維持しました。


【本調査について】
本調査は、平成元年よりスタートし、「野村の仲介+(PLUS)」各店舗の営業エリアにおいて、調査地点・対象マンションを選択し、通常取引を想定して実勢価格を査定しております。調査は3ヶ月毎(1月、4月、7月、10月)に実施し、調査結果につきましては、不動産情報サイト「ノムコム」上で公表しております。

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