2016年6月度Tポイント物価指数(Tポイントのデータを活用した新たな物価指数) 

2016年07月08日
データベース・マーケティング事業を手掛けるCCCマーケティングと、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下CCC)は、東京大学大学院 経済学研究科の渡辺努研究室との共同プロジェクトとして取り組む、Tポイントのデータを活用した新たな物価指数「T-POINT Price Index(TPI=Tポイント物価指数)」(以下「TPI」)を発表しております。このたび、2016年6月度のTPIが出ましたのでお知らせいたします。

2016年6月度Tポイント物価指数のダイジェスト

●2016年6月度Tポイント物価指数(「TPI」)は、前年同月比で0.56%、4カ月ぶりに上昇傾向へ
TPIは、Tポイント提携先の「スーパーマーケット」「ドラックストア」「コンビニエンスストア」「外食チェーン」でTカードが関与した購買金額を使用しています。2016年6月度のTPIは0.56%となり、4カ月ぶりに上昇傾向へと転じました。業態別にみると、全ての業態においてプラスとなり、「スーパーマーケット」では前年同月比0.20%、「ドラッグストア」では0.38%となり、「コンビニエンスストア」は0.45%との結果となりました。

●全ての性年代で物価指数がプラスに。最も上昇したのは40~59歳・男性で0.66%
2016年6月度のTPIを性別・年代別でみてみると、全ての性年代において前年同月比がプラスとなりました。上昇率では大きい順に、40~59歳・男性で0.66%、40~59歳・女性で0.64%、60~79歳・男性および女性が0.62%、20~39歳・男性が0.49%、20~39歳・女性が0.36%となり、若年層の物価が上昇に振れはじめていることが分かりました。あわせて、前月比でみてみると、最も上昇率が大きかったのは、40~59歳・女性で0.91ポイント、最も上昇率が小さかったのは60~79歳・男性で0.43ポイントとなりましたが、前月比でマイナスに転じた性年代は一つも現れませんでした。


TPIとは?
「消費者物価指数」(CPI:Consumer Price Index)は、経済動向を指し示す経済の体温計と呼ばれるものです。一方、TPIは日本全国のTポイント提携先を通じて日々蓄積される購買価格データをもとに集計した指数です。具体的には、日本全国で5,894万人(2016年5月末現在のT会員数(年間利用・Tカード保有・名寄せ))が利用し、日本全体の消費額の約2%にあたる関与売上6兆円超のTカードの購買データから得られる購買金額を、集約・集計・分析することで導き出された物価指数です。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[カルチュア・コンビニエンス・クラブ]
 マイページ TOP