一般投資家から見る参議院選挙 選挙前アンケート調査(個人投資家対象) 

2016年07月06日
SBI証券は、当社の口座を保有する全国のお客さま(個人投資家)に「一般投資家から見る参議院選挙!緊急!選挙前アンケート調査!」を実施し、7,869人より回答をいただきました。

【調査結果概要】

88.8%の人が、与党過半数以上の議席獲得を予想。44.0%の人が、与党3分の2以上の議席獲得を予想。

「今回の参議院選挙の結果はどうなると思いますか」との質問に対し、与党過半数以上の議席獲得を予想した人が全体の88.8%となりました。うち、「自民党単独3分の2以上の議席獲得」と回答したのは11.3%、「与党3分の2以上の議席獲得」と回答したのは32.7%となり、「自民党単独3分の2以上の議席獲得」・「与党3分の2以上の議席獲得」を合わせると44.0%となりました。

参院選の争点を「経済政策(アベノミクスなど)」と回答した人は56.9%を占めたほか、アベノミクスを評価するとの回答が全体の53.0%と経済政策への評価及び期待の高さが伺える結果に。一方で、日銀のマイナス金利政策においては評価しないとの声も多数。

「今回の参議院選挙の最大の争点は何であるとお考えですか?」との質問に対し、「経済政策(アベノミクスなど)」と回答したのは56.9%と、5つの選択肢中最も多い回答数となり、個人投資家の皆さまの経済政策への関心の高さが見て取れました。また、「安倍政権の経済政策(アベノミクス)をどのように評価していますか?」との質問に対しては「評価する」が11.6%、「おおむね評価する」が41.4%となり、合わせると53.0%の人が安倍政権の経済政策を評価していることが分かりました。一方、「日本銀行のマイナス金利政策をどのように評価しますか?」との質問に対し、「あまり評価しない」が26.2%、「評価しない」が20.1%を合わせると46.3%となり、マイナス金利政策について評価が低いことが分かりました。

個人投資家の皆さまが魅力に感じている投資テーマはオリンピックや将来のバイオテクノロジー?!

投資テーマについては、1位:オリンピック、2位:AI(人工知能)、3位:バイオテクノロジーとなりました。1位が2,181票でしたが、1,000票以上集めた投資テーマが10もあり、投資家によって注目する投資テーマがかなり異なることが分かりました。将来のテクノロジーに関する投資テーマが人気でしたが、オリンピック関連が1位、不動産関連が6位となっており、建設・不動産関連への期待度が高いようです。また、個別銘柄については、上位10社のうち、日経平均株価採用の大型銘柄が5銘柄、バイオ関連が3銘柄、東証マザーズ銘柄が2銘柄、ETFが1銘柄となりました。1位は、時価総額TOPのトヨタ自動車でしたが、2位にバイオベンチャーのそーせいグループ、3位が三菱重工となりました。2位のそーせいグループは年初からバイオ株人気に乗り、株価が堅調でした。トヨタ自動車は円高による業績悪化懸念、三菱重工は客船建造における特別損失、国産ジェット旅客機MRJの開発の遅れなどで、2銘柄とも大きく下落しています。バーゲンハンティング的な観点から投資家の注目度が高まったようです。

【参考 投資したい銘柄TOP10】

1 トヨタ自動車    61
2 そーせいグループ    37
3 三菱重工業    34
4 サイバーダイン    28
5 ソニー    25
6 小野薬品工業    24
7 ペプチドリーム    21
8 日経レバレッジ上場投信    19
9 日産自動車    19
10 大成建設    17

今後2016年の日経平均予想は最高値平均17,210円/最安値平均14,449円と、マーケットに対する期待値の低さが見て取れる結果に。一方、年末終値予想平均は16,350円と今後徐々に回復への期待も見て取れる結果に。

「2016年の日経平均最高値/最安値はどれくらいになると思いますか。」という質問に対しての回答を平均すると、最高値の予想は2016年6月までの年初来最高値18,951.12円と比較して約1,741円安い17209.62円と予想し、最安値予想に関しては2016年6月までの年初来最安値14,864.01円に対して14449.18円と414円程安く予想しており、悲観的な見方をしていることが分かります。その一方で、2016年12月末の終値予想は16350.44円と、現在イギリスのEU離脱問題など景気の先行き不透明さがあり悲観的な見方があるものの、徐々に落ち着いてくるであろうという個人投資家の皆さまの予想が見て取れます。

ドル円相場は現在の相場と比較して大きな変動はない、との予想

ドル円相場に関しても調査を行ったところ、「ドル円(レート)の高値(円安方向)/安値(円高方向)について教えてください。」という問いに対しての回答を平均値化すると、最高値の予想は108.00円、最安値の予想に関しては99.60円となり、2016年のドル円相場に関しては、今後の経済政策をもってしても大きな変動はなく、年末まで大きく変わらないという予想をしていることが分かりました。


「SBI証券調べ」

【調査概要】
調査期間:2016年7月1日(金)~7月5日(火)
調査対象:株式会社SBI証券の顧客(個人投資家)
回答者数:7,869名
調査方法:インターネットアンケート
調査地域:全国

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