10代の選挙・政治意識アンケート調査(18歳・19歳対象) 

2016年06月30日
サンケイリビング新聞社とリビングくらしHOW研究所は、18歳からの選挙権がスタートする7月の参院選を視野に置いた「10代の選挙・政治意識アンケート」を18歳・19歳を対象に実施しました。

【回答者のプロフィール】男性52%・女性48%、18歳56.1%・19歳43.9%、高校3年生18.7%・専門学校生9.8%・大学生/短大生56.1%・社会人8.9%・その他6.5%

【調査結果】

18歳・19歳の52%が選挙に『行く』、『わからない』は35%
18歳選挙権への気持ちは、『政治がよくわからないので心配』が最も多く35%


 今回の調査の回答者は123人。「7月の参議院選挙の投票に行く」という18歳・19歳は全体の52.0%と約半数でした。「わからない」が35.0%、「行かない」が13.0%。学齢別に見ると、高校3年生、大学・短大生の参加意欲が高く、専門学校生、社会人は「行かない」「(行くかどうか)分からない」が多くなっています。

 選挙権を得ることについての気持ちでは「政治がよく分からないので心配」35.0%、次いで「投票に責任を感じる」が29.3%。学齢別では、高校3年生の「政治がよく分からないので心配」が他のセグメントに比較して10ポイント前後高くなっています。

 投票意向と主権者になることへの気持ちをクロスしてみると、「行かない」人では、「政治がよく分からないので心配」「興味がない」がそれぞれ43.8%。 「(行くかどうか)わからない」人では、「政治がよく分からないので心配」46.5%、「興味がない」は23.3%。投票率を高めるには「分からない」気持ちの払拭がカギになりそうです。

◇選挙に行くか、わからない人の理由◇(一例)
・部活の日程がまだわからないから(大学・短大生)
・多分皆行かないと思うので(その他)
・だれに投票するかを決められるかわからないから(社会人)
・受験が忙しく政治の勉強までやる余裕がないから(高校3年生)

選挙・投票について―『学校で授業があった』人は45.5%。
『友達と話題にする』はわずかに14.6%、『家族と話をする』は31.7%


「わからない」の払拭に重要な学校での授業について聞くと、「あった」+「これからある予定」と「ない」が、ほぼ半々。参院選の「比例代表」と「選挙区」の内容を『知っている』は24.4%、『なんとなく知っている』が43.9%と、選挙に関する理解はあまり進んでいません。学齢別では、専門学校生、社会人の理解が低い傾向が見られます。

 では18歳・19歳は身近な人と、政治や選挙について話をするのでしょうか?

「選挙や政治について友達と話すことはありますか?」という質問に対して『ある』と答えた人は、わずかに14.6%。「家族と話すことは?」には『ある』が31.7%と、友達の倍以上いましたが、それでも少数派です。

◇家族で話す内容は◇(一例)
・投票は棄権しないようにとの話(大学・短大生)
・候補者の誰がいいか(専門学校生)
・沖縄の問題とか(高校3年生)
・政策・政治内容などをテレビをみながらしゃべる(大学・短大生)

政党や政治家の主義・主張を判断する手段は、新聞・テレビがトップで65.9%、次いで広報紙・チラシが21.1%。ネット世代とはいえ、政党や政治家のホームページは13.8%、SNSは6.5%と低く、能動的に見にいかなければならないWEBの利用は少ない結果に。家で何気なく目に入るメディアから、政治や選挙の情報を得ていることがわかります。


【調査概要】
調査期間:2016.6.1~6.12
調査方法:18歳(7月の選挙時点で)~19歳の子どもを持つ「リビングパートナー」(読者組織)へ子どもに回答してもらうことを依頼。WEBアンケート 集計数:123人

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[PRTIMES]
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