Criteo S.A.は、10年後のモバイルeコマースを予想するOVUM Reportを発表しました。本レポートは、今後10年間の世界のモバイルを取り巻くテクノロジーの革新を背景に、小売におけるバリューチェーンや、実店舗とオンラインの不透明化などの変化に関する知見を提供するものになります。

■OVUM Report サマリー

● 2026年には”ネット専業”と”実店舗”での小売の垣根がなくなり不透明化。

● 消費者へのモバイルを通じた高い購買体験の提供は小売各社にとっては必須。

● M2Mやウェアラブルデバイス、拡張現実(AR)、3Dプリンティングなどのテクノロジーが10年後の小売業界に多大な影響を与えていると予想される。


■レポートハイライト

【”未来型"消費者への対応は必須】
 2026年までに、リアルなショッピング体験や、即時アクセス、年中無休の顧客対応に対する消費者のニーズは高まり、小売業界に大きな影響を与えると予想。パーソナルなショッピング体験を提供しない、従来のショッピングプロセスや概念から脱却し、”未来型消費者”への対応に投資をする必要があります。

【モバイル中心の小売体験へ移行】
 コンテキストとしてのロケーションから、モバイルでの支払い、モバイルファーストの広告まで、モバイルが小売業環境に及ぼす影響は大きく、小売業者はモバイルを中心としたエクスペリエンスを提供できるようにする必要があります。

● 日本国内のeコマース上におけるスマートフォン利用は53%を占有。

● 旅行業界におけるEコマースの取引の割合は、いまだデスクトップを経由した取引が64%を占有する一方で、小売業におけるEコマースの取引の割合はスマホが約半数を占有。(iPhoneが27.9%、Android-Smartphoneが19.4%)

● 購買チャネルの進化、ユビキタス性、明るい大型スクリーンを備えたデバイスの新モデル、高速ワイヤレスブロードバンドの普及などを背景に、eコマースは更なる拡大が見込まれる。

【"ネット専業"と"実店舗"の間で不透明化する境界】
 オンラインが「実態の世界」に入り込む一方で、実店舗による小売業界では、その重点が商品の「自宅持ち帰り」という取引から、直接消費者相手にブランド認知を確立する方向に移っていくと予想されます。

【消費者行動の把握においては"コンテキスト"が最も重要】
 アトリビューションなどの予測モデルの発展や、”パーソナル型ショッピング”の登場により、小売業者による顧客の全体像把握は平面的なものから立体的なものへと移行していくと予想されます。

【10年後の小売業界を形成するキーテクノロジーに注目】
 M2Mや、ウェアラブルデバイス、拡張現実(AR)、3D印刷など、今後10年の小売業界に影響を与えるキーテクノロジーにも、今後注目する必要があります。

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[PRTIMES]
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