高校生の進路選択に関する調査「進学センサス2016」(2016年に高校を卒業した男女) 

2016年06月28日
リクルートマーケティングパートナーズが運営する、リクルート進学総研は、高校生の進路選択の現状を明らかにするため、進路選択行動の時期やプロセスについての調査を実施いたしました。

【調査結果概要】

Part 1 留学意識
大学進学者の3人に1人が留学意向あり「就職」を意識し、男子の意向者は増加
一方、女子は「治安への不安」により減少

Part 2 進路選択プロセス
大学進学者の出願校数は約3校 オープンキャンパスの参加率は94.2%
3人に1人が授業料の安さを重視

【調査結果】

Part 1 留学意識

大学進学者の3人に1人が留学意向あり「就職」を意識し、男子の意向者は増加
一方、女子は「治安への不安」により減少

大学在学中の留学意向について

■大学進学者の3人に1人が留学意向あり(33.9%)。
前々回調査(2011年)から微増。
意向あり 33.9% 意向なし 35.9%
意向あり 2011年 32.8% → 2013年 33.4% →2016年 33.9%

■男子の留学意向者は、前々回調査(2011年)より2回連続で増加(2011年より+3.5ポイント)。
一方、女子は前回調査(2013年)より減少(-2.4ポイント)。
男子 意向あり 2011年 25.3% → 2013年 25.8% → 2016年 28.8%
女子 意向あり 2011年 38.9% → 2013年 39.7% → 2016年 37.3%

留学したい理由

■留学したい理由トップは“英語(外国語での会話)の上達”。
前々回調査(2011年)と比較し、男子で増加したのは、「就職の時に役に立つ、有利になる」(+4.3ポイント)。

留学したいと思わない理由

■留学への3大ハードルは ①費用 ②外国語 ③治安
前々回調査(2011年)と比較すると、特に女子で「治安」への不安が増加(+7.5ポイント)。

Part 2 進路選択プロセス

大学進学者の出願校数は約3校 オープンキャンパスの参加率は94.2%
3人に1人が授業料の安さを重視

大学への出願校数・各推薦入試の検討・受験状況

■大学進学者の平均出願校数は約3校(2.9校)。
・前々回調査(2011年)と比較すると、興味を持った校数は減少。(6.4校→5.8校)
出願校数は微減。(3.0校→2.9校)

■推薦入試は62.7%が検討し、52.0%が受験。
AO入試は19.4%が検討し、11.0%が受験。

オープンキャンパスの参加状況

■大学進学者の94.2%がオープンキャンパスに参加。平均参加校数は3.8校
・参加率は前々回調査(2011年)の92.1%から、2.1ポイントの増加。

■高校1年時の参加率が増加し、全体的に早期化傾向
・高校1年時の参加率 2011年34.7% →2013年38.0% → 2016年46.5%

志望校検討時の重視度

■3人に1人が、授業料の安さを重視
・ 志望校検討時、「授業料が安いこと」については32.9%、「奨学金制度が充実していること」については22.4%が重視。

■大都市圏よりも、大都市圏以外のほうが、費用に対する関心度が高い
「授業料が安いこと」を重視 大都市圏以外 37.9% > 大都市圏 28.8%
「奨学金制度の充実」を重視 大都市圏以外 25.3% > 大都市圏 19.9%


【調査概要】
調査目的:高校生の進路選択プロセス(行動・意識)の現状を把握する
調査期間:2016年3月18日(金)~4月11日(月)投函締切 (4月18日(月)到着分までを入力対象とした)
調査方法:質問紙による郵送法
調査対象:2016年に高校を卒業した全国の男女50,000人
※平成27年度学校基本調査の「全日制・本科3年生生徒数(県別)」を基に、リクルートが保有するリスト(注)より調査対象とする数を抽出
(注)リクルートが保有するリストとは、リクルートが発行する進学情報誌「リクナビ進学ブック」および、配信する進学情報WEBサービス「リクナビ進学」(http://shingakunet.com)会員リスト
有効回答数:4,424人(回答率8.8%)うち、本プレスリリースでは大学進学者3,051人が対象

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[リクルートマーケティングパートナーズ]
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