日本の政治に関する意識調査(10~20代女性対象) 

2016年06月21日
フリューが運営する女子高生・女子大生の動向調査・研究機関『GIRLS'TREND(ガールズトレンド) 研究所』は、2016年5月~6月に「政治・将来に関する意識調査」を実施しました(サンプル数:132)。調査対象はいずれも、フリューが運営する、プリントシール機で撮影した画像を取得・閲覧できるサービス「ピクトリンク」の会員の10~20代女性です。

【調査結果】

TREND(1) 40.5%が7月の参院選は投票に行く予定、いま気になる政策の第1位は教育・子育て

初めて選挙権が"20歳以上"から"18歳以上"まで引き下げられる7月の参議院選挙に関して、10~20代の女性を対象に投票への意思を調査しました。最も多かったのは「興味はあるが、行くか分からない」(31.3%)、続いて「興味がないので行かない」(28.2%)、「興味があるので行く」(24.4%)、「興味はないが、せっかくなので行く」(16.0%)という結果でした。全体傾向として、投票へ行く予定の割合は全体の40.5%となり、投票への興味を示した割合である55.7%を下回りました。
また投票へ行かない理由としては「政治に興味がない」、「支持できる政党や立候補者がいない」が最多(32.0%)となりました。
なお、彼女たちの関心の対象はどのような政策に向けられているのでしょうか。第1位は「教育・子育て」(51.4%)、第2位は僅差で「税金」(50.0%)、第3位は「年金」(39.2%)となり、身近な事案が上位を占めました。

TREND(2) 「日本が好き」は90.2%、「政治に関心はあるがよく分からない」割合は47.3%

日本が好きか調査したところ、「好き」と答えた割合が90.2%を占めました。好きと感じる理由としては「治安が良い」「安全だから」といった声が多く見られました。また、日本の政治に対する関心度の調査では、全体の60.5%が何かしらの関心を持っていることが分かりました。しかしながら、その内訳を見てみると「関心はあるけどよく分からない」とする意見は全体の47.3%にのぼります。前述の投票への関心度も含めて日本そのものや日本の政治には前向きな印象を抱いている割合が多い状況ながら、政治に対する理解度合いは充分でないことが伺えます。

TREND(3) 政治の情報入手先、第1位のテレビに次いで、SNSとニュースアプリがランクイン

政治情報の入手先を調査したところ、第1位はテレビとなり、全体の90.5%と大半の回答者が選択しました。次いで多かった意見はSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で43.2%、第3位はニュースアプリ(28.4%)となりました。第1位のテレビは世代を問わず、毎朝の外出準備の際など日常的に触れる機会があることが想定されます。一方で第2位のSNSについては、前回調査(2016年4月)にて女子高生・女子大生の間で定着傾向とされたTwitter、新たに台頭したInstagramなどが若年層において特に身近な情報入手先となっています。またニュースアプリはスマートフォンの普及に伴って利用される場面が増えているようです。このことから日常的に触れているメディアを通じて、政治への理解を促進することで、若年女性の関心度はさらに上がるのかもしれません。


【調査概要】
調査期間:2016年5月24日(火) ~6月5日(日)
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:プリントシール画像共有サイト「ピクトリンク」会員の10~20代女性
有効回答数:132サンプル

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