パパと子どものコミュニケーションの実態調査(幼児・児童を持つ父親対象) 

2016年06月14日
フォトクリエイトが運営している「スナップスナップ」は、保育園・幼稚園・認定こども園の年少クラス(3歳児クラス)から小学校2年生までの幼児・児童を持つ保護者5,000人を対象に、『親子・夫婦・保護者と先生のコミュニケーション実態調査』を行いました。

この度、6月19日(日)の「父の日」を前に、集計結果からお父さん2,500人の回答を抜粋し、パパと子どものコミュニケーションの実態をレポートにまとめました。

調査の結果では、子どもと話す時間が足りないと感じているお父さんが8割弱いること、半数以上のお父さんが、お子さんと話す時間が休日でさえ「1時間未満」であることなど、父子のコミュニケーションの時間が少ないという実態がうかがえます。また、お子さんの成長を知るために有効だと感じるツールは「学級通信・園のおたより」「連絡帳」などのドキュメントの他、「先生の会話」と同等に「学校・園で撮影した写真」が役立っていることが分かりました。

【調査トピックス】

1・多忙なお父さんは、子どもとあまり話せていない!?子どもと「話す時間が足りない」と感じているお父さん、8割弱

2・平日に子どもと話している時間、半数以上が「30分未満」
・一方で休日は!?休日も平日とあまり変わらず、6 割強のお父さんが子どもと話す時間時間は「1時間未満」

3・普段見られない園や学校での子供の様子は聞いている!?
 園や学校の様子について、お父さんが子どもと話しているのは、平日「30分未満」76.9%、休日は「30分未満」54.5%

4・忙しいお父さんたちの望み。園や学校に子どもの様子を「もっと共有して欲しい」75.0%

5・仕事で忙しいお父さんたちの救世主!子どもの成長を知るためのツールとは!?
 子どもの様子を知るために有効だと思うもの1位「学級通信、園のおたより」60.5%
 お父さんにとって“園や学校での写真”は、先生の会話と同等の価値があることが明らかに。

6お父さんたちが子どもの成長を知る手掛かり、“スクールフォト”で家族の会話も増える!?
・インターネット写真販売サービスで「家族のコミュニケーションが深まった」パパ、半数以上
・インターネット写真販売サービスの導入後、「夫婦の会話が増えた」74.3%、「父子の会話が増えた」68.6%、「母子の会話が増えた」60.4%

【調査結果】

多忙なお父さんは、子どもとあまり話せていない!?
子どもと「話す時間が足りない」と感じているお父さん、8割弱


お父さん2,500人に「お子さまと話をする時間が足りないと感じることはありますか」と質問したところ、「常に足りないと感じる」と回答したお父さんが23.5%、「時々足りないと感じる」と回答した人は52.8%と、子どもと話す時間に充足感を感じていないお父さんが76.3%もいることが分かります。

平日に子どもと話している時間、半数以上が「30分未満」
一方で休日は!?休日も平日とあまり変わらず、6割強のお父さんが子どもと話す時間時間は「1時間未満」


 お子さんと話す時間に不足を感じているお父さんが多数いることが分かったため、実際にどの程度の時間お子さんと話しているのかを調査しました。
 平日は、「5分未満」が10.4%、「5分~15分未満」19.3%、「15分~30分未満」23.3%と、半数以上が30分未満しかお子さんと話していないことが分かります。休日に関しては、「3時間以上」が12.5%増えている一方で、1時間未満しか時間を持てていないお父さんが6割強の63.3%もおり、平日と休日に大差がないという実態が浮き彫りになりました。

普段見られない園や学校での子供の様子は聞いている!?
園や学校の様子について、お父さんが子どもと話しているのは、平日「30分未満」76.9%、休日は「30分未満」54.5%


 では、普段見えない園や学校での様子についてはどの程度の時間話しているのでしょうか。
 平日は「5分未満」20.4%、「5分~15分未満」31.0%と半数以上が15分未満であることが分かります。休日をみてみると、「5分未満」9.2%、「5分~15分未満」20.8%、「15分~30分未満」24.5%と、半数以上が園や学校の様子について子どもに聞く時間は30分未満という実態が明らかになりました。

忙しいお父さんたちの望み。園や学校に子どもの様子を「もっと共有して欲しい」75.0%

 園や学校でのお子さんがどのように過ごしているのか、あまり話す時間を設けられていない忙しい日本のお父さん、園や学校に求めていることはあるのでしょうか。
 「お子さまの様子を共有する頻度に関して、園や学校にもっと頻度を増やして欲しいと思いますか」と質問したところ、「とても望む」8.1%、「やや望む」66.9%と、75.0%のお父さんたちはお子さんの様子をもっと共有して欲しいと園に望んでいることが分かります。
 子どもの様子を知りたい気持ちはあるけれど、時間をつくるのは難しいお父さんたちの苦悩が垣間見える結果となりました。

仕事で忙しいお父さんたちの救世主!子どもの成長を知るためのツールとは!?
子どもの様子を知るために有効だと思うもの1位「学級通信、園のおたより」60.5%
お父さんにとって“園や学校での写真”は、先生の会話と同等の価値があることが明らかに。


 多数のお父さんが園や学校に対して、子どもの様子をもっと共有して欲しいと望んでいることが明らかになりましたが、では、お父さんたちが園や学校の様子を知るために有効だと思っているものは何でしょうか。
 お父さんたちが参考にしているもので最も多かったのは「学級通信・園のおたより」60.5%、次いで「連絡帳」42.0%、「先生との会話」31.7%という結果になりました。
 ここで着目したいのは、3番目に多かった「先生との会話」31.7%と4番目の「園や学校で撮影した写真」30.3%がほぼ同等の価値であることです。お父さんたちは日頃園や学校の先生と接する機会が少ない人が多いのか、気軽にビジュアルで分かる“写真”が先生の会話と同等にお子さんの様子を理解する上で参考になっているようです。

お父さんたちが子どもの成長を知る手掛かり、“スクールフォト”で家族の会話も増える!?
インターネット写真販売サービスで「家族のコミュニケーションが深まった」パパ、半数以上


 お子さんの園や学校でインターネット写真販売サービスを使ったことがあるお父さんに、サービス使用による家族間コミュニケーションの変化について質問しました。調査の結果、変化が「すごくあった」4.7%、「あった」49.9%と、半数以上のお父さんが、インターネット写真販売を使ってコミュニケーションが深まるなどの変化を実感していることが分かります。

仕事で忙しいお父さんたちの救世主!子どもの成長を知るためのツールとは!?
子どもの様子を知るために有効だと思うもの1位「学級通信、園のおたより」60.5%
お父さんにとって“園や学校での写真”は、先生の会話と同等の価値があることが明らかに。


 インターネット写真販売サービスの利用を通じ、家族間でコミュニケーションの変化があったと回答したお父さんに、具体的にどのような変化があったのか調査しました。
 最も多かったのは「夫婦の会話が増えた」74.3%で、次いで「父と子どもの会話が増えた」68.6%、「母と子の会話が増えた」60.4%と続きました。
 子どもの様子を知るのに有効な“園や学校でのお子さんの写真を見る”ことを通じ、お子さんとの会話だけでなく、夫婦間の会話までもが増えているという実態が明らかになりました。


【調査概要】
調査対象:保育園・幼稚園・認定子ども園の 年少組(3歳クラス)~小学校2年生の子どもを持つ保護者
回答者数:5,000人(各学齢の保護者 女性500人、男性500人ずつ)
調査方法:インターネット調査(調査主体:株式会社フォトクリエイト 調査実施機関:株式会社インテージ)
調査期間:2016年2月10日~2016年2月17日
調査監修:玉川大学 教育学部 乳幼児発達学科 田澤 里喜 准教授
※今回の調査では、2016年2月にフォトクリエイト「スナップスナップ」が実施した「親子・夫婦・保護者と先生のコミュニケーション実態調査」より、お父さん2,500人の調査結果を抜粋したものになります。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[フォトクリエイト]
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