汗と制汗剤に関する意識調査 

2016年06月14日
プラネットは、日用品にまつわるトピックスをお届けする『Fromプラネット』の第39号として、汗と制汗剤に関する意識調査の結果をご紹介します。

出典  :インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチ『DIMSDRIVE』実施のアンケート「汗と制汗剤」。
調査期間:2016年4月27日~5月18日、DIMSDRIVEモニター4,731人が回答。

【調査結果】

■汗はかきたくない、目立たないようにしたい…女性の8割超が「汗」に否定的

 蒸し暑さが増す季節、拭いても拭いても流れ落ちる“汗”は、自分が不快なだけでなく、人の目も気になる厄介なものですね。今回は、汗と制汗剤についてアンケートを実施。自分や異性の汗について気になることや行っている汗対策、制汗剤を選ぶ際の重視点などについてまとめました。
 初めに、自分がかく「汗」について、どのように考えているかを聞きました。最も多かったのが「汗をかくのは仕方がない。ただ目立たないようにしたい」34.3%、次いで「できることなら、汗はかきたくない。」32.0%、「暑いときは汗をかくのが自然。特に気にしていない。」28.5%、「絶対に、汗はかきたくない。」4.7%の順でした。「汗」に対して否定的な回答「絶対に~かきたくない。」「できることなら~かきたくない。」「~目立たないようにしたい。」の3項目を合計すると71.0%となり、約7割の人が「汗」に対して否定的で、“汗はかきたくない”、“汗をかいても目立たないようにしたい”と考えていることがわかりました。
 否定的回答を男女別に見ると、男性61.4%に対し、女性は86.0%で、その差は25%近く。男性に比べて女性は、「汗」に対して敏感で、できれば回避したいと考えていることがうかがえます。
 さらに性年代別に見ると、若い年代ほど「汗」に対して否定的な回答が高くなる傾向にあり、男性では「30代」で最も高く、83.4%。女性では「50代」以下で8割を超え、「30代」では91.5%、「20代」では94.5%に上っています。また女性の「30代」では、「絶対に、汗はかきたくない。」の項目が全性年代のうち最も高く、12.2%。若い女性がいかに「汗」を嫌っているかがうかがえますね。
 反面、年代が高くなるにつれて高くなっているのが、「暑いときは汗をかくのが自然。特に気にしていない。」の項目。男性の「60代」で5割を、「70代以上」では7割を超えています。女性でも「70代以上」では50.0%と半数に。加齢とともに、代謝の影響で汗をかきにくくなるなど、汗を気にする場面が減っていくことも原因の一つにあるのかもしれません。いずれにしても、「汗」を自然現象ととらえ、気にしないという感覚には、年代によって意識の違いがあるようです。

■まず気になるのは「自分の汗」、でもやっぱり気になる「異性の汗」!

 次に、自分の汗と異性の汗、それぞれどの程度気になるかを調べました。自分の汗については、「気になる」35.5%、「少し気になる」24.0%、「とても気になる」22.9%の順。異性の汗については、「少し気になる」が34.1%、「気になる」31.3%、「とても気になる」14.5%という順でした。
 「とても気になる」から「少し気になる」までの3項目を合わせた“気になる”計は、自分の汗が82.5%、異性の汗が79.8%と、いずれも8割前後という高い結果に。ただし、自分の汗については「気になる」「とても気になる」が高く、異性の汗については「少し気になる」が最も多いことからも、異性の汗より、まずは自分の汗のほうが、気になっていることがわかります。
 また“気になる”計を男女別に見ると、自分の汗についても異性の汗についても、女性は男性より10%以上“気になる”計が高くなっていました。男女ともに、異性の汗よりも自分の汗を気にする割合のほうが高くなっているものの、その差を比べると女性のほうが値が小さく、女性は自分についても異性についても、「汗」に対してより敏感に意識していると言えそうです。

■「自分の汗」で気になるのは「ニオイ」「汗ジミ」…そして“女性の視線”?

 続いて自分の汗について、具体的にどんなことが気になるのかを聞いてみました。
 結果を男女別に見ると、男性では1位が「ニオイ」70.7%、2位が「衣服の汗ジミ」57.3%、3位が「ベタべタして不快」の46.4%でした。一方女性は、3位までの項目は男性と同じでしたが、1位と2位が僅差で逆転。「衣服の汗ジミ」が74.7%、「ニオイ」が73.7%、「ベタベタして不快」が56.8%でした。女性にとっては、汗の「ニオイ」よりも、視覚的にもインパクトがあり、衣服にもダメージのある「汗ジミ」が気になってしまうのかもしれません。
 「異性の視線」「同性の視線」の項目では、男性では、「異性」が15.4%で「同性」8.8%よりも高く、女性は「同性」19.5%が「異性」18.0%よりも上回っていました。つまり、男女ともに、“女性の視線”を気にしていることがわかります。表2の調査結果も合わせて考えると、女性は自分の汗が気になると同時に、他人の汗に対しても厳しい視線を向けていて、それだけに自分も“見られている”ことを、より意識してしまうのかも…?男性も女性も、汗による自分自身が「ベタベタして不快」という感覚よりも、「ニオイ」や「汗ジミ」、また異性や同性の視線など、他人に与える印象や見た目の要素を気にしていることがうかがえました。

■男性も女性も「異性の汗」で気になるのは“ワキ汗”がダントツ!

 今度は、異性の汗について、具体的にどの部位が気になるかを聞いてみました。
 男女ともに1位は「ワキ」で、男性が66.0%、女性が75.3%と圧倒的。2位が「額」で、女性43.4%、男性42.5%と4割を超えました。3位と4位では、男性と女性で結果が逆転し、男性が気になる部位の3位は「首」28.5%、4位は「背中」27.2%。女性では3位が「背中」36.4%、4位が「首」32.5%でした。いずれも目に入りやすい上半身の部位が上位に入りましたが、中でも「ワキ」はほかの部位を抑えて、男女ともにダントツの1位。「ワキ」は汗をかくと衣服に広がる汗ジミが目につく場所。同時に、ワキの汗はニオイにもつながりやすいと考えられます。異性の汗についても、自分の汗同様に、「ニオイ」と「汗ジミ」が気になっていると考えられそうですね。

■汗対策の王道「制汗剤」、女性の使用率は男性の2倍以上

 ここで、実際にどんな汗対策を行っているかを聞きました。
 結果を男女別に見ると、女性では、「制汗剤を使う」が57.4%で最も高く、以下「ハンカチで拭く」53.4%、「うちわ・扇子などであおぐ」47.0%と続きました。一方、男性は1位「タオルで拭く」38.6%、次いで「ハンカチで拭く」36.6%、「うちわ・扇子などであおぐ」31.0%という順。女性に比べて、“拭く”“あおぐ”といった対処で済ませている人が多そうです。女性で1位の「制汗剤を使う」は、男性では27.8%と4位で、使用率の差は2倍以上。また、上位ではありませんが、「汗取り用の肌着を着用する」「汗取りパッドを使う」などの項目も男女差が大きく、それぞれ3倍以上、5倍以上。女性は、「制汗剤」でしっかりと汗対策したうえで、インナーにも気を遣うなど、念入りに対策している様子がうかがえます。これに対して、「特にない」と答えた男性が26.3%と4人に1人以上も…。男性と女性の「汗」に対する感覚の違いが際立つ結果となりました。

■制汗剤選びでは、「制汗効果」とともに「消臭効果」を重視

 汗対策として、女性が最も利用しているとわかった制汗剤。この制汗剤を選ぶ際に、重視するポイントは何かを聞きました。
 1位の「制汗効果」75.9%とほぼ同数で、「消臭効果」75.8%が並びました。制汗剤を選ぶうえで「制汗効果」が重視されるのは当然と言えそうですが、「消臭効果」も同じくらい重視されていることがわかります。これまでの調査同様、制汗剤選びでも「ニオイ」を気にする傾向が見られました。
 また、多くの項目で、女性の回答率は男性を上回り、「香り」44.4%、「使用感」41.7%の項目は、男性では3割以下ですが、女性では4割を超えていました。女性にとって、「制汗効果」や「消臭効果」などの効果はもちろん、「香り」や「使用感」といった使い心地も大事な要素であることがわかります。それだけ日常的に制汗剤を使っていることの表れなのかもしれませんね。

■濃い服は夏場の大敵?…汗ジミはやっぱり恥ずかしい
 最後に、汗にまつわるエピソードやおすすめの汗対策を教えてもらいました。


≪汗・制汗剤にまつわるエピソード≫
【大量の汗で…】
●夏に店で熱いラーメンを食べていたら、友人に「机どうしたの」と言われ、見るとコップの水をこぼしたのかと思うほど、カウンターが汗で水浸しに…。

【汗ジミで恥ずかしい思い】
●グレーの服を着ていたら、ワキ汗が目立ち、電車で吊革がつかめなかった。
●バックパックを背負っていると、ひもに沿って汗をかいて、恥ずかしい。
●お気に入りの白いシルクのブラウスの襟元とワキ部分に汗ジミができてしまった。
●夏になると濃い色の服は着られない。汗の塩分で筋がつき、目立ってくる。

【汗対策】
●ニオイ対策に、自家製のミョウバン薄荷水を使っている。
●うなじを保冷剤で冷やすのが、汗を引かせるのに効果的。
●出かける前にシャワーを浴びたのですが、ほかの準備をしているうちに結局汗だくになり、着替えなくてはならなくなりました。

 多かったのは、大量の汗で人に驚かれたというエピソードや汗ジミに関する失敗談。調査結果からも「汗ジミ」は気になる要素であるとわかりましたが、実際に汗ジミで恥ずかしい思いをした人は多いようです。汗の塩分で服に白い跡がついたという声も…。夏場に“濃い色の服”は避けたほうがよさそうです。
 おすすめの汗対策として、出かける前にシャワーを浴びるという人も多かったのですが、「ほかの準備をしているうちに結局汗だくに」という回答に共感する人もいるのではないでしょうか。汗対策はいたちごっこで、なかなか万全にはいかないようです。身体のためには、汗はむやみに抑えればいいものではないかもしれませんが、ニオイに配慮したり汗ジミの目立たない服を着たりといった対策で、汗の季節を乗り切るコツを見つけたいものですね。

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