アドビは、定期的に企業のマーケティング動向をAdobe Marketing Cloudを活用して調査し、「Adobe Digital Index (ADI) 」として公開しています。この度、UEFA Euro 2016に関するデジタルトラフィックを分析、予測しました。本レポートでは、今後開催される大規模なスポーツイベント向けて、マーケティング担当者がどのようにデータを活用し、消費者の行動を理解することができるかを考察しています。

ADIでは、初戦のキックオフ以降、イベントに関連する広告サイトへのモバイル経由での訪問が30%上昇すると予測しています。この数字は、2014 FIFAワールドカップ(ブラジル大会)でのデータと、その後の2年間におけるモバイル利用の増加をもとに算出しています。大規模なスポーツイベントの開催前後には、消費者のモバイルデバイス経由のアクセスが急増します。この結果は、消費者とより深いつながりを求めるブランド企業にとって有益な情報です。

UEFA Euro 2016のような大規模なスポーツイベントは、全世界規模の関心事です。UEFA Euro 2016に関するソーシャル上での言及がそれを証明しており、すべての言及のうち、43%は米国からの投稿でした。同じような傾向は全仏オープンテニスでも見られ、言及されたソーシャル投稿のうちの51%が米国のユーザーによるものでした。

そして、消費者がこのようなイベントとどのように関わっているかということがより重要なポイントとなります。米国でのNFL(ナショナル フットボール リーグ)においては、2014年-2015年のシーズンとその前年を比較したところ、モバイルトラフィックが12%も上昇しており、その勢いはさらに加速しています。スポーツイベントとモバイルの結びつきはより強くなってきています。主催者は、イベントの新たな視聴方法や視聴のための新サービスを提供し、視聴者をより参加型の体験へと誘うことになるでしょう。UEFAは開催期間中にファンが選手やイベントに関与できるよう、PeriscopeやSnapchat、Facebook Liveの活用を検討しています。

ADIではさらにチームや選手に関する感情も調査しました。ソーシャル上の情報を重み付けしたデータによると、ドイツが最も多く優勝国として予測されており、それにイングランド、スペインが続いています。選手については、ドイツ代表、アーセナルFC所属のメスト エジル(Mesut Ozil)が最も人気があります。

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[アドビ システムズ]
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