2016年5月度Tポイント物価指数(Tポイントのデータを活用した新たな物価指数) 

2016年06月08日
CCCマーケティングと、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、東京大学大学院 経済学研究科の渡辺努研究室との共同プロジェクトとして取り組む、Tポイントのデータを活用した新たな物価指数「T-POINT Price Index(TPI=Tポイント物価指数)」(以下「TPI」)を発表しております。このたび、2016年5月度のTPIが出ましたのでお知らせいたします。

2016年5月度Tポイント物価指数のダイジェスト

●2016年5月度Tポイント物価指数(「TPI」)は、前年同月比で-0.12%、3ヶ月連続のマイナス
TPIは、Tポイント提携先の「スーパーマーケット」「ドラックストア」「コンビニエンスストア」「外食チェーン」でTカードが関与した購買金を使用しています。2016年5月度のTPIは-0.12%となり、3ヶ月連続のマイナスとなりました。業態別にみてみると、「スーパーマーケット」が前年同月比0.05%、「ドラッグストア」が0.01%となり、食品や日用品において頻度高く利用される2業態ともに前月比で比較すると下落傾向であることが分かりました。なお、「コンビニエンスストア」は0.45%と、全体よりも高めの傾向で推移しています。

●最も上昇したのは40~59歳・男性で0.20%、最も下降したのは20~39歳・女性で-0.45%
2016年5月度のTPIを性別・年代別でみてみると、上昇率では大きい順に、40~59歳・男性で0.20%、60~79歳・男性で0.19%、20~39歳・男性で-0.01%となり、男性の物価が平均より若干高めとなりました。一方女性は、全世代にわたってマイナス傾向で、60~79歳・女性が-0.09%、40~59歳・女性が-0.27%、最も低かったのは3ヶ月連続で20~39歳・女性で-0.45%となりました。また前月比でみてみると、最も上昇率が大きかったのは、20~39歳・女性で0.10ポイント、一方最も下落率が大きかったのは60~79歳・女性で-0.47ポイントとなりました。

※「スーパーマーケット」「ドラッグストア」「コンビニエンスストア」の3業態から選択してデータを見ることが可能です。なお、「外食チェーン」は業態別で選択しての閲覧はできません。
※日次指数は3日前までのデータとなります。


TPIとは?
「消費者物価指数」(CPI:Consumer Price Index)は、経済動向を指し示す経済の体温計と呼ばれるものです。一方、TPIは日本全国のTポイント提携先を通じて日々蓄積される購買価格データをもとに集計した指数です。具体的には、日本全国で5,854万人(2016年4月末現在のT会員数(年間利用・Tカード保有・名寄せ))が利用し、日本全体の消費額の約2%にあたる関与売上6兆円超のTカードの購買データから得られる購買金額を、集約・集計・分析することで導き出された物価指数です。

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[カルチュア・コンビニエンス・クラブ]
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